公益財団法人 日本漢字能力検定協会

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今、あなたに贈りたい漢字コンテスト

総評

今回の応募は、前年より1万5000件も増えた昨年をさらに上回り、4万7822件に達しました。新型コロナウイルスでごく普通だった日常が壊されている状況だからこそ、他者を思いやる気持ちがいっそう強まった結果ではないのかと推察します。応募の漢字で多かった上位は、「感」「笑」「謝」「楽」「優」です。身近な人への感謝の気持ちを忘れず、優しさをもって人に接していきたい。辛く困難なときでも笑顔で楽しい日々を送りたいという切なる願いが込められているように思います。漢字を贈る相手は「母」が圧倒的で、8611件です。自らを振り返っても、私が贈る相手はやはり「母」だと思うのですが、一人の父親として、「父」が「母」の応募数の4分の1という現実には寂しい気持ちにもなることを禁じ得ません。(審査員長 橋本五郎)

受賞作品

絆大賞

長野のおじいさん、おばあさんへ碧咲より「凪」

近藤 凪瑳 さん
(新潟県・10歳・新潟市立東山の下小学校)

コロナウイルスで会えない今。私は、自分の名前の一文字でもある「凪」を贈ります。「凪」という漢字には、風がやんで波がおだやかになるという意味があるんだ。コロナの波が早くおだやかに終息してほしいという願いをこめたよ。早く会えるといいな。

受賞者コメント

絆大賞入賞の知らせを聞いた時は、とてもおどろき、体が熱くなっていくのを感じました。それと同時にうれしさがこみ上げてきました。家族もいっしょに喜んでくれました。コンテストをきっかけに、「凪」は、つらいことがあっても希望が持てるような漢字だと知りました。「凪瑳」という名前をつけてくれた両親に感謝したいです。長野のおじいちゃんとおばあちゃんも、漢字コンテストで私が絆大賞に入賞したことを知ったら、きっと喜んでくれると思います。
「凪」の風がやんで波がおだやかになる、という意味のように、早く新型コロナウイルスが収束して、みんなが会いたい人に会える日が来ますように。

審査員からのコメント

凪瑳さん、お父さん、お母さんはとてもいい名前をあなたにつけてくれましたね。新潟と長野はとなりの県なのに、おじいさん、おばあさんに会いに行くことができない。新型コロナウイルスには、むずかしい言葉でいうと、そんな不条理があるのです。でも、いま会えないのはとてもせつないことですが、逆にいえば、ごく普通の日常がいかに大切かを教えてくれました。そしてコロナを乗り越えたら、もっと思いやりのある社会になるのではないかという期待があります。「凪」には、そんな願いも込められているようです。(橋本五郎)

日本漢字能力検定協会賞

ばあばへ正憲より「願」

俵 正憲 さん
(和歌山県・11歳・橋本市立あやの台小学校)

「勉強しなくても百点がたくさんとれますように」って、じいじの仏だんの前で願った時、横でばぁばは大笑いしてたけど、ばあばが天国へ行って、ぼくは、ばあばの願い通り少しだけ勉強することにした。そうしたら百点がたくさんとれるようになったんやで。

受賞者コメント

今回は、すばらしい賞を受賞することができてとてもうれしいです。
受賞が決まって、じいじとばあばの仏だんにも報告しました。直接会って伝えられないのはさみしいけれど、きっと天国で喜んでくれていると思います。
ぼくは今も叶ってほしい願いがある時は、じいじとばあばの仏だんの前でお願いします。願うことで、ぼくはじいじとばあばから力がもらえて「がんばろう」という気持ちになります。
これからも、ぼくは時々じいじとばあばに願いを聞いてもらいながら一生けん命がんばっていこうと思います。

審査員からのコメント

お仏壇で「じいじ」にお願いする正憲君を横から楽しそうに見ている「ばぁば」の嬉しそうな顔が目に浮かびます。歳を取ると孫が無性に可愛く感じます。それに応える正憲君、素晴らしいご家族でご両親もきっと喜んでおられることでしょう。これからも「じいじ」と「ばぁば」のご仏壇に挨拶を続け、百点を取り続け立派に成長していって下さい。(髙坂節三)

審査員賞

ぼくのあいぼう漢字くんへけいすけより「毎」

鳥飼 勁介 さん
(埼玉県・8歳・坂戸市立入西小学校)

ぼくには持病がある。学校に行けないときは家で毎日コツコツがんばった。いつのまにか漢字を知るのが楽しくなった。ちょっぴりさみしい日も、ぼくの中には新しい漢字が二つかならずふえる。だからがんばれるよ。あしたもよろしくね、ぼくのあいぼう漢字くん。

