いつ、どのような講座をなさったのですか？

　2013年（漢字教育サポーターになった年）から、生駒郡斑鳩町で学校の夏休み前の7月の日曜日の夕方から行われる「子ども夏祭り」に、「漢字縁日」と銘打った「漢字遊び」の催しを毎年出店しています。スタンプラリーのコースにも入っており、来てくれた子どもたちのカードにハンコを押します。
　例年、未就学児・小学生700人ほどの子ども、それに付き添いの保護者が来てくれ、「古代文字」と該当漢字を表裏に書いた漢字カルタをレジャーシートに並べ、漢字当てクイズや漢字のつながりを知ってもらおうと漢字談義をしています。

講座を行う上での指導の工夫やポイントがあればお聞かせください。

　祭りの対象者が未就学児・小学生なので、「小学校1・2年生の漢字」（主に象形の漢字）40字を選んで「古代文字と漢字」を表裏に書いたカルタにし、「この字何～んだ」と尋ね、「ジャスチャー」でヒントを出したりします。
　漢字カルタは枚数が多いので、私だけでなく、もう一人補助してくれる方を頼んで、対応できる子どもたちを増やしています。
　私自身、漢字教育サポーターとなってはじめての活動でしたので、事前に漢検本部に行き、「漢字縁日」の名称を示し、企画を説明し援助をお願いしました。漢検からは、私が古代文字をデザインしたポスターを拡大カラー印刷して頂き、会場の雰囲気を盛り上げることができました。

主催団体や受講者からの反応はいかがでしたか？

　子どもたちも喜んでくれますが、保護者の方々も、漢字の成り立ちに「なるほど」とか、「そんな意味があったのですか。知らなかった」などと驚きや反響も大きかったのがとてもうれしかったです。小学生だけでなく、未就学児からも反応が返ってきます。来てくれた家族全員が一緒に楽しんでくれることが嬉しいのです。
　また、主催者の「町子ども会連合会（町子連）」からも毎年参加依頼をいただいており、今年の夏も「漢字縁日」を開催する予定です！