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団体受検 取組事例(小・中・高 等)

小学校

児童の「挑戦したい」という意欲に応えて実施しています。/小学校/大阪

校長 夏原 美津子先生

近畿 / 大阪

[公立] 堺市立東深井小学校

校長 夏原 美津子先生

本校が大切にしている「学びあう関係性づくり」と「語彙指導」

 堺市では、児童どうしで学びあう「話し合い活動」を推奨しています。
 本校は、この「話し合い活動」に、「1人の児童の学力も落とさない」「わからないままの児童を残さない」をテーマにして、取り組んでいます。
 この「話し合い活動」を進めるにあたり、まず重要なことは、わからないことはわからないと言える人間関係づくりです。「わからない」ことを周囲に伝えにくくなる高学年からではなく、小学1年生から「話し合い活動」に取り組むことによって、自然と関係がつくれるようにしています。
 「話し合い活動」において、もう一つ大切なのが「語彙力」です。昨年度から、本校では国語の研究授業が始まりました。特に語彙指導が大事ということから、学校全体で「ことばノート」という取り組みを始めました。「ことばノート」は手帳のような様式をしており、児童が1日1つ気になる言葉を書き込んでいきます。いろいろな言葉に触れ、調べられるように図書室には国語辞典、類語辞典のほか、低学年の児童にもわかりやすい絵本のような辞書などを置いています。
 また、「本をたくさん読むと自然に語彙が増える」という考えから、読書活動にも力を入れています。図書館司書を配置しているほか、毎週金曜日には保護者のボランティアによる本の読み聞かせなどもしています。
 「ことばノート」や図書館での活動など様々な取り組みを通して、児童に言葉や漢字に興味をもってもらいたいと考えています。漢検もその取り組みの一つです。

「漢検合格」という具体的な目標が児童の意欲につながる

 漢検は、前任校長が「子どもたちが自信を持てる経験をさせたい」という思いで導入しました。その後、保護者の協力を得ながら継続し、今年で6年目を迎えます。
 漢検の受検は本校の1年生から6年生までのすべての児童に呼びかけています。中には保護者と一緒に受検する児童もいます。親子で受検している姿はとても微笑ましいものです。また、本校の卒業生も一緒に受検することもあります。
 受検する姿を見ていて思うことは、漢検合格という具体的な目標があることによって、 漢字学習へのモチベーションがとても高まるということです。「5級に合格したい!」「これだけの漢字を覚える」などの具体的な目標が持てるか持てないかで学習への取り組み姿勢は大きく変わります。
 児童の多くが、小学校1年生レベルの10級から1つずつ級を上げて漢検に挑戦しています。身近な保護者や上級生がチャレンジしている姿を見ているので、自然と「自分も上の級に挑戦したい」という向上心が育まれているのだと思います。
 この6年の間に校長や教頭の交代などもありましたが、「来年も漢検に挑戦したい!」という児童の意欲にこたえるため毎年実施してきました。今後も、受けたいと思う級にどんどん挑戦していってほしいと思います。そのためにもボランティアの協力を得ながら、挑戦の場を設けていきたいと考えています。


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。

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