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企業・教育機関
留学生に日本人と対等にビジネスができる日本語能力を
明治大学教育支援部
就職・キャリア形成支援事務長
杉林 宏茂 様
就職・キャリア形成支援事務長
現在、日本の若年労働人口が減っており、外国人材の受け入れは必然の状況です。政府も留学生30万人計画を打ち出し、各大学で留学生の受け入れを進めています。
本学にも、1学年に約170名の留学生が在籍していますが、そのほとんどが日本での就職を希望しています。留学生を受け入れるからには、入学後から卒業、就職までバックアップするのが大学の責任です。
もともと本学には「就職の明治」という自負があり、当センターでも無料でさまざまなイベントを開催しています。企業は留学生も日本人学生も入社選考においては同じと見ているので、当然、どの学生にも企業で円滑にコミュニケーションを行えるだけの日本語能力が求められます。そこで本学では、就職時にビジネス場面での日本語コミュニケーション能力を客観的な指標で提示できるよう、BJTを団体受験することにしました。BJTの受験料は全額、大学が負担しています。掲示板や学生ポータルサイトなどさまざまな媒体を用いて募集した結果、第18回(2008年)には50名が受験しました。
本学の留学生にはこの機会を活用し、日本人と対等に競うことのできる日本語能力を身につけてほしいと思っています。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。