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中学校

漢検が生徒の基礎学力と学習意欲の向上に役立っています/中学校/岩手

国語科教員 中村 先生

東北 / 岩手

[公立] 紫波町立紫波第三中学校

国語科教員 中村 先生

漢検実施の効果

 本校では漢検を基礎学力の向上と学習意欲の向上という二つの目的のために実施しています。
 本校には全校生徒を対象とした学校独自の「一斉テスト」というものがあります。年に5回、5教科のテストを行うもので、国語科目では小学校6年生レベル(漢検5級)の読み書き100問を出題しています。クラス対抗で合格率や平均点を競わせるなど行事的な要素も加えていますので、生徒達は非常に意欲的に取り組んでいます。この一斉テストで漢字学習に対するやる気を高めた後に漢検を受検させています。原則として全生徒に漢検受検を呼びかけています。こうした取り組みの甲斐もあり、学校全体の基礎学力は上がってきています。
 漢検の良さは定められた合格基準があり、そこに到達した誰もが合格できるという点です。努力した生徒には平等に「合格」という形で結果があらわれますので、生徒も達成感を得やすく且つ自信もつきます。合格が更なる意欲をかきたて、2回、3回と続けて漢検に挑戦する生徒も多いです。そのような生徒を見て、漢検が学習意欲の向上に役立っていると実感します。
 合格者の中でも特に優秀な成績を収めた生徒には、漢検の表彰支援制度を活用して、全校朝会で表彰しています。先日は、5級を満点で合格した生徒に表彰支援制度の努力賞を授与しました。満点での合格はそう簡単なことではありませんので、全校生徒の賞賛の的となっていました。このように頑張っている姿を目の当たりにすることが、他の生徒へも良い刺激となっているようです。
 また、漢検に合格した生徒から、我々教師が学んだこともあります。2級など上位級に合格している生徒の勉強方法を見てみると、ただ単に漢字を丸暗記するのではなく、辞典を引きながらその漢字の活用方法まできちんと勉強しているということが分かりました。今では、全生徒に対してわからない漢字や語句の学習時には辞典を引きながら、活用方法含めて学ぶよう指導しています。

実施回数を年3回へ拡大

 従来年2回の実施でしたが、より多くの生徒達に受検機会を与えてあげたいということで、年3回の実施に変更しました。現在は、第1回検定、第2回検定、第3回検定それぞれ各1回ずつ検定を実施しています。
 中学校を卒業した後、生徒達は漢検だけでなく様々な資格に挑戦する機会も増えていくことでしょう。そうしたときにも、中学生時代に漢検受検を通じて得た力や経験がきっと役に立つと思っています。

●平成23年度成績優秀者表彰 奨励賞受賞団体●


学校紹介

校長:藤原 美智雄 生徒数:140名

校舎外観 本校は、昭和37年に創立された伝統ある学校です。社会のなかで生きぬく基礎となる力を培い、知・徳・体の調和をとれた生徒を育成するということを学校教育目標とし、日々教育活動を行っています。


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。

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