入試での活用状況を調査 高校は5割、大学は6割が「漢検」を評価

公益財団法人 日本漢字能力検定協会(代表理事 理事長:山崎信夫/所在地:京都市東山区/以下、当協会)は、20258月から20261月にかけて、全国の高校と大学・短大を対象に「日本漢字能力検定(以下、漢検)」と「文章読解・作成能力検定(以下、文章検)」の入学試験等における活用状況について調査を実施しました。

調査の結果、高校では全国5,429校中、2,760(50.8%)が、大学・短大では全国1,079校中、672(62.3)が入試において「漢検」を活用していることがわかりました。

調査結果まとめ

  • 高校では50.8%が、大学・短大では62.3%が入試に「漢検」を活用している。
  • 活用方法は、高校と大学・短大ともに「合格判定時の考慮・参考」が最も多い。
  • 具体的な級を設定している活用校のうち、高校では「3(中学校卒業程度)」、大学・短大では「準2(高校在学程度)」が最も多い。

調査結果

高校入試での「漢検」活用状況

全国の高校5,429校のうち2,760(50.8)が入試で漢検を活用しています。

活用する2,764校のうち、その活用内容については「合格判定時の考慮・参考」が最も多い1,266校で、次いで「点数加算・点数化」が501校、「出願要件」が70校でした。

また、活用対象として具体的な級を設定している高校は879校で、そのうち3(中学校卒業程度)以上と設定している高校が641校と最も多いことがわかりました。

入試での活用のほか、入学後に入学金や授業料の減免、単位認定などでも活用されることがあります。具体的な活用内容や活用校の一覧等、調査結果の詳細については、当協会ホームページにてご確認いただけます。

漢検・文章検活用校検索サイトへ

調査結果紹介サイトへ

大学・短大入試での「漢検」の活用状況

全国の大学・短大1,079校のうち672(62.3)が入試で漢検を活用しています。

活用する672校のうち、その活用内容については「合格判定時の考慮・参考」が最も多い450校で、次いで「点数加算・点数化」が163校、「出願要件」が84校でした。

また、活用対象として具体的な級を設定している大学・短大は240校で、そのうち準2(高校在学程度)以上と設定している大学・短大が97校と最も多いことがわかりました。

入試での活用のほか、入学後には入学金や授業料の減免、奨学金の申請などで活用されることがあります。具体的な活用内容や活用校の一覧等、調査結果の詳細については、当協会ホームページにてご確認いただけます。

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大学・短大入試での「文章検」活用状況

併せて実施した「文章検」の活用調査では、全国の大学・短大1,079校のうち525(48.7)が入試で「文章検」を活用していることがわかりました。活用する525校のうち活用内容については「合格判定時の考慮・参考」が最も多い408校で、次いで「点数加算・点数化」が82校、「出願要件」が33校でした。

入試での活用のほか、入学後には入学金や授業料の減免、奨学金の申請などで活用されることがあります。具体的な活用内容や活用校の一覧等、調査結果の詳細については、当協会ホームページにてご確認いただけます。

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「文章検」とは

「文章検」は、文章でのコミュニケーション能力、つまり文章を読み解く力と作成する力を育成し、論理的思考力を高めることを目的とした検定です。文章力を「基礎力(語彙・文法)」「読解力」「作成力」の3分野に分類し、それぞれの知識や能力を客観的な採点基準に基づいて点数化します。現在、2級・準2級・3級・4級の4段階のレベルを設定しています。これらの特徴が評価され、文部科学省の「高校生のためのまなびの基礎診断」の認定ツールとなっているほか、大学・高校・中学校の授業、また入試等の能力測定の場で活用されています。

調査結果より協会コメント

本調査は、全国の高校と大学・短大における「漢検」「文章検」の資格活用状況を明らかにし、中高生のみなさんや保護者・教員の方々が進路選択や学習計画に役立つ情報を提供することを目的に実施しています。

今回の調査結果から、入試形態が多様化するなかで全国の教育機関において「漢検」「文章検」が能力を測る指標として広く活用されていることが改めて確認されました。

当協会は、今後とも日本語・漢字の学びの機会を創出するとともに、学習を通じて培われた漢字能力や文章作成能力が、確かな能力の証明として進路選択の場面で適正に評価されるよう、資格の価値向上に努めてまいります。

参考資料

調査概要

▼調査の趣旨
文部科学省の「検定試験の評価の在り方に関する有識者会議」より発表された「『検定試験の評価ガイドライン試案』について検討のまとめ」に基づいて定期的に実施。

▼調査・公表の目的
学校教育課程や入学試験、単位認定や在学中における検定の活用状況についての実態把握と、生徒や学生、保護者、教員の方々への進路選択の参考や学習の励みになる情報、保有資格を積極的に活用するための情報の開示。

▼調査時期
高校:2025年10月~2026年1月 発表日 : 2026年3月31日
大学・短大:20258月~11月 発表日 : 2026年3月31日

▼調査対象
全国の高校(全日制・定時制・通信制)・高等専門学校 5,429
全国の大学・短大 1,079
※高校・高等専門学校、大学・短大の数は、『全国学校総覧 2025年版』掲載の学校に新設校を加え募集停止・休校を除いた数。(新設校・募集停止・休校は当協会調べ)

▼調査方法
インターネット、電話

▼調査項目

  • 入学試験における評価または判断材料としての「漢検」「文章検」の活用有無
  • 活用している学部・学科、入試種別、科目、対象級、活用の詳細

▼調査結果
「漢検」回答校数:高校・高等専門学校 4,066(74.9)、大学・短大1,077(回答率99.8%)
「文章検」 回答校数:大学・短大1,077(回答率99.8%)

▼漢検・文章検活用校検索サイト
高校:https://www.kanken.or.jp/kanken/qualification/highschool
大学・短大:https://www.kanken.or.jp/kanken/qualification/university

各学校における詳細な要件は、必ず当該校の募集要項・学校案内・シラバスなどでご確認ください。

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