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団体受検 取組事例(小・中・高 等)

小学校

地域協働学校主導の学習サポート活動として漢検を導入しています。

地域協働学校運営協議会 佐藤 文子 様

関東 / 東京

[公立] 新宿区立淀橋第四小学校

地域協働学校運営協議会 佐藤 文子 様

地域協働学校の4つのサポート

 本校は、地域の住民・保護者・教職員などで構成する「地域協働学校運営協議会」を設置した小学校として、2014年に区の「地域協働学校」の指定を受けました。子どもたちの支援・育成を図るため、地域と学校とのパイプ役となって、子どもたちが勉強に打ち込みやすい環境づくりに寄与し、かつ多忙な先生方の負担を軽減するのが私たちの役割だと考えています。地域協働学校運営協議会のメンバーは私を含めて10名で、主に「学びのサポート」「みどりのサポート」「安全サポート」「読書サポート」という4つのテーマに則った活動を行っています。
 「学びのサポート」を例に挙げると、家庭科で調理実習や裁縫など、体験活動を行う際には、安全面に十分配慮することが必要です。そこで、地域の方々にお願いして、指導の補佐役を担っていただくなど、先生方と子どもたちの双方のサポートにつながる活動を行っています。

漢検への取り組みについて

 漢字検定の団体受検(以下、漢検)は「学びのサポート」の一環として、地域協働学校の準備校に指定された2013年から実施しています。当時の校長先生が国語力向上を目指した取り組みとして漢検実施を希望されたのが導入のきっかけでした。ただ、問題はどこが主体となって実施するかでした。学校の授業時間を漢検に割くことは現実的に難しく、かといってPTAの方々も時間的な余裕がありません。そこで私たち協議会が主体となって実施することになりました。そうすることで、保護者を含めた地域の方々へのお声がけもしやすいのではないか、という思いもありました。
 実際に導入したところ、思った以上に好評だったため、翌2014年度からは算数検定、2016年度からは英検Jr.も導入し、現在は1学期に英検Jr、2学期に算数検定、そして3学期に漢検というスケジュールで行っています。

実施に向けた準備や運営体制

 実施にあたっては、先生方にできるだけ負担をかけないよう、募集活動から準備、実施、結果返却に至るまで協議会のメンバーが中心となって動いています。限られた人数で担当することもあり、学校側とも話し合いながら、よりスムーズに運営できるよう考慮しています。
 たとえば、児童からの申し込みの受け付けは、週に2回、授業前に行われる「朝遊び」の時間内に行います。もともと朝遊びの「見守り」も協議会のメンバーが行っているので、その時間を利用して受付業務を行うのが最も合理的だと考えたからです。また地域の方々への案内は、学校の外の掲示板に募集チラシを貼り、土曜日の学校公開時を利用して受け付けを行うなど、できるだけ時間や手間が省けるよう工夫しています。
 さらに検定を土曜日の午後に実施しているのは理由があります。ひとつは地域の方々が参加しやすいということ。もうひとつは学校の施設を活用しやすいからです。
 このほか、保護者の方の協力は試験監督など一部の役割にとどめ、問題用紙の保管や合否結果など個人情報の管理は私たち協議会のメンバーだけで慎重に行うなど、運営の役割分担にも配慮しています。

漢検の反響

 初めて実施した時は、公的なテストの雰囲気に慣れていなかったためか、子どもたちがなかなか静かにならず、検定開始時刻が予定よりも遅れてしまったこともありました。けれども、回を重ねるごとに、いい意味での緊張感が教室内に生まれ、子どもたちの表情にも少しずつ真剣さが増していきました。やはり学校以外のテストを受け、しかも自分の実力が点数や合否となって表れる経験は、子どもたちにとって貴重な財産になっていると感じています。加えて、算数検定や英検Jr.は子どもが対象なのに対し、漢検の場合は級設定が幅広いので大人も参加しやすいようです。大人と子どもが同じ部屋で受検する場合もあり、これも子どもたちには新鮮だと思います。また、保護者の方からも「安心で助かる」という声を多くいただいています。公開会場では送迎が必要な場合がありますが、通い慣れた小学校でならその必要はありません。保護者の方にとっても大きなメリットだと感じていただけるようです。
 あえて改善点を挙げるとするならば、検定結果の活用でしょうか。各家庭で結果を見直して学習に役立てていただけるかもしれません。より有効に活用することができれば一層、漢検の効果は高まるはずだと考えています。

今後の展望

 毎回の受検者はおよそ60名です。申込日や検定当日には先生方も様子を見に来てくださるなど、学校側とも連携を取りながら実施できています。しかし本来は、私たち協議会が子どもたちの支援につながる企画を立案し、その企画に沿う形で地域の方々に活動していただく、というのが理想形だと思っています。今後地域の方々をいかに多く私たちの活動に巻き込んで協力を願うか、それが現時点での最大のテーマです。
まだ、地域の方の受検はごくわずかですが、今後は漢検を機に学校に足を運んでくださった地域の方に呼びかけることで、一緒に活動できる仲間を増やせるのではないかと期待しています。学校の先生方は異動がありますが、地域の方と土地に根付いて長いスパンで子どもたちの成長を支えることができます。幅広い年齢の方が受検できる漢検が、地域の活動を活性化する良いきっかけになればと考えています。


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。

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