受賞者コメント

ぼくは、自分の漢字作品が賞をもらったと聞いて、ものすごくおどろきました。うれしくて、すぐにおじいちゃんおばあちゃんにズームでほうこくしました。漢字が大すきなことをみんな知っているので、にこにこよろこんでくれました。
あれからぼくの漢字コレクションはふえて、550こになりました。今も、べんきょうのはじめに漢字をやると、気分がのってきてやる気が出てきます。とにかく楽しいです。クラスの新聞係になって、漢字クイズをみんなにも読んでもらっています。
これからもっともっとたくさんの漢字を知りたいです。すてきな賞とすてきなエールをありがとうございました。

審査員からのコメント

勁介くん、おじさんには娘が二人います。小さい時から「辞書を引いたときにはかならず右と左の字もおぼえなさい。そうすれば一度に三つおぼえられるよ」と言ってきました。勁介くんはそれを自分で考えてじっこうしています。すごいことです。この世の中に完全な人などいません。人よりじぶんは足りないなあと思うものはかならずあるのです。たいせつなことはそれにめげずがんばることです。勁介くんは漢字を友だちにしてのりこえています。ですから、字もとっても上手に書けています。(橋本五郎)

お父さんへ上嶋 英志より「肩」

上嶋 英志 さん
(大阪府・9歳・関西創価小学校)

ごつい肩。ものすごい安定感。ぼくは時どきお父さんの肩にのる。すると、家族の中で一番背が高くなる。遠くの方まで見えるし、移動もラクラク。でも、途中でひざのうらがいたくなって、おしりが落ちる。何才まで乗っていいですか。パワフル父さん長生きしてね。

受賞者コメント

お父さんとぼくの、きずなを表す漢字は、「何かな…」と考えました。
お父さんは、ぼくが小さいころから、よく肩車をしてくれました。
高い所から見下ろす景色が、とても気持ち良くて、ドシンドシンとゆれながらぼくを運んでくれます。お父さんが元気だったらこれからも肩に乗せてもらえると思うので、健康で長生きしてもらいたいという気持ちを、「肩」の漢字にこめて、お父さんにおくります。

審査員からのコメント

英志くん、お父さんが肩車をするというのは、いろんな意味があると思いますよ。なによりも「英志とお父さんは親子でひとつ(一体)なんだ!」というきもちがあるのです。そして遠くまで四方八方見えることで、世間は広いということを知ってもらいたいという願いもあるのです。英志くんはそれをちゃんとわかっていますね。お父さんの「ごつい肩」「ものすごい安定感」はきっと、長い間苦労して英志くんや家族を大切に働いてきたことのあかしでもあるように思いますよ。(橋本五郎)

ひいおじいちゃんへ門田 琉叶より「招」

門田 琉叶 さん
(広島県・10歳・神石高原町立来見小学校)

ひいじいちゃんは、病気で一足先に天国へ旅だってしまった。亡くなる数日前、「ちょっと琉叶こい。」と言い、招きねこをくれた。ぼくに幸せを招こうとしてくれていたのかな。「ひいじいちゃん、天国でも元気にしていてね。」今日もぼくは招きねこをなでる。

受賞者コメント

今回は、このようなすてきな賞に選んでくださりありがとうございました。
正直、ぼくはあまり漢字が得意ではありません。お母さんからは「琉叶、トメハネをていねいに書きなさい」とよく言われます。苦手だなと思いながら、なんとかしたいという気持ちで勉強にのぞんでいました。
そんな時、この「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」に出会ったのです。ぼくは見て思ったことをそのまま素直に書きました。だから、入賞の通知が届いた時にはびっくりしました。
いつも漢字を教えてくれるお母さんも驚くと同時に、心から喜んでくれました。そして、天国のじいちゃんが「がんばっているの知ってるぞ」と言ってくれているような気がしました。
この賞を通して、ぼくに関わってくれているすべての人に感謝したいと思いました。そしてじいちゃんに一言。じいちゃんのおかげで漢字が大好きになったよ。

審査員からのコメント

琉叶くん、人には寿命というものがあって、いつかは天国に旅立たなければなりません。そして旅立つにあたって、大切に思っている人に何かを残したいと思うのです。おじさんは74歳ですから、いつもそう思っています。ですからひいおじいちゃんのきもちがよくわかるのです。琉叶くんは招きねこにこめられたひいおじいちゃんの「幸せになってね」という願いをちゃんと受けとめています。ひいおじいちゃんは、琉叶くんが招きねこをなでながらひいおじいちゃんのことを思っていることを天国から見ていると思いますよ。(橋本五郎)

佳作

  • 岩松 諒真 さん
    (大阪府・7歳・学研長尾台教室)
  • 大垰 智紀 さん
    (広島県・10歳・神石高原町立来見小学校)
  • 奥村 りお菜 さん
    (愛知県・11歳・名古屋市立藤が丘小学校)
  • 加納 沙姫 さん
    (和歌山県・8歳・紀美野町立野上小学校)
  • 桑迫 綾音 さん
    (大阪府・9歳・摂津市立三宅柳田小学校)
  • 戸塚 龍聖 さん
    (静岡県・8歳・掛川市立原田小学校)
  • 永井 秀明 さん
    (大阪府・11歳・関西創価小学校)
  • 松岡 輝 さん
    (千葉県・6歳・八千代市立萱田小学校)
  • 森谷 圭剛 さん
    (愛知県・8歳・名古屋市立藤が丘小学校)
  • 藪田 一那 さん
    (熊本県・11歳・菊池市立泗水西小学校)

