漢字教育サポーター紹介制度
サポーター活動例
古代文字オセロで漢字力アップ
サポーター情報
登録番号:121673
活動地域:岩手
対象:小学生
活動場所:公民館
いつ、どのような講座をなさったのですか?
2025年8月1日に岩手県内の公民館で小学生を対象に「こどもかんじ教室」を行いました。
この教室では、オリジナル教材である「古代文字オセロゲーム」を扱いました。オセロの駒の上に漢字の古代文字を表示し、その古代文字に対応する現代の漢字を一覧から選び、正解すれば駒を返せるゲームです。赤と青、2チームに分かれて対戦しました。
講座を行う上での指導の工夫やポイントがあればお聞かせください。
正解すると音読み、訓読み、豆知識などがスクリーン上に表示されるので、イラストや3Dプリンターで作製した古代文字の立体模型を使いながら、漢字のなりたちを説明しました。
また、ヒントを使用すると0,5点減点される仕組みにしたため、なるべくヒントを使わずに正解しようと、チームで一所懸命に話し合う子どもたちの姿が印象的でした。
オセロ盤は中央に簡単な漢字を配置し、外側に行くほど少し難しい漢字や、同じパーツを含む漢字を段階的に配置することで、漢字の有機的なつながりを感じたり、何の漢字かを推理できるように⼯夫しました。
漢字を教えるときは、イラストを多用し、できるだけ子どもたちの興味を惹きつけるように心掛けています。これは国語の学習指導要領に沿ったもので、ただ楽しく面白いだけの内容にならないよう、普段から学習指導要領を意識するようにしています。
主催団体や受講者からの反応はいかがでしたか?
ゲームは大変盛り上がりまして、子どもたちや、公民館長やスタッフの方からも大変楽しく勉強できた、冬にまた実施したいとの声をいただきました。とくに終盤になると、歓声を上げたりガッツポーズをする子どももいて、大変盛り上がりました。
アンケートでは「オセロゲームで漢字を楽しく学べましたか?」「漢字の形は⾯⽩いと思いましたか?」という質問に、全員の子どもが満足と回答してくれました。
とくに、⼩学1年⽣はまだ学校で漢字を習っていないと事前に先⽣から聞いていましたが、⼩学1年⽣の子どもたちが全員楽しかったと答えてくれたので嬉しかったです。
別の公民館では、昨年度から漢字講座を担当していますが、秋と冬に古代文字オセロゲームを扱いたいと考えているところです。
なお、本講座を行うにあたって、漢検協会様から「SAMURAI BLUE 漢字検定」をご提供いただき、参加者の皆さまに配布いたしました。サッカー好きの⼦どもが多く、⼤変喜ばれました。改めて日本漢字能力検定協会様に感謝いたします。
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