私立中学入試における漢字検定の資格活用調査
本調査は、全国の私立中学校における「漢字検定」の資格活用状況を明らかにし、受験生のみなさんや保護者・教員の方々が進路選択や学習計画に役立つ情報を提供することを目的にしています。
受験生の皆さんへ
お持ちの資格がどのように評価されているか、また上位級へ挑戦する価値がわかります。
保護者・指導者の皆さまへ
漢検の資格が入試でどのように評価・活用されているかを把握し、進路判断の材料としてご活用ください。
調査概要
本調査は、漢字検定の資格活用に関する最新データを公開し、進路検討や学習計画の参考情報として提供するものです。
- 調査実施:公益財団法人 日本漢字能力検定協会
- 期 間:2026年5月~6月
- 対象校数:全国の私立中学校 761校
- 回答校数:577校(回答率75.8%)
- 回答方法:インターネット(回答フォームにて内容を登録)・TEL
各学校における詳細な要件につきましては、必ず当該中学校の募集要項・学校案内・入試説明会等でご確認ください。
進路希望先の活用状況について
漢検を活用している学校の一覧(公表可の学校のみ)
入試で漢検を活用している私立中学校の一覧をPDFでご覧いただけます。
地域ごとの活用校数
| 漢検を活用する私立中学 | |
|---|---|
| 北海道・東北 | 6校 |
| 関東 | 45校 |
| 中部 | 21校 |
| 関西 | 55校 |
| 中国・四国 | 15校 |
| 九州・沖縄 | 15校 |
中学入試での「漢検」活用状況について
活用内容としては主に以下の5つに分類されます。
- A.出願要件:出願条件や推薦条件の一つ。もしくは、資格取得者は出願要件や推薦要件を緩和する。
- B.点数化・点数加算:資格を点数化し、試験や出願書類、推薦書類の得点に加算する。
- C.合否判定考慮・参考:選考において参考にする。(主体的に学ぶ態度の評価など)
- D.経済的援助:受験料・入学金減免などの経済的援助が受けられる条件の一つとする。
- E.その他:上記以外
活用内容別校数(活用あり157校・複数選択可)
- 出願要件 24校
- 点数化・点数加算 60校
- 合否判定考慮・参考 74校
- 経済的援助 5校
- その他 5校
特に、「点数化・点数加算」においては、「〇級を取得していれば〇点を入試の点数に加算する」のような形で具体的に明示されている学校もあり、入試の前に漢検を取得しておくことが実際に有利に働くことがわかりました。
漢検は、学力の証明としてだけでなく、学習意欲の高さや目標に向かって挑戦する姿勢を表すものとして、私立中学校の入試においても評価されています。
- 取得済の小学生および保護者の方へ
さらに上の級へのステップアップにチャレンジしましょう。より高い級を取得することで学力や挑戦意欲の高さをアピールできます。 - 未取得の小学生および保護者の方へ
この機会に「漢検」に挑戦し、学習習慣の定着や進路にお役立てください。 - 指導者の方へ
「漢検」は基礎学力や学習習慣の定着に加え、将来の進路にも役立ちます。ぜひ小学生のうちからの受検をお薦めください。
私立中学校の教員からの評価
- 調査実施:公益財団法人 日本漢字能力検定協会
- 期 間:2026年5月~6月
- 対象校数:全国の私立中学校 761校
- 回答校数:245校
- 回答方法:インターネット調査(私立中学校向け「漢検」資格活用状況調査のWEB調査フォーム内に設置)
教員の98.4%が「検定挑戦」を前向きに評価
小学生のうちから検定に挑戦することについてどのように感じますか。
検定経験者は「基礎学力」に加え「学びに向かう力」も評価
小学生のうちから検定に取り組んできた生徒の入学後について教えてください。学習においてどのような特徴がみられますか。
本調査からは、私立中学校の教員の多くが、小学生のうちから検定に挑戦することを前向きに評価している実態がうかがえました。
中でも注目したいのは、検定に取り組んできた生徒について、「基礎的な学力」だけでなく、「挑戦心や学習意欲」「目標や計画をもって学習に取り組む力」といった、学びに向かう力も評価されている点です。小学生のうちから検定に挑戦することを前向きに評価する背景には、検定で測定される知識・技能の習得はもちろん、検定を受検するという過程で「学習意欲」や「自己調整力」などが育まれていることがうかがえます。