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ビジネスで、学校で、困った問題どう解決?教えて!文章検先生

社会人・大学生編

説得するためには事実と意見を使い分ける

1:智和君:よしっ!A社へのプレゼン資料できた!しっかり良さを伝えるぞ!

2:智和君:A社へのプレゼン前に、ただいまより社内デモを行いたいと思います。 智和君:今回は、社内コミュニケーションをより円滑にする、新しいシステムを提案いたします。題して、『社内コミュニケーション活性化間違いなし!遠隔会議新システムのご紹介』です。

3:智和君:従来以上のスピーディな通信、クリアな音声と映像を実現しました。試してみましたが、そのすばらしさに驚きました。こんなに画期的な製品は今まで見たことがありません!見た目もコンパクトで格好いいです! 井本課長:なるほど。君が良いと思ったのはわかるが、他社の類似製品との機能比較は?他社での導入事例も欲しいと思うが…。

4:智和君:えっ、あっ、それは…。とにかく、高速通信で聴きやすい、見やすいは断言できます。僕、1回使っただけで、それを確信しました。 井本課長:君の主観的なおすすめだけじゃ、採用できないだろう。客観的で、納得できる資料を準備しないと…。自分の思い込みだけでは説得力がないぞ。

智和君:すごく良い製品だから、思いを込めてプレゼンしたんですけど、上司に「客観性がない」と言われて、箸にも棒にもかかりませんでした。

文章検先生:熱意を持ってプレゼンに取り組むのはいいと思うわ。でも、おすすめしたいと強く思う製品であったとしても、客観的な視点がないと、あなた個人の意見と捉えられる可能性があるの。

智和君:客観的な視点・・・?

文章検先生:提案する人間が自社の製品を「良い」というのは当然でしょ。それをそのまま伝えるだけではダメなの。もっと、いろんな視点に立った情報が欲しいのよ。

智和君:いろんな視点か…。

文章検先生:そう。例えば、今までの製品と比べて具体的にどう違うのか、他社製品よりどんな点がすぐれているのか、についての客観的なデータが欲しいわね。活用例があればイメージもしやすいでしょうね。

智和君:それがいろんな視点というわけですね。

文章検先生:客観的な情報にあなた自身の熱意がプラスされていれば、プレゼンもうまくいくはずよ。

智和君:はい!客観的かつ熱意のこもったプレゼンで、みんなに納得してもらいます。

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