絆大賞

お母さんへ娘より「跡」

岡山 榎恋 さん
(大阪府・12歳・茨木市立太田中学校)

私の母にはお腹に傷痕があります。それは私が母のお腹の中にいた頃、母子共に助かる確率の低い胎盤早期剝離と診断されて手術をした時の傷です。奇跡的に母と私は無事。命がけで私を産んでくれた母へ感謝の想いを込め、傷痕のあとでなく、奇跡のあとを贈ります。

受賞者コメント

この度は絆大賞に選んで頂き、とても嬉しく思います。
家族は心から喜び、コロナ禍で暗い話題が多い状況の中、明るい知らせを有難うと言ってくれました。
胎盤早期剥離で産まれたこと。その時に早朝にもかかわらず手の空いた医師が二名いたこと。小学校の授業で自分の生い立ちを調べ、誕生自体が奇跡だったと知ったこと。中学校の国語の授業で漢字コンテストに応募したこと。沢山の偶然が積み重なり、今回の入賞につながったと思います。
この賞を頂いたことをきっかけに漢字に興味を持つようになりました。今後は積極的に漢字検定等にも挑戦したいと思います。
最後になりますが、自分に自信を持つきっかけとなる素敵な機会を頂き、本当に有難うございました。

審査員からのコメント

ご自身が生まれた時の出来事に、感謝の気持ちを込めてひとつの漢字を選ばれました。この「跡」はまさしく、母と娘の絆の一文字と言えます。奇跡とは、常識では起こると考えられないような不思議な出来事のことですが、時に私たちのまわりにはそんな瞬間が訪れますね。そして、「跡」という漢字には“歩いた後の足かた”という意味もあります。母への感謝を胸に歩んでゆくこれからの人生、どうか素晴らしい足跡を刻まれますように。(やすみりえ)

日本漢字能力検定協会賞

友達へ春輝より「平」

佐藤 春輝 さん
(千葉県・14歳・千葉市立花見川中学校)

僕が部活の試合前に緊張していました。その時に友達が「平になろ」と言った。なぜ平なのか聞くと、「平がつく熟語を言ってみて」といわれ、思いついたのが「平気、平常」すると友達は、「だからいつも通りやればいいよ」と言った。僕はもう「平気」だよ。

受賞者コメント

このような賞をいただくことができてうれしいというより、驚いた気持ちの方が大きいです。この言葉は、僕が小学校高学年の頃、バスケットボールの試合前にすごく緊張していた時に友達が言ってくれた言葉です。その言葉のおかげで試合ではよく体が動き、何度も得点にからむ活躍ができました。それからはバスケットボールの試合に限らず、様々な場面でこの言葉を思い出しています。この言葉の効果は絶大で、安心したり、緊張がほぐれたりして、ずいぶん助けられています。
その友達とは、中学は別々で、高校も違う学校に進学します。そして友達は高校でもバスケットボールを続けるというので、今度はライバルとして対戦することが楽しみです。

審査員からのコメント

「平」、という字を贈ってくれた友人の心配り、部活の試合前に緊張していた春輝君に「平常心」で臨んで欲しいと思って贈ってくれたのでしょう。私には「平」を贈られてまず思いついたのは「平和」であり「平等」や「平成」でした。そこで、手元にある「漢検漢字辞典」の「平」のところを開いてみました。なんと50を越える熟語が見つかりました。あらためて漢字の奥深さを教えられました。これからも、何があっても「平気」で「平らげて」ください。(髙坂節三)

審査員賞

親戚へ中井 栞菜より「代」

中井 栞菜 さん
(大阪府・12歳・金光八尾中学校)

父子家庭になって約五年。初めは慣れず、ストレスで蕁麻疹も出た。そんな時、父や祖母、伯母など、親戚は言ってくれた。「子供は全員で育てるもの。みんなが母親代わり。」私はこの言葉に感動した。私も人を支えられる、尊敬される。そんな人になりたい。

受賞者コメント

初めての受賞でとても驚きました。
あまり実感が湧かず、不思議な気持ちです。小学校の頃に、校内で何度か受賞したことがありますが、規模が違うので緊張します。
作品には、両親が離婚しても、優しくしてくれた家族や、親戚に「ありがとう」の想いを込めて書きました。

