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教師には自分の手で正しく漢字を書く力が求められる

髙草 真知子先生

関東 /

[大学] 麗澤大学 外国語学部

髙草 真知子先生

漢検導入の背景
 教師という仕事は、授業での板書や保護者とのやりとりの中で、日本語を書く機会を避けられない仕事です。
 実際に、過去に指導した学生が教育実習に行ったときのことです。他の先生や多くの生徒に見つめられている緊張感からか、普段は正しく書けるはずの漢字を書けなかったことがありました。誰にでもミスはあることですが、私は教師として日本語のミスは生徒や保護者からの信頼を失いかねないことだと思いました。
 それ以来、私が担当する「国語科教育法Ⅰ」という講義では、常用漢字を使いこなすことができる能力の目安として漢検2級取得を強く推奨しています。授業の中で、古典や現代文学に親しみながら、手書きを重視した漢字学習に取り組み、15年余り経った現在も継続しています。

講義での漢字学習方法
 漢検2級の公式問題集から出題範囲を決め、毎週小テストを行います。単に漢字を暗記するのではなく、使える語彙を身につけるために意味も併せて答えさせます。授業では、皆で順に四字熟語を使った即興文をつなげて物語を作ったり、かるた大会をしたり、学生が楽しく主体的に学習できる環境づくりを心掛けてきました。また、現代小説・古典文学の朗読やビブリオバトルなどを通して、漢字を文脈の中で正しく理解し使えることを目指しています。

国語教師を目指す学生の皆さんへ
 「日本の文学や文化が好き」という純粋な気持ちが大事だと思います。それらを大切に思い、教育という形で後世に伝えていってほしいと考えています。古典でも現代でも、文学を楽しんで味わう豊かな心を持って教師を目指していただけたらと思います。

人は皆使命を与えられている
 私は、人間には必ず与えられた使命があると考えています。学生の皆さんがこれから社会に出てどんな進路に進まれるにせよ、自分の使命を全うしていただきたいと思います。一人ひとりが使命に向き合い、それを全うしようと努力することで世の中全体が良いものになっていくと信じているからです。

※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。


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