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ビジネスで、学校で、困った問題どう解決?教えて!文章検先生

社会人・大学生編

正しい言葉づかいやマナーは社会人の必須条件!

1:井本課長:先日は私どもの不手際によって多大なるご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございません。二度とこのような不手際でご迷惑をおかけせぬよう、この案件につきましては課長である私が責任を持って対応いたしますので、今後も変わらぬお取引をお願い申し上げます。

2:取引先社員:まぁ、誰にでも失敗はあります。まずは、なぜこのような失敗があったのか原因究明して今後の改善につなげてください。 井本課長:承知しました。 智和君:はい。了解しました。智和君:今回の件は僕のミスで、本当にすみません。 取引先社員:いつもより大幅な増量発注だったので、可能か何度も確認しましたよね。 智和君:出荷日を確認して「大丈夫です」って答えたんです。でも、結局無理だって当日にわかって・・・。一応、それについてはメールしたんですが・・・。 取引先社員:・・・。ムッ

3:智和君:希望通りの納品個数を確保できるように、あちこちに電話して忙しくて…。ちゃんと連絡できなくてすみませんでした。 取引先社員:なんだ、そのものの言い方は!そんな言葉づかいで本当に反省してるのか!申し訳ないが、今日は帰ってくれ。

4:井本課長:おい、佐藤!あの言葉づかいはなんだ?!失礼だろう! 智和君:あぁ、先方をあんなに怒らせてしまった・・・。もうダメだ〜。

智和君:文章検先生、僕、どうしたらいいんでしょう。

文章検先生:いつも以上に深刻ね。何があったの?

智和君:先日、仕事でミスをして取引先にご迷惑をおかけしてしまったんです。上司と一緒にお詫びに行ったら、言葉づかいがなってないってお客様を怒らせちゃって。

文章検先生:お詫びに行ったのに、ふさわしい言葉づかいをしていなかったら、お怒りになるのも無理ないわ。

文章検先生:例えば、「了解しました」や「すみません」はお客様や目上の方に対して使う言葉ではないのよ。

智和君:えっ!そうなんですか。知らなかった…。

文章検先生:誠心誠意謝る気持ちがあっても、伝える際の言葉づかいが間違っていたら、その思いを受け止めてもらえないわ。かえって、印象を悪くしてしまいかねないの。

智和君:一生懸命伝えたつもりだったのに、敬語って難しいです。

文章検先生:相手を不快にさせない言葉づかいは、社会人として、絶対必要なビジネスマナーよ。言葉づかいやマナーができていないと、あなたに対してだけでなく、企業や組織に対する信頼まで損ねてしまうこともあるのよ。今からでも遅くないわ、社会人として恥ずかしくない、きちんとした言葉づかいを覚えましょうね。

智和君:はい、しっかり勉強して、正しい言葉づかいを身につけるようにがんばります。

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