大学・企業の漢検取組事例
大学・短期大学・専門学校
入試で基礎学力を重視する理由
関東 / 東京
[大学] 東洋大学 入試部
部長 加藤建二様
■大学入試では基礎学力を重視
東洋大学では、入試において基礎学力を重視しています。
基礎学力のある学生に入学してもらうため、これまでに数学必須入試や多教科型入試の導入・拡大や学力重視型の年内入試導入などの入試改革を進めてきました。
本学がこのように基礎学力を重視するのは、大学で研究をするために基礎学力が不可欠だからです。
大学入学後すぐに研究や探究ができるように、高校時代に基礎学力をきっちり身につけてきてもらいたいと思っています。
■「基礎学力」と「意欲」の客観的指標として検定を活用
本学の総合型選抜や学校推薦型選抜などの年内入試では、出願時の提出書類に取得している資格・検定について記載する欄を設けており、合否判定の参考※にしています。(※学部・学科による)
一定の基礎学力を有しているかという点はもちろん、「高校時代に何にどれだけ努力してきたか」という点も評価できるからです。計画を立てて学習し合格しようとする意欲も含め、検定試験は「高校時代に努力した」という客観的な証明になると考えており、漢検や文章検もその一つと捉えています。
本学では、教育手法や学生の経済的なサポート等、環境整備に力を入れています。大学生には、そのような整った環境で新しいことにどんどんチャレンジしてもらいたい。だからこそ大学に進む前に、入試を突破するために、基礎学力や基本姿勢をきちんと身につけてきてほしいと思います。

■大学での学びを豊かにする言葉の力
インターネットが普及した現代においても、「対話すること」はいろいろな気づきを得られる点で、非常に重要だと考えています。対話はコミュニケーションの基本で、その土台は日本語です。
私はよく「大学は”どこで学ぶか”はもちろん必要だが、”誰と学ぶか”も大事だ」と高校生の皆さんに伝えています。
大学で出会う人は、自分とは文化も生い立ちも習慣も皆違っています。例えば、本学には日本全国から学生が集まりますし、留学生も2,000人ほどいます。海外を含めた様々な地域の仲間と切磋琢磨するということは若い時に必要なことだと思います。また、そのような多様な学生とコミュニケーションをとり、人脈を作るのも大学の一つの意味だと私たちは思っています。そのコミュニケーションのベースとなるのは日本語であり、そういう意味では、母語である日本語能力、言葉の力はとても大切だと思っています。
■高校生のみなさんへ
基礎学力が身についていることで、大学で早期に研究に取り組むことができます。高校生のうちは教科数を絞り込まずになるべく広く学んでほしいと思います。
また、勉強やスポーツなど高校時代に「何かに打ち込み成し遂げる経験をすること」は非常に重要です。その経験が自分のこれからの人生の武器になります。高校生の皆さんには、ぜひ何かに挑戦してほしいと思います。
※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。





















