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ビジネスで、学校で、困った問題どう解決?教えて!文章検先生

高校生・中学生編

資料作成は読み手を意識して、情報を整理しよう

1:高橋先生:先日の社会科見学で学んだことを発表してもらいます。グループごとに発表資料をパソコンのプレゼンテーションソフトで作成してください。他の学年の生徒や先生も見るので、そのつもりで。

2:聡美さん:ねぇねぇ、写真をいっぱい撮っているから、写真中心で紹介しようね。 悠一さん:うん、それがいいね。パッと見てわかりやすいよ。聡美さん:写真はできるだけ大きく扱って、そこに説明文と感想を加えたらいいよね。

3:悠一さん:すごく楽しそうな様子が伝わりそうだね。 聡美さん:写真につけた「すごい!」「びっくりして、みんな立ちすくんだ」ってコメントも臨場感があるよね。

4:高橋先生:提出してもらったレポートを見たけど、あれではダメですよ。今回の社会科見学に参加していない他の学年の生徒や先生が見ても、ちゃんと理解できるように作り直してくれる?

聡美さん:社会科見学のレポートを作成したのですが、作り直すように言われたんです。

悠一さん:写真も多めにして、臨場感も表現できたと思ったんだけど…。

文章検先生:他の学年の生徒や先生は、今回の社会科見学の目的や行き先のことは知っているの?

聡美さん・悠一さん:あっ!

文章検先生:想定してなかったってことね。このレポートは社会科見学に行っていない人も見る、と担任の先生はおっしゃっていたんでしょう。

聡美さん・悠一さん:はい。写真を見たら社会科見学の様子がよくわかるかなと思ったんです。でも、目的や行き先のことはわからないか…。

文章検先生:写真を使うのはいいことよ。でも、いつ、どこへ、何の目的で行ったのか、どんなことを見たのかをきちんと説明しないと、見る人には伝わらないと思うわよ。伝える相手は既に自分と同じ情報を持っている、と考えないこと。何も知らない人に伝えることを意識して、レポートを作成しましょう。

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