公益財団法人 日本漢字能力検定協会

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団体受検 取組事例(小・中・高 等)

高校

漢字検定、文章検定を活用して効率的な学習指導に取り組んでいます。

織田 紗智子 先生

九州・沖縄 / 熊本

[私立] 熊本中央高等学校

織田 紗智子 先生

本校について

 明治36(1903)年に女性も学問と技術を身につけ、社会進出を図り、女性の地位向上と自活をめざす私立坪井女子工芸学校として開校しました。創立100周年を契機に男女共学とし、再出発を果たし、現在は普通科、総合ビジネス科、看護学科(5年一貫教育)を有する私立学校として日々教育活動に邁進しています。

検定活用の目的

 本校は学科が多岐にわたるため、入学してくる生徒の学力、また普通科目への学習意欲も学科によって大きく異なります。そのため生徒の学力に応じた適切な指導カリキュラムの構築は本校の学習指導における大きなテーマです。検定は学力の異なる生徒の基礎学力を向上させるための学習教材として活用しています。
 本校では検定のメリットは2点あると考えています。
(1)級によって難易度が分かれているため、生徒が実力に応じて目標を設定し、学習ができる。
(2)「検定合格」という目標ができることで、生徒の自学自習の促進に繋がる。
指導内容の増加に伴う、教員の業務負荷が問題となっている昨今において、生徒一人一人につきっきりで個別指導を行うのには限界があります。検定という仕組みを活用することで、生徒個々人のモチベーションを高め、可能な限り自学自習によって基礎学力を定着させたいと考えています。

漢字検定について

<漢検実施の目的>
 漢字学習はしっかり学習さえすれば確実に成果のでる学習領域です。そのため漢字検定は努力が結果に反映されやすい検定だと考えています。また普段から慣れ親しんでいる漢字の知識が問われる検定のため、生徒の心理的ハードルもそれほど高くないので、教員からも勧めやすく、検定取得の習慣を身につけさせるにはうってつけの内容だと感じています。特に部活に所属しておらず、表彰等の賞賛の場になかなか恵まれていない生徒は漢字検定の合格証を手にすると自信に繋がるようです。更に上の級や他の検定に積極的に挑戦している姿が見受けられ、漢検合格という経験が生徒の自発的な学びに繋がっていると感じています。

<取り組みについて>
 漢検に取り組ませるクラスに関しては、年度ごとに国語科と学年団で習熟度をもとに検討し、調整しています。今年度は1年生全員と2年生の一部クラスで漢検に全員で取り組みました。全員で取り組むことで「みんなで漢検に合格しよう」という雰囲気を醸成することができ、教員側も授業内のすきま時間を使って、漢検の対策を行うことが可能です。対策の一環として過去問を何度も解かせ、自己採点の結果を記録させています。解いていくうちに確実に点数が上がっていくので、そこで生徒の頑張りを褒めるようにしています。指導の段階から「努力→結果」という成功体験を積ませることで、学習意欲が高まるように工夫しています。

文章検の取組

<文章検実施の目的>
 看護科での看護実習記録の作成に必要な文章力の育成を目的に文章検に興味を持ちました。病院等の医療機関で実習を行うのですが、実習記録を作成する際に、誤字・脱字や文法上の間違いで何度も書き直しになってしまうことが多く、生徒の大きな負担になっていました。また教員にとっても実習記録の添削が負担になっており、実習が本格化する3年生までに基礎的な文章力の育成をしていく必要があると感じていました。
 また看護計画の作成では収集した情報を分析し、根拠に基づいた看護方針を設計する論理的な思考力が求められます。分析の段階で患者から得られた情報と自らの意見を混同してしまう生徒が多く、論理に飛躍のある看護方針が散見されていました。事実と意見を区別し、情報を論理的に構成する力を身につけさせる必要があると考えていました。
 文章検の「他者からの情報を正確に理解し、自らの考えを根拠に基づいて、相手に正確に伝えることの出来る文章力の育成」というコンセプトが看護科で求められる論理的な文章力育成に繋がると考え、導入を決定しました。また看護科での導入後、大学入試改革後の新テストで求められる思考力や表現力の育成においても有用なコンテンツだと感じたため普通科の特別進学コースにおいても導入しました。

<取り組みについて>
 今年度に関しては、看護科の2年生全員と特進コースの1、2年生全員で試験的に文章検の指導を行い、2月に受検しました。指導に関しては一人1冊文章力ステップを購入させ、国語表現の授業のすきま時間と長期休暇の補習時間を利用しました。
■基礎分野(語彙・文法):  自学自習、授業のすきま時間での補足
■読解分野(文章・資料読解):自学自習、授業のすきま時間での補足
■作成分野(手紙文・意見文):冬期休暇、授業時間を3コマほど活用し、過去問を中心に対策
文章検は文章を作成するための手順や方法を学習してから、実際に文章を書かせるという学習スタイルなので文章指導でもっとも大変な添削の負担を最小限に抑えることができました。また小論文の個別指導でありがちな、別の生徒に同じような指導を何度もしなければならないという悩みも解消され、非常に効率的な指導ができたと感じています。
 生徒からの反応も非常に良かったので、次年度に関しては2、3年生全員に文章検の過去問を持たせ、指導を行う予定です。今後、社会の変化に伴い、教育内容も大きく、変わっていくことが予想されます。社会の動向に目を向け、より効果的な指導方法を模索していきたいと考えています。


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。


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