公益財団法人 日本漢字能力検定協会

文章読解・作成能力検定

メニュー

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE

ビジネスを動かす文章力 VOL.02 後編 ビジネスで重要な文章力。目的達成に活用しよう Business Insider Japan 統括編集長 浜田 敬子 さん

PROFILE浜田 敬子(はまだ けいこ)

1989年朝日新聞社入社。93年に「週刊朝日」編集部、99年に「AERA」編集部へ。女性の働き方や雇用問題、国際ニュースを中心に取材。副編集長、編集長代理を経て2014年から「AERA」初の女性編集長就任。ネット媒体とのコラボや外部プロデューサーによる1号限りの「特別編集長号」などの新企画を連発。16年から朝日新聞社総合プロデュース室プロデューサーとして新規プロジェクトの開発などに取り組む。17年に朝日新聞社を退社し、オンライン経済メディア「Business Insider Japan」統括編集長就任。テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」やTBS「あさチャン!」などのコメンテーターとしても幅広く活躍。著書に「働く女子と罪悪感」(集英社)。

話すときにも一呼吸。頭の中で文章を組み立てる

チャットでの会話は勢いがあって、場がどんどん盛り上がる面白さがありますね。一方で、反射神経で発言してしまうと言葉足らずになり誤解を招くことがよくあります。便利なツールがトラブルの元にならないように気をつけなくてはいけません。プレゼンで発表する場合は、大切なのは情報や熱意をきちんと伝えること。資料の見栄えよりも中身です。
チャットでもプレゼンでも、言葉を発するときは一呼吸置いて。「この言い方で正しく伝わるかな?」「相手はどんな気持ちになるだろう?」と考えて、頭の中を整理しながら一度文章を組み立ててみる。それから相手に伝えると良いのではないでしょうか。

文章で相手の心を動かすには

例えば企画をゼロから立ち上げるとき、企画への協力をチャットで依頼というわけにはいきません。書面やメールなどである程度長い文章を書くことになるでしょう。その場合、相手の心を動かす文章力が必要になってきます。気をつけたいのが、書き方そのものよりも、まずは中身をきちんと突き詰めることです。企画の趣旨や依頼理由を熱意をもって、なるべくシンプルに書く。相手にどう届くかを意識することが大切です。
伝え方も工夫すると良いと思います。相手に合わせた最適な伝達手段の選択です。私はここぞというときは、ご本人に直接手書きの手紙を送ります。AERA時代に「特別編集長号」という1号限り外部の人に編集長を務めてもらうという企画で、秋元康さんや鈴木敏夫さん、小山薫堂さんらに特別編集長をお願いしたときもそうでした。この時は自分の思いを一番伝えられる手段が手紙であり、相手の方たちもしっかり受けとめてくださる方々だと思ったのです。

文章は道具。目的を達成するために活用して

良い文章を書くことは大切ですが、それが最終目的ではありません。文章はあくまで道具。自分の思いを相手に伝えるためとか、円滑なコミュニケーションのためのツールです。なので、身につけておけば、あなたの熱意などがより伝わりやすくなります。誠実な良い文章を書くことができれば、仕事でもっと成果をあげたり、より良い人間関係が築けたりするわけです。
私がこれまで素晴らしい方々と一緒に仕事ができたのも、文章がうまかったからではなく、文章を通して自分の思いが「伝わった」からだと思っています。意識すれば誰でもできることです。
テキストでのコミュニケーションが増え、テレワークも広がっている今、文章力はいっそう重要になるでしょう。近頃は英語やプログラミング人材の育成が重要だなどとよく言われますが、基本的な文章力を身につけることは、実はビジネスにおいて大きな戦力になります。文章という道具をぜひ自分なりに有効活用してください。

ページTOP

  • 公益財団法人 日本漢字能力検定協会
  • 日本漢字能力検定協会について
  • 協会からのお知らせ
  • サイトマップ
  • 日本漢字能力検定
  • BJTビジネス日本語能力テスト
  • 文章読解・作成能力検定
  • 漢字ミュージアム
  • 漢字ペディア
  • 漢字カフェ

Copyright© 公益財団法人 日本漢字能力検定協会 All rights Reserved.
「文章検ロゴ」は登録商標です。