審査員からのコメント

ご親戚の方々の頼りになる言葉。読ませていただき、私たち審査員も胸があたたかくなりました。このような想いの中で育てられた栞菜さん、しっかりとその有難さを受け止められていて素晴らしいです。“母親代わり”を務めて下さったご親戚の方々は、何物にも“代え難い”存在ですね。立派に育まれた心が、また別の誰かの代え難い存在になっていくに違いありません。(やすみりえ)

妹へ陽一郎より「好」

長畑 陽一郎 さん
(沖縄県・13歳・宮古島市立久松中学校)

ぼくには妹がいます。ぼくは基本的に妹に嫌われています。何でかは知らないけど嫌われています。こないで、みないでっていわれます。でも、たまに好きっていってくれて、うれしいので、そのままだったらいいなーと思います。

受賞者コメント

この度は、審査員賞をいただきありがとうございます。最初、審査員賞を取ったと聞いた時は何のことかよく分かりませんでした。後からすごい賞なのだと分かり、驚きました。
僕には3歳の妹がいます。正直生まれる前は10歳も離れているから一生仲良くやっていけるかなと思っていました。2歳の後半くらいから「嫌い」と言われ始め、今のところ「好き」と言われたことは数えられるほど少ないです。また、僕は野球をやっていて最近はあまりヒットが打てていません。
多分妹からの愛の力が足りていないからだと思います。妹に「好き」と言ってもらえた時は調子がよく打率が高いです。
これからも妹にたくさん「好き」と言ってもらえるよう仲良くしたいです。

審査員からのコメント

可愛い妹に翻弄されている陽一郎さん。女ごころは一筋縄ではいきません。「好」という漢字は、母親がこどもを抱く姿から成り立ったものだそうです。そして、その姿は“美しく喜ばしい”という意味へつながっていくんですね。私は、人を好きになる気持ちも同様、美しく素晴らしいものだと常々思っています。兄からこんなふうに思われている妹さんは本当に幸せですね。(やすみりえ)

おじいちゃんへ孫より「魚」

浦 雪華 さん
(北海道・13歳・北海道教育大学附属函館中学校)

昔、食が細くて、好き嫌いが多い私は魚だけが大好きでした。もちろん今も好きです。私が初めて食べた魚は、漁師であるおじいちゃんが釣った魚です。箸の使い方を魚で教えてくれたので私は焼き魚の骨を取るのが得意です。魚は私とおじいちゃんの思い出だと思うよ。

受賞者コメント

この度は審査員賞に選んでいただき本当にありがとうございました。私が祖父に贈りたかった「魚」は祖父との思い出そのものです。休み時間に突然、先生に呼ばれ作品が選ばれた事を知らされました。その時は何が起こったのかがよくわかりませんでした。けれど家でもう一度内定の紙を見ると、「大切な思い出の漢字で審査員賞に選んでもらえた」と実感が湧いてきました。その瞬間、ものすごい驚きと嬉しさがこみ上げてきました。祖父に贈りたかった漢字でしたので、すぐに伝えると「額に入れて飾るぞっ!」と、とても喜んでくれました。私はその姿を見られた事がとても嬉しかったです。審査員賞に選んでくださり、「魚」と祖父との思い出がまたひとつ増える事になりました。ありがとうございました。

審査員からのコメント

おじいちゃんとの思い出を「魚」という漢字に重ねて素直に表現してくださいました。漁師であるおじいちゃんそのものと言っていい一文字なのだと感じます。おじいちゃんのお人柄まで浮かんでくるようで興味深いです。これまでの応募作品の中でもなかなか出会うことのなかった漢字でした。とても印象に残りましたし、こうした切り口で贈りたい漢字をチョイスするのもいいものですね。(やすみりえ)

佳作

  • 秋山 凛太郎 さん
    (島根県・14歳・松徳学院中学校)
  • 碇山 希桜 さん
    (大阪府・12歳・大阪市立我孫子中学校)
  • 楠木 快明 さん
    (大阪府・13歳・阪南市立飯の峯中学校)
  • 櫻井 亜果里 さん
    (東京都・14歳・練馬区立北町中学校)
  • 籏持 左保子 さん
    (神奈川県・13歳・湘南白百合学園中学校)
  • 羽根 美葉 さん
    (岐阜県・12歳・川辺町立川辺中学校)
  • 檜井 杏夏 さん
    (石川県・13歳・金沢市立紫錦台中学校)
  • 北條 百葉 さん
    (宮城県・13歳・仙台市立七北田中学校)
  • 深山 すみれ さん
    (東京都・12歳・恵泉女学園中学校)
  • 山本 望央 さん
    (山口県・13歳・晃英館中学校)

絆大賞

母へ息子より「帰」

平川 元大 さん
(大阪府・17歳・大阪府立摂津高等学校)

仕事の関係で朝3時過ぎに家を出る母。でも毎朝、仕事の合間に必ず電話をかけてきてくれる。切るときは絶対「気をつけて」と言ってくれる。そのとき僕はいつも「大事に思ってくれているんだな」と思う。毎日何事も無く家に帰って「ただいま」と言いたい。

