東日本大震災における被災者支援

当協会では平成23年3月11日の震災直後より、被害の大きかった宮城県、岩手県、福島県を中心に、被災者支援活動を行って参りました。（平成27年度をもって本支援は終了し、新制度へ移行しました）
これまで5年間にわたる活動についてご報告します。

当協会の支援活動について

当協会は平成22年度から平成27年度の5年間において［1］東北3県の教育委員会などへの教育目的の寄附金・義援金の提供、［2］小・中・高等学校への協会書籍の寄贈、［3］震災の影響により自己負担による漢検受検が困難となった児童・生徒への受検機会の無償提供（平成26年度からは第2回検定のみ）などの被災者教育支援を実施しました。

詳細は以下の通りです。

項目	年度（※）	内容
寄附金・義援金	平成25年度	義援金・寄付金　合計700万円【対象】経済同友会、ユネスコ協会など
	平成24年度	義援金・寄付金　合計700万円【対象】経済同友会、ユネスコ協会など
	平成23年度	義援金・寄付金　合計1,355万円【対象】宮城県・岩手県・福島県や各県の書店商業組合、ユネスコ協会など
	平成22年度	義援金　合計1,050万円【対象】宮城県・岩手県・福島県の新聞社（4社）、日本書店協同組合
協会書籍の寄贈	平成27年度	合計　3,836冊【対象】岩手県・宮城県・福島県の小・中・高等学校を中心に32団体
	平成26年度	合計　2,685冊【対象】岩手県・宮城県・福島県の小・中・高等学校を中心に16団体
	平成25年度	合計　7,986冊【対象】岩手県・宮城県・福島県の小・中・高等学校を中心に27団体
	平成24年度	合計　9,156冊【対象】岩手県・宮城県・福島県の小・中・高等学校を中心に31団体
	平成23年度	合計　7,511冊【対象】岩手県・宮城県・福島県の小中学校を中心に46団体
受検機会の無償提供	平成27年度	延べ180団体（小・中・高等学校）　15,744名【内訳】第2回検定　180団体　15,744名 ※平成27年度も引き続き第2回のみ
	平成26年度	延べ162団体（小・中・高等学校）　11,067名【内訳】第2回検定　162団体　11,067名 ※平成26年度は第2回のみの無償受検制度に変更。
	平成25年度	延べ384団体（小・中・高等学校）　24,332名【内訳】第1回検定　95団体　5,754名第2回検定　142団体　8,781名第3回検定　147団体　9,797名
	平成24年度	延べ296団体（小・中・高等学校）　15,594名【内訳】第1回検定　69団体　3,398名第2回検定　108団体　5,385名第3回検定　119団体　6,811名
	平成23年度	延べ173団体（小・中・高等学校）　6,757名【内訳】第1回検定　31団体　1,025名第2回検定　63団体　2,393名第3回検定　79団体　3,339名
その他活動	平成24年度	多くの被災地支援イベントに実費の協力を行いました。年度末の成績優秀者表彰において、東日本大震災後に熱心に漢検に取り組んだ宮城県・岩手県・福島県の4団体に対し「特別賞」を授与し、表彰式へ招待しました。【受賞団体】岩手県大船渡市教育委員会宮城県石巻市立湊中学校宮城県農業高等学校福島県南相馬市立石神第二小学校
その他活動	平成23年度	年度末の成績優秀者表彰において、東日本大震災後に熱心に漢検に取り組んだ宮城県・岩手県・福島県の5団体に対し「特別賞」を授与し、表彰式へ招待しました。受賞団体の声はこちらからご覧ください。【受賞団体】宮城県気仙沼市教育委員会宮城県気仙沼市立気仙沼中学校宮城県気仙沼市立新城小学校岩手県立高田高等学校福島県立相馬東高等学校

※年度の示す期間は以下の通りです。
平成22年度＝平成23年3月31日まで
平成23年度＝平成23年4月1日～平成24年3月31日
平成24年度＝平成24年4月1日～平成25年3月31日
平成25年度＝平成25年4月1日～平成26年3月31日
平成26年度＝平成26年4月1日～平成27年3月31日
平成27年度＝平成27年4月1日～平成28年3月31日

※被災地の小学校・中学校・高等学校の先生方へ
被災者教育支援に関するお問い合わせは協会・
被災者教育支援担当（03-5205-0333）までご連絡ください。

なお、弊協会の支援活動は文部科学省による「東日本大震災子どもの学び支援ポータルサイト」（平成24年5月終了）でも紹介され、文部科学省生涯学習政策局より感謝状をいただきました。
また、被災地の各校や各県知事からも、多くの感謝状などを頂戴しています。