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漢検を通して「自己認識力」や「計画力」、仕事との向き合い方が見えてくる

取締役 社長室長 新保 公英 様

関東 / 東京

[企業] ドリームガーデンズ株式会社

取締役 社長室長 新保 公英 様

■導入のきっかけ
 当社は、日本トップクラスの提供食数を誇る、幼稚園給食のリーディングカンパニーです。教員を志望していた社長が「食」と「教育」を融合できないかと考え、「食育」事業として、本格的に幼稚園給食事業をスタートしました。現在では、幼稚園に加え、学校、企業、こども園への給食事業を展開し、さらに高齢者へは配食事業を行っています。今後は、生活総合支援企業として、情緒あふれる下町の良さを保ちながら、地域の皆様の豊かな生活づくりに貢献していきます。
 当社で漢検による漢字学習を推進しているのは、社員にビジネスパーソンとして恥ずかしくないような、正しく書く力を身につけてほしいと考えているからです。当社の社内会議では、プレゼンテーション時にパワーポイントを使用することが多いですが、板書をすることもあります。また、契約を締結する際等、お客様の前で文字を書くこともあります。そのような場面で正しい漢字を書けることは、ビジネスパーソンのたしなみだと考えています。


■社員教育の一環としての取り組み
 確かな基礎力を養うため、全社員が漢検3級以上の合格を目指しており、幹部候補社員は2級以上合格を目標としています。社員は会社から配布されたテキストで学習を進め、中学卒業レベルである3級から受検を開始し、段階的に級をあげていきます。この取り組みは社員教育の一環として実施しているため、検定料やテキスト代は全額補助し、合格者に対しては手当給付も行っています。


■漢検を通して見えてくるもの
 この取り組みを始めて10年が経ちますが、現在幹部社員のほとんどが2級を取得しています。
 私は、漢検合格に向けての学習は、仕事で成果を出すプロセスとよく似ていると考えています。漢検では、現状の力が合格基準に達していないのであれば、検定日までに毎日コツコツと学習して、その差を埋めなければなりません。仕事でも、成果を出すためには、期日までに現在地と目標とのギャップをどう埋めるか、立てた計画をいかにやり抜くことができるかが問われるはずです。このように、業務遂行において必要な「自己認識力」や「計画力」、「継続力」が漢検を通して見えてくるのです。実際に、初回受検で合格できる人は仕事ができる人が多いと感じています。
 ほかでもない漢字だからこそ、誰でもやればできます。そして、当社では漢検を会社の取り組みとしていますが、漢検合格に向けた学習は自己啓発です。それゆえに、漢検を通して社員一人ひとりの仕事との向き合い方を見ています。今後は、全社員が同じ方向を向くために、漢検の取り組みを人事評価制度にも組み入れたいと考えています。


■社会に羽ばたく中高生・大学生へのメッセージ
 ある社員から、「本を読む際に、今までは語彙の意味がわからない部分を読み流してしまっていた。漢字学習を通して意味を理解できるようになり、本の内容を深く読み取ることができるようになった」と聞きました。上記では、仕事で求められるスキルである「漢字を正しく書く力」や「自己認識力」、「計画力」、「継続力」についてお話ししましたが、「正しく読み取る力」もまた必要です。言葉・漢字には成り立ちがあり、意味があります。漢字を学習し知っている言葉を増やすことが、深い読解力に結びつきます。
 社会人になるとなかなかまとめて時間が取れないので、学生のうちに勉強し、資格を取得すると後々の仕事に役立つことになると思います。
 ぜひ、学生の皆様も2級を目指して頑張ってください。


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。


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