受賞者コメント

受賞したことを知らされたとき、正直受賞するとは思ってもいなかったのでとても驚きました。この作品は、いつも朝起こしてくれる母への感謝と、感謝に応えて何事もなく家に帰りたいという自分の意思を込めて書きました。ただ単に日常の一つにすぎないことかもしれませんが、親にとっては帰ってくる自分の子どもの顔を見ることや帰ってきて「ただいま」と言ってくれることが嬉しいことなのだと思いました。

審査員からのコメント

漢字は三千数百年前の古代中国でつくられました。その成り立ちからは古代中国に生きた人々の眼差しを見て取ることができます。
「帰」の漢字の成り立ちを調べると、先祖へのお供えの肉のかたちと先祖を祭る場所を清めるほうき、それから足跡のかたちが組み合わさって出来上がっています。古代中国では軍が出発する時、先祖へ供えた肉を守護霊として持っていったといいます。そして軍が無事に帰還した時には、その肉を先祖へ再び供え、無事を報告したのです。元来、「帰」は軍が無事に〈帰る〉意味であったのが、やがて〈帰る〉こと全般を意味するようになりました。
お母さまは毎日早朝から仕事に出かけられるのですね。お仕事の合間、息子さんへの電話はきっとお母さまにとっても安心で暖かなひとときなのだろうと、エピソードを拝読して感じました。「毎日何事も無く家に帰って「ただいま」と言いたい」という一節に、「帰」の字の成り立ちに描かれた意味が重なるようでした。無事に帰ることは当たり前の日常のようでいて、実は小さな奇跡の積み重ねなのかもしれないと思うことがあります。これからも元大さんとお母さまとの暖かなひとときが積み重なってゆくことを願って、絆大賞を贈ります。(華雪)

日本漢字能力検定協会賞

お父さんへ蒼依より「父」

松村 蒼依 さん
(静岡県・15歳・富士陽光学園)

あなたは私の実父ではない。だからいつも心配かけたら、「再婚したから。」と言う。でもそんな事ないよ。心配してくれた。ケーキを作ってくれた。行きたい高校に入学させてくれた。沢山の思い出を作った。だから私の父と自信持って欲しいから父の字を贈ります。

受賞者コメント

この度、このようなすばらしい賞に選んでいただきありがとうございます。作品を書く事になり、普段気持ちをなかなか伝えられていない父に対して贈ろうと思いました。父は実父ではありません。私が小学生の時に母が再婚しました。中学生の頃、私が両親に心配ばかりかけていた時「『蒼依がこうなったのは再婚したからかな』とお父さんが気にしていたよ」と母に言われ、そんな風に思わせていたことに後悔し、同時に私の事を実の子のように思い愛情をかけてくれたことに気づきました。父とは沢山の思い出があります。県外の高校で寮生活をしたいと言った私を心配し、初めは反対していましたが、最後には私の意思を尊重して入学させてくれました。出発の日「体調に気をつけて」とかけてくれた一言は今でも覚えています。将来は社会で活躍できる人になって、父に安心してもらえるよう頑張りたいです。

審査員からのコメント

「父」、何気なく使っている「父」という言葉、いろいろな家庭があり、各々の人生があります。私も家内を亡くし、主人を亡くした女性と再婚しました。どちらにも年頃の子供が居り、気を使いながら30年が過ぎました。お父さんの努力、それに応える蒼依さん、苦労もあったでしょうがお互いに認め合い、絆を深め素晴らしい家族愛を深めて来たことでしょう。相手の立場を理解し、認め合うほど大切なことはありません。(髙坂節三)

審査員賞

隣のご夫婦へ私より「鍵」

外舘 日菜子 さん
(岩手県・15歳・岩手県立盛岡第一高等学校)

人見知りでほぼ話さない私に挨拶をしてくれるご夫婦。あの夏、鍵を忘れ家の前で泣いていた私を、そっと家に招き入れお菓子と温かいお茶を差し出してくれた優しさを私は今でも忘れない。お二人は私の心の『鍵』までも開いてくれた。心から、ありがとう。

受賞者コメント

この度はこのような賞をいただき、大変ありがとうございます。
まさか受賞すると思っておらず、驚きましたが、とても嬉しく感じております。
当時の状況は今でも鮮明に覚えています。誰もが一度は経験したことがある出来事だと思いますが、当時の私にとっては重大なことだったので、パニックに陥っていました。そんな私に温かく接してくださったご夫婦には感謝の気持ちで一杯です。
これからも自分から挨拶を行うなど、人との関わりを大切にしていきたいと思います。

