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小学校

日常の漢字指導を多面的に行い、着実に漢字力を伸ばしています/小学校/愛知

林 宗弘 先生

中部 / 愛知

[公立] 豊田市立寿恵野小学校

林 宗弘 先生

写真1:ビオトープにある水田での米作り活動の様子
写真1:ビオトープにある水田での
米作り活動の様子
 本校で漢検の実施を始めたのは3年前です。私自身が前任の学校で漢検実施を経験していましたので、検定の内容や運営に関しての不安はありませんでした。昨年度は5年生を中心に多くの児童が受検しましたが、5年生修了程度の6級に挑戦した児童のほぼ全員が合格しました。また、保護者の積極的な参加もあり、家族で挑戦した家庭も8組ありました。

 今年度は4年生を中心に受検を推奨しています。まず、年度当初の4年生の保護者会で、読み書き計算の力を伸ばしていくために、「音読」「漢字」「計算」に注力していくという今年度の指導方針を説明します。その上で、「強制ではないが、3学期(年度末)に漢検受検の機会を作るので、家族で一緒に受けてみては」という案内を行います。この時、漢字を多面的に学びその力を試すことの意味を、「漢字の奥深さを知る」「日本語の理解も進む」という観点からきちんと説明します。このように年度当初に、漢字学習や漢検受検の意味の理解を深めるようにしています。

写真2:学習に取り組む子どもたちの様子
写真2:学習に取り組む子どもたちの様子
 力を伸ばすためには、日常のたゆまぬ漢字指導が重要なことは言うまでもありません。漢字学習副教材を活用した小テストを毎週行っていますが、単に読み書きのテストをするだけではなく、以下のような工夫をしています。新出漢字7字程度の無理のない量で、「書き取り」「訓読み」「送り仮名」「総画数」「部首名」などを20問程度出題しています。書き取りの単純反復練習と違い、多面的でメリハリのある内容なので、児童は楽しんで取り組んでいると感じています。答えを書き終えたら解答例を配り、自分ができた所とできなかった所をすぐに確認できるようにしており、さらに問題と答えと解答例を各自の漢字ノートに貼らせていますので、自分の課題をつかみ効果的な繰り返し学習が行いやすいと思います。新出漢字がひとわたり終わった段階でまとめテストも数回行い、確実な定着を図っています。

写真3:寿恵野の森ビオトープ(2011年度「環境大臣賞」受賞)
写真3:寿恵野の森ビオトープ
(2011年度「環境大臣賞」受賞)
 漢検に合格した児童の氏名は、全校集会後の学年集会で呼び上げ、拍手でたたえあっています。漢検に取り組むことによって、漢字が多面的に学べますし、このような褒められる機会ももてることになります。児童にとってよい取組の一つですので、受検の機会を増やしていければと思っています。また、受検した児童が確実に合格できるように、漢検の出題に類した形の簡易模擬試験(「読み」「部首」「画数」「送り仮名」「対義語・類義語」「熟語の構成」「同音・同訓異字」などの項目別配点をしたもの)も、学習の総仕上げとして実施してみたいと考えています。


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。

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