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「伝える力」が導くファッションビジネス業界のキャリアアップ

教員 福永 瑠衣 様

近畿 / 大阪

学校法人 ミクニ学園 大阪文化服装学院

教員 福永 瑠衣 様

■ファッションで社会に貢献する人材を育成

 本校は、創立75年の歴史を持つ西日本最大級のファッション専門学校です。「ファッションで社会に貢献する」という経営方針のもと、近年は海外のファッションスクールとの連携を深め、国際的に活躍できる人材の育成に注力しています。また、世界的にDXへのニーズが高まるなか、デジタルコンテンツへの投資も積極的に行い、「国際感覚」と「デジタルスキル」を融合し、新たな価値を生み出す創造力を養成しています。「日本で最も高い成果をあげ、アジアを牽引する発信力を持ち、世界から信頼されるファッション教育機関であり続ける」ことをビジョンに掲げています。


■ファッションビジネス業界に欠かせない「伝える力」

 本校のファッション・ビジネス学科を卒業した学生の多くは、ショップスタッフを出発点に様々なキャリアを積んでいます。ただし、そのいずれにおいても「伝える力」は必要不可欠です。

<ショップスタッフ>
 商品やファッションに関する知識はWeb等で簡単に手に入る昨今、ショップスタッフとして成功するためには「あなたと話をしたい」「あなたの薦めてくれたものを買いたい」といった、ショップスタッフ自身のファンを獲得する必要があります。そのためには、専門知識だけでなく、お客様に喜ばれる「会話力」「提案力」が求められます。

<店長>
 店長クラスになると、店舗全体をマネジメントする能力が求められます。マネジメントにあたり、まずはスタッフ全員が一丸となり目標達成を目指す環境を整えなければなりません。そのため、店長は自分の考えをスタッフ全員にわかりやすく伝え、店舗全体の士気を高めることが求められます。
 また、店長クラスになると、本社に報告書を提出する機会が増えてきます。一般的にファッション業界のマーケティングは細かく緻密だと言われていますが、報告書に記載されたお客様の声がその土台となっています。そのため、報告書には「その商品がなぜ売れたか」「あわせて購入した商品は何か」「購入した商品と天気・気温などに関連はあったか」など、事実を正確に伝える力が求められます。

<プレス/バイヤー>
 ショップスタッフとして実績を積み、本社勤務の道を選んだとしても、「伝える力」は必要不可欠です。プレスはWebサイトやイベントで商品をPRします。そこでは、お客様がその商品を欲しくなるよう文章で表現することが求められます。また、バイヤーは取引先・仕入先との折衝はもちろん、新商品の発売時には、商品のコンセプトや併せて提案したい商品等、販売戦術を各ショップスタッフへ正確に伝える必要があります。

 このように、ファッションビジネス業界の仕事において「伝える力」は専門知識と同様に欠かせない力なのです。


■「伝える力」を育む文章検

 本校では、「伝える力」を育むツールのひとつとして、ファッション・ビジネス学科1年生全員を対象に文章読解・作成能力検定(以下、文章検)を活用しています。教材は『基礎から学べる!文章力ステップ 文章検 3級対応(以下、文章力ステップ)』を使用し、「検定対策」という全15コマの授業の中で10コマを検定対策に、残り5コマを履歴書の作成に充て、指導しています。検定対策の10コマでは、全5章の文章力ステップを各章1~2コマで指導し、残りは意見文作成のトレーニングに充てています。
 本校に入学する学生の多くはファッションに興味があり学びたいと思っているものの、「伝える力」の重要性はあまり認識していません。そのため、「検定対策」の初回の授業では、「なぜ文章?」「なぜ国語の授業?」と学生の頭に「?」が浮かんでいます。そのため学生には、初回の授業冒頭で、「伝える力」の重要性や接客スキルと文章力の関係性を中心に、就職後に直面する仕事内容をできるだけリアルに説明をします。学生に将来の仕事をイメージさせながら、学ぶ必要性や意義について理解・納得を引き出しながら授業を進めています。初めは授業に消極的だった学生も、接客のロールプレイングやプレゼンテーション等、他の授業を通じて自分の「伝える力」に課題を感じることで、徐々に文章検の学習に熱が入ってきます。そうした学生の頑張りもあり、「検定対策」の学習目標として実施している文章検に、毎年80%以上の学生が合格しています。


■「伝える力」の向上

 文章検を通じて身につけた「伝える力」は、履歴書やエントリーシート、就職面接にも役立っていると感じます。例えば、面接指導で「得意な教科を話して」といった問いに対して、それまで漫然と自分の思いのみを述べていた学生が、文章検の学習後は「好きな教科(意見)」と「それを支える経験(事実)」、「それが入社後どのように活きるか(PR)」を整理して述べられるようになってきました。
 文章検を通じて身につけた「伝える力」を武器に、ひとりでも多くの卒業生がファッションビジネス業界で活躍してくれることを期待しています。



※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。


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