審査員からのコメント

「鍵」の字の成り立ちをたどると、元は車輪の軸の端を止めて車輪が外れないようにするくさびの意味だったといいます。元来、そこに錠前である〈鍵〉の意味はありませんでしたが、のちにくさびにイメージされる錠前へと意味が広がったといいます。
鍵を忘れて泣いていた人見知りの日菜子さんを招き入れてくれたお隣のご夫婦の優しさは、心の〈鍵〉を開いてくれました。そしてその優しさが元来の意味であるくさびとしての〈鍵〉のように日菜子さんの心に大切に止まっているのかもしれませんね。
日菜子さんの暖かな思い出が、これからの日菜子さんの時間を豊かなものにするようにと願って審査員賞を贈ります。(華雪)

妹へ姉より「手」

兵頭 果音 さん
(愛媛県・17歳・済美高等学校)

初めて私と話したこと覚えてる?耳がきこえないあなたと、「手」話で話してたね。初めて「私がお姉ちゃんだよ。」と言ったときニコッて笑ってくれたのを今でも覚えているよ。「手」は私とあなたを結ぶ大切なものなんだよ。喧嘩ばかりするけど本当は大好きです。

受賞者コメント

このたびは、私の作品を選んでいただきありがとうございます。受賞の知らせを聞いたとき、とても嬉しかったです。
今回、応募するにあたって普段恥ずかしくて伝えられない気持ちを言葉にしようと思いました。そこで、妹への感謝の意味をこめて「手」を選びました。「手」話は聴覚障害をもつ妹と私を結ぶとても大切なものです。いつもは喧嘩ばかりしていますがそれでもたった1人の大切な妹であるということを改めて伝えたかったのです。この作品を考えているときも妹との懐かしい思い出が沢山蘇ってきて楽しかったです。これからも感謝の気持ちを忘れずに仲良く過ごしていきたいです。
今回の受賞はとても光栄に思います。心から感謝申し上げます。

審査員からのコメント

漢字が生まれた三千数百年前の古代中国では「手」の字を、五本の指と手首のかたちで表しました。また漢字の中で、もっとも多い字は〈手〉に関連するものだといいます。ここから伝わってくることは、それほどまでに〈手〉は古来から様々な役割を担ってきたということです。
果音さんと妹さんの間では、手はさらに大きく暖かな役割を果たしているのですね。
私事ですが、先日ヨコハマ・パラトリエンナーレという芸術祭に参加した折、手話通訳の方とご一緒する機会があり、わたしの名前の華雪を手話で教わりました。手話に触れるたびに、その豊かな表現に驚かされます。
果音さんの思いと妹さんの思いをことばに変えてきた手が、これからもおふたりの思いをたくさん運び続けることを願って、審査員賞を贈ります。(華雪)

私へ私より「編」

原 かおり さん
(静岡県・18歳・静岡県立磐田農業高等学校)

手編みで作った物には、ほつれがつきもの。今年の高校3年生にとっては最後の行事。流行したコロナウイルスで楽しみだった行事はなくなり、制限された。私はそれをほつれと例えた。高校生活最後はたくさんのほつれがあったが、これが手編みの醍醐味だと思う。

受賞者コメント

最初は誰に贈ろうか迷っていました。誰かに一文字で贈る漢字が思い浮かばなかったので、自分に贈ってみようと思って書きました。私はその時、学校の授業で編み物をやっていました。初めてやった編み物はとても下手で、ほつれてしまうような物でした。ふと、自分のことを編み物にたとえた時、「あぁ、今年の私たちみたいだな」と思いました。それを自分に向けて「編」という漢字で書こうと思って書きました。編み物を今年の1年に、ほつれを今年行えなかった行事に置きかえました。私だけでなく今年コロナウイルスの影響で楽しみにしていた行事や旅行などがなくなってしまった人たちにも当てはまると思いました。

審査員からのコメント

漢字は三千数百年前の古代中国でつくられました。その成り立ちからは古代中国に生きた人々の眼差しを見て取ることができます。
「編」の字は、紙が発明される前、字を書くために用いられていた細長い竹や木の札を順に綴じていく様子を描いています。字が書かれた一本の細い札が二本になり、三本になり、文章となってゆきます。その様子から〈編む・綴じる・連ねる・書物〉といった意味へと広がっていきました。
編むことにまつわるほつれを醍醐味として着目されたかおりさんの視点は、高校最後の一年を過ごされているかおりさんだけでなく、同時代を生きる多くの人にとっても共感できるものだろうと思いました。編みものがほつれるたび、解いてまた編み直したり、繕ったり……そうして目の前のことと付き合ってゆく。行きつ戻りつする時間が編み込まれた編み物は、まるでわたしたちの生きている日々のようでもありますね。コロナの感染拡大の収束までの今しばらく続くだろう混沌とした時間をかおりさんのような新鮮な視点で、他の多くのひとも捉えることができたらと願いつつ、かおりさんへ審査員賞を贈りたいと思います。(華雪)

