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小学校

語彙力をつけるために学校をあげて漢検を実施/小学校/静岡

学校長 伊藤 純士 先生 | ご担当 西島 弥生 先生

中部 / 静岡

[公立] 伊豆市立大東小学校

学校長 伊藤 純士 先生 | ご担当 西島 弥生 先生

「伝え合う力」の基礎となるのは"語彙力"

 本校では、新学習指導要領で重視されている「伝え合う力」を育てる授業を全学年対象に行っています。子どもたちの様子を見ていると、知っている語彙が少ないため、コミュニケーションを図る力が伸び悩んでいることがわかりました。そのため、漢字能力(語彙力)を確実に身につけさせ、コミュニケーションを図る上での自信とするために漢検を導入しました。また、小規模校のため、目標に向かって仲間とチャレンジする気持ちを育てることもねらいとしています。

毎年秋に全員受検、保護者も協力的

 本校では春(5.6月)、秋(10.11月)、冬(1.2月)の年3回実施しています。春と冬は希望者、秋は全員受検です。年度初めに年間日程を伝え、自分の目標級を決めさせています。学習は毎週行っているチャレンジタイム(朝学習)が中心です。子どもたちは学年には関係なく自分が受けたい級を受けるので、級ごとにグループに分かれて取り組んでいます。また、級ごとに担当教員を決め、教員作成のテストを毎週実施し、合格点に達しなかった場合は翌日の昼休みに再テストを受けさせてわからないところはすぐになくさせる等、きめこまやかな指導を心がけています。全員受検となると各家庭への負担が心配でしたが、子どもたちのがんばる姿をご覧になり、保護者も漢検の取り組みに大変協力的です。PTAのリサイクル活動の収益金から児童全員分の漢検書籍代や検定料を支出していただいています。

子どもたちの読書量に変化が

 漢検の取り組みを進めていくに従い、はっきりした目標とやればやっただけ成果がでるということが子どもたちを前向きにし、複数の変化が出てきています。まずは読書量の変化です。図書館の貸し出し冊数が取り組み以前よりも2.3割増えました。以前は「漢字がわからないから本の内容がわからない」という児童が見受けられましたが、知っている語彙が増えたことで読書にも積極的になってきているようです。また、語彙力がついたことで自信を持って自分の意見を発表できる児童が増えたように感じます。

 これからも子どもたちのがんばりを支援していきたいと考えています。

校舎外観


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。

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