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小学校

子どもたちの主体性を育むため地域・保護者と連携して漢検を導入/小学校/茨城

校長 矢萩 賢一 先生教務主任 黒羽 敦 先生

関東 / 茨城

[公立] 水戸市立梅が丘小学校

校長 矢萩 賢一 先生

教務主任 黒羽 敦 先生

子どもの出番を多くするため漢検を導入

 本校は「子どもの出番を多くする」を平成29年度の組織目標に掲げ、子どもたちに体験学習をはじめとする様々な出番を提供することを大切にしています。「子どもの出番を多くする」ことにより、子どもたちの主体性が育まれます。漢検も子どもたちの一つの出番になると判断し、導入を決めました。

継続的な漢検実施の仕組み作りの鍵は地域と保護者との連携

 新しい取り組みを始めるには段取りが大切です。まずは漢検実施に対する保護者の意向を確認するため、アンケートを取りました。すると、全校児童の7割の保護者が「子どもに漢検を受けさせたい」という回答でした。学校で継続的に漢検を実施するためには教員の負担を最小限におさえることが重要です。シンプルかつ安心・安全に運営できる仕組みづくりを模索しました。
 その結果、地域と保護者に協力を仰ぎ、学校を含めた三者で役割分担をすることにしました。漢検の実施に関する統括や告知は学校が担い、申し込みの取りまとめは取次業者(※)に、当日の試験監督は近くの大学に協力を仰ぎました。また、保護者には、漢検に向けた学習や検定日当日の子どもの送迎を必要に応じて行っていただくようにお伝えしました。
 取次業者とは綿密に打ち合わせを行い、申込書類をスムーズに回収することができました。また、回収日をあえて1日に限定したことで、「忘れずに申込書類を持たせる」という各家庭の意識も高まったようです。
 また、大学からは学生ボランティアを派遣してもらいました。小学生の体験活動に携わることができる良い機会になるということもあり、教員を目指す学生が協力してくれました。
 全校児童の27%にあたる229名が参加した初めての漢検は、地域と保護者の皆様の協力のおかげで、大成功をおさめることができました。

今後の展望

 本校で漢検を実施したことにより、子どもたちには「漢検に合格する」という目標ができ、向上心と主体性を持てるようになりました。また、教員にとっては、保護者の漢検に対する興味関心と教育熱の高さを知る機会となり、日頃の漢字指導力の向上にも繋がりました。
 今後、子どもたちが漢字にふれられる機会を増やすため、漢検のテキストをそろえ、図書室に漢検コーナーを設置したいと考えています。休み時間に友達と学習し合う姿が校内に広がっていくことを願っています。

※取次業者…漢検協会と代理店契約を締結した企業(教科書取次会社・教材販売会社・テスト制作会社等)を指します。漢検の申し込み・検定料の振込業務等を代行します。業務内容の詳細については学校と取次業者との打ち合わせにより決定します(取次業者が活動できない地域もございます。詳しくは漢検協会にお問い合わせください)。


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。

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