佳作

  • 太田 紅巴 さん
    (神奈川県・16歳・横浜市立ろう特別支援学校)
  • 小野 桃子 さん
    (神奈川県・17歳・東海大学付属相模高等学校)
  • 小柳津 雪衣 さん
    (福島県・17歳・福島県立会津支援学校)
  • 川島 千知 さん
    (福島県・15歳・福島県立川口高等学校)
  • サマド アブドール さん
    (富山県・16歳・富山国際大学付属高等学校)
  • 高崎 玲奈 さん
    (北海道・17歳・北海道室蘭清水丘高等学校)
  • 中島 美波 さん
    (千葉県・17歳・千葉敬愛高等学校)
  • 錦辺 なつき さん
    (福岡県・18歳・西南女学院高等学校)
  • 増田 和 さん
    (宮崎県・16歳・宮崎県立延岡高等学校)
  • 馬野 聖也 さん
    (鳥取県・15歳・倉吉北高等学校)

絆大賞

息子へ母より「聾」

酒井 素子 さん
(大阪府・司書)

あなたの耳が聞こえないとわかって、初めて「聾」という漢字は「龍の耳」と書くのだということに気付きました。耳ではなく角で音を聞く龍と同じように、あなたにも、人とは違う力が必ずあります。それを見つけて大事にしてほしいと母は思っています。

受賞者コメント

勤務先の学校に、休校中に届いた昨年度の受賞作品集。
何気なくめくっていくうちにどんどん引き込まれて、気がつくとすべての作品を隅から隅まで読んでいました。
とても素敵な取り組みだなぁ、と思って応募したものの、その後落ち着かない日々を送るうちにすっかり忘れていたので、受賞の連絡をいただいたときは、本当に驚きました。
幼いころから、周りの人に好かれる不思議な何かを持った子だなぁ、と我が子ながら感じていた息子は、この春二十歳になります。節目の年に大きなご褒美をいただき、とても嬉しく思っています。
本当にありがとうございました。

審査員からのコメント

絆大賞!!おめでとうございます。
「龍の耳」と書いて「聾」。以前からこの漢字を調べているが、100%納得できる答えがまだ見つかっていません。
「龍」の字が付く漢字は他にも『朧、瀧、礱、龒、籠、襲、竉、靇、龐、瓏』などがあります。
「龍」は想像上、伝説上の生き物とされ、人智を超えた神秘の力を備えていて、雲、雨を司ると言われています。
龍神様として昔から祭られ、崇められ、木彫りや襖絵になってきました。
大きい、恵み、慈しみ、和らぐ、穏やかの意味も備えてます。
私は、漢字は「神字」と捉えているので、「聾」の字も神の字として観察すると、息子を思うお母様の気付かれた「耳ではなく角で音を聞く龍と同じように、あなたにも、人とは違う力が必ずあります。」これが答えだと思います。
お母様と龍神様がバックアップ!!見守っていますね。(ゴルゴ松本)

日本漢字能力検定協会賞

お義母さんへ薫より「器」

小松崎 薫 さん
(埼玉県・会社員)

嫁いで最初の朝。「お嫁さんは遠慮しちゃうから」と主人より大きな茶碗をくれたあなた。お義母さんがくれる器は心の大きさであり、深さだった。おかげでお腹も心も日々いっぱい。こんな嫁をこれからも宜しくお願いします。

受賞者コメント

このたびは大変すばらしい賞を頂戴し、光栄に思います。結婚以来、義母をはじめ、多くの方々に温かく見守って頂き、今回この様な賞を頂くことができました。嫁として至らない点の多い私を許し、育ててくれたのも義母であります。血のつながりはありませんが私を本当の娘のようなまなざしで見守ってくれる義母には今も感謝しかありません。口数こそ多くありませんが義母から教わることは非常に多い気がします。
これから年を重ねるにつれ、そんな義母のようにしたたかで芯のある女性になりたいと思うばかりです。コロナ禍において日々不安な日常を送る中でわが家にとってもおめでたいニュースとなりました。
ありがとうございました。

審査員からのコメント

「器」、悦びの中にも、不安が残る嫁いだ最初の朝、迎えて下さったお義母さんの心配りに胸を打たれました。それに答えて行こうとされる薫さんも心配が吹っ飛び、うまくスタートを切ることが出来ましたね。お義母さんの心の大きさ、深さを「器」の大きさと捉え、毎日感謝しつつ、素晴らしい家庭を作って下さい。ご主人も良い人と出会い、家族円満に過ごせそうだと喜んでおられることでしょう。(髙坂節三)

審査員賞

祖母へ美季より「指」

加戸 美季 さん
(大阪府・二児の母親)

「あなたの指は私に似ていて、太くて短い。これはとても器用な手なのよ。」口癖のようにそう言って私の手を繋いでくれた祖母。そんな祖母と血が繋がっていないことを知ったのは大人になってからでした。たくさんの愛情を注いでくれてありがとう。

