公益財団法人 日本漢字能力検定協会

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団体受検 取組事例(小・中・高 等)

小学校

漢検の導入によって子どもたちの学習意欲が高まり、"頑張れば合格できる"という大きな自信と喜びにつながっています。

コーディネーター 高橋 紀子 様 / コーディネーター 鶴谷 民子 様コーディネーター 谷口 環 様 / コーディネーター 五十嵐 真理子 様

関東 / 東京

[公立] 大田区立多摩川小学校

コーディネーター 高橋 紀子 様 / コーディネーター 鶴谷 民子 様

コーディネーター 谷口 環 様 / コーディネーター 五十嵐 真理子 様

スクールサポートたまがわの活動

 私たちが所属している「スクールサポートたまがわ」は、学校・家庭・地域が一体となって子どもたちを支える、いわば地域ぐるみの応援団のような存在です。PTAの活動と一番異なるのは、地域の方々も一緒に協力し合って学校を支えているという点です。具体的な活動内容は、図書整備や英語授業の補助といった学校の教育活動へのサポートが中心です。加えて、校内外の植栽の手伝いなど、地域貢献につながる活動も行っています。このような「スクールサポートたまがわ」の活動に、日々入れ代わり立ち代わり、地域や保護者の方々が参加して下さっています。そのため、学校にはつねに3~4人のボランティアの方がいる状態で、子どもたちにとっても先生以外の大人が身近にいる環境は喜ばしく、そして頼もしく感じているように思います。授業の補助など、学校の教育活動を支える役割も担うため、責任も重大ですが、そのぶん意義も大きい活動だと自負しています。

漢検導入の経緯

 漢字検定の団体受検(以下、漢検)の導入を決めた理由は三つあります。一つ目は、子どもたちに漢検を受けやすい環境を提供するためです。私たちメンバーにも、自分の子どもに漢検を受検させた際、公開会場が遠くて大変な思いをしたメンバーがいます。そうした不便を何とか解消する手段はないものかと漢検協会に問い合わせたところ、10人以上志願者がいれば学校での受験が可能であることを聞きました。「スクールサポートたまがわ」のメンバーと話し合ったところ、10人くらいの志願者ならば集められるのではという話になりました。学校側とも協議した結果、「スクールサポートたまがわ」が主体となって漢検を実施するころにしました。
 二つ目の理由は、入試の際に役立つ資格を取得させるためです。大田区では区独自の漢検「大田区漢検」が、年2回全小学校で実施されています。日々の学習の成果を試す機会として、子どもたちの励みになっているようですが、合格しても区内だけの評価となります。漢検なら、全国的な指標で評価されますし、将来に役立つ資格となります。公立の中学校に進学する場合、実際に資格が必要となるのは高校入試からですが、小学生のうちから出題形式などに慣れておいた方が後々資格として活用できる上の級を取得しやすいのではと考えました。漢検を実施し始めた頃は、私たちのそうした意図が子どもたちや保護者の方々に完全には伝わっておらず、低学年で漢検を受けても意味がないのでは?という意見も耳にしました。しかし、その時に漢検を受けた子どもたちが、今高校に入学するくらいの年齢となり、ようやく漢検を小学校低学年のうちから受検することの意義や、取得した資格が入試に役立つことに気づいてもらえるようになりました。ここ数年は、そういうご家庭の兄弟はもちろんのこと、多くの子どもたちが前向きな気持ちで漢検を受けてくれるようになっています。
 そして漢検導入を決めた三つ目の理由は、控除金を有効に活用して、子どもたちにより深く漢字学習をしてもらいたいと考えたからです。すでにある程度控除金が貯まり、漢和辞典を購入して低学年クラスに寄贈しています。今後、できれば各クラスに1冊ずつ置きたいと考えています。

漢検の実施にあたって

 検定当日の運営にあたっては、1教室当たり3人のスタッフを配置しています。1人が受検に関する注意事項やルールなどの説明を行い、あと2人は見回りを行います。受検開始時間に遅刻した受検者も30分以内なら入室できる規定(検定時間60分の場合)となっていますので、教室内の監督のみならず、廊下にも目を配るよう心がけています。今回は受検者が多かったため2教室で行い、計6人で対応しました。
 漢検の対策にあたっては、こちらから特別な学習面のサポートは行わず、子どもたちの自主的な学習に任せています。ですが最近では過去問を活用して一生懸命に勉強する子どもも目立ち、なかには自身の学年配当級より上の級を受検する、意欲的な子どもも現れ始めています。子どもたちの学習意欲が高まり、前向きに漢検にチャレンジしようとする様子を目の当たりにするたび、漢検を導入して良かったと心から嬉しく思います。

漢検導入の効果

 子どもたちにとって最も現実的な効果は、「大田区漢検」の対策として役立っている点ではないでしょうか。漢検は年に2回実施していますが、「大田区漢検」の直前となる1月の志願者のほうが多い傾向にあるのも、子どもたちのそうした受け止め方の表れだと思います。
 私自身が漢検の効果として感じているのは、学校のテストとは違う緊張感の中での受検という、貴重な機会が得られることです。小学校低学年のうちから本格的なテストを受ける経験を積んでおくことは、将来の高校入試の際にきっと役立つはずです。漢検を受検するには期日までに書類を提出する必要があります。そのようなルールを厳守する意識が身についたことも、漢検を導入した効果ではないかと思います。
 そしてもうひとつの効果は、子どもたちの自信や喜びにつながる、またとない機会となっていることです。小学生が賞状をもらえる機会はなかなかありません。合格すれば立派な賞状がもらえ、自信がもてるようになる。漢検は学力向上のみならず、子どもたちの自尊感情の醸成にも役立っているように思います。

今後の展望

 今後も継続的に漢検を実施し、「スクールサポートたまがわ」が主体となって行う活動のひとつとして、地域に広く浸透させていきたいと考えています。特に保護者の方の受検を積極的に呼びかけていきたいと思っています。保護者の方にもっと関心を持っていただき、自らも受検しようと思っていただければ、子どもの家庭学習の促進にもつながります。そして親子で一緒に勉強し受検する機会が増えていけば、豊かな家族コミュニケーションにも役立つはずです。そんなふうに地域と家族と学校とをつなぐ最適なツールとして、これからも漢検を活用していければと考えています。


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。

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