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中学校

語彙力・漢字力をしっかりと身につけさせるために導入/中学校/静岡

稲穂 将人 先生

中部 / 静岡

[公立] 浜松市立浜名中学校

稲穂 将人 先生

語彙力・漢字力がコミュニケーション能力の基盤

 自分の思いや考えを正確に表現し他者と円滑なコミュニケーションを図るには、基盤として、語彙力・漢字力が備わっていなければなりません。習っている漢字なのにひらがなで書いたり、書き順をまちがえて覚えてしまっている生徒たちが多く見受けられる状況に教員間で課題を感じ、語彙力・漢字力をしっかりと身につけさせるため、漢検を導入することにしました。

漢字を一字一字深く学ぶ姿勢が身についた

 生徒の学習計画が立てやすいように、年度初めに実施予定のお知らせを配布し、申込時期になると受検案内を国語の授業で全員に配布しています。生徒たちは受検案内に載っている問題例を参考に、受検級を決めているようです。また、昇降口と職員室入り口に協会から送られてきたポスターを掲示し、生徒たちがいつでも検定を意識できる環境を作っています。
 検定問題の出題分野は多岐に渡るため、初めて受ける生徒に対しては、どんな分野が出るのか事前に細かく説明しています。また、時折普段の授業でも漢字の成り立ちや熟語の組み立てについて話をし、生徒たちの意識を高めています。そのかいあってか、機械的に漢字を丸暗記するのではなく、表意文字である漢字の特徴を理解しながら一字一字深く学ぶ姿勢が身についてきているように感じています。

教員自身が指導を振り返る機会にも

 生徒にとっては、自分の持つ漢字能力が公に認定されることが一番のモチベーションになっているようです。また、公開会場まで受けに行くのは負担になるので、通い慣れた学校で気軽に受検できる環境が好評なようです。
 教員にとっても、検定の実施は自身の指導を振り返るよい機会になっています。検定実施後に送付される「正答率分析表」で生徒たちの苦手分野が明らかになっているので、普段の授業の改善に生かすことができています。今までの結果を踏まえ、今後は四字熟語や対義語・類義語の指導に力を入れていきたいと考えています。


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。

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