受賞者コメント

これまで誰かに話すこともなく、ずっと心のなかで大切にあたため守り続けてきた想いを初めて文字に表しました。まさか賞をいただくことになるなんて夢にも思わず、嬉しいような、こそばゆいような、そんな気持ちです。
祖母は十年前に他界しました。できることなら直接伝えたかったな…。だけど、このような素晴らしい機会をいただけたからこそ、想いを形にできたのだと思います。ありがとうございました。
ひとりっ子の私は祖母にとってたった一人の孫でした。幼い私の手を慈しむように見つめ、優しく握りしめてくれた祖母のぬくもりを私はずっと忘れません。
綺麗なネイルも華奢なリングも似合わないけれど、私はこの指が大好きです。

審査員からのコメント

おばあちゃんと孫の物語。
太くて短い指!!それは器用な手の証。
手を繋ぐたびに言ってくれたおばあちゃん!!
おばあちゃんは血の繋がり関係なしに、手を繋ぎ、心を繋いでくれました。
知らず知らずのうちに、その指で導いて孫の将来を「指導」してくれていたんですね。
大人になった孫は、事実を知り、たくさんの愛情に「ありがとう。」
天国のおばあちゃんとまた繋がった瞬間!!
大きくなった器用な手で、誰かを手伝い、手助け、手を差しのべ、手当てをしてあげ、手を繋ぎ、心を繋ぐ物語を続けて行ってください。(ゴルゴ松本)

兄へ妹より「血」

古川 奈菜 さん
(埼玉県・主婦)

血と聞くと良い印象を抱く人は少ないですが、私は兄の血のお陰で今生きています。造血幹細胞を提供してくれてありがとう。痛かったよね。兄の血から生まれたリンパ球は白血病細胞を攻撃してくれました。血液型もA型からO型に変わり新しい人生の始まりです。

受賞者コメント

今回、沢山ある漢字の中から何を選ぶかとても考えました。真っ先に浮かんだのが「血」でしたが、ストレートすぎるのではないか、悪いイメージが先行するのではないかと悩みました。しかし、私を救ってくれたのは紛れもなく兄の血である事から「血」を選びました。内心ドキドキでしたが、漢検協会の方々が私の思いを理解してくださり大変嬉しく思います。
私は元々、日本の文化である漢字が好きで、大人になってからも漢検を受検しました。今回受賞して漢字の楽しさを再認識する機会を与えてくださった皆様、本当にありがとうございました。

審査員からのコメント

「血が通う」とは、人間らしい温かみがあることです。
人を想う心。思いやりには温もりがあります。時代を超えて一番大事な事です。
血を分けた妹の人生が、命が危険にさらされた時、家族であるお兄さんが自らの血を、「いの血」として別けてくれました。
その兄の温もりが「愛」という武器となり、白血病細胞を撃破してくれたんですね。
「治、道、乳、知、値」全部「ち」と読みます。血に繋がる感じがします。
妹さんの新しい人生の始まりを示したのはお兄さん!!まさに「祝」です。(ゴルゴ松本)

母へ娘より「待」

村上 真緒 さん
(京都府・京都女子大学)

小学生の頃、毎回0点が書かれた算数のテストを持ち帰っていた。それを見た母は「他に何か秘めた才能がある!」と何にでも挑戦させてくれた。私は来年から新社会人として、自分の得意分野を活かした仕事に就く。今日まで期待して待ってくれてありがとう。

受賞者コメント

この度は、第8回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」の審査員賞に選出していただきありがとうございます。入賞できたことで、改めて私自身と両親が生きてきた22年間が報われたような気がして、大変嬉しく思います。
私は母親から「挑戦する」という選択肢を与えて貰え、日々挑戦することの面白さやその先にある様々な喜びを実感しています。同時に、「何事も途中で投げ出したり辞めることはしないように」と言われ続けていたため、挑戦したことを最後まで「極める」ということも教わりました。今、この成果が実るスタートラインに立って、さらなる挑戦を極めていきたいと思っております。この作品を生んだ母親、賞に選んでくださった審査員の方々に感謝申し上げます。

審査員からのコメント

「今何時!?」・・・「ちょっと待ってて」
「今何時!?」・・・「まだ早い」
「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」徳川家康は時が来るのを待って大将軍になりました。
お母さんの「待つ力」「見守る力」が娘を育てました。
「待てば甘露の日和あり」。
いらだたず待っていれば早晩幸運が到来することを証明しました。
ただし、何もせず待っていたのではなく、色々なことに挑戦し続けたのです。
その結果、待ちに待った未来が招待されたのですね。
新社会人に期待しかありません!!(ゴルゴ松本)

佳作

  • 佐々木 晋 さん
    (北海道・会社員)
  • 清水 直子 さん
    (熊本県・医師)
  • 瀬尾 昌展 さん
    (広島県・法人職員)
  • 中島 正侶久 さん
    (新潟県・自営業)
  • 長瀬 安雄 さん
    (大阪府)
  • 橋之口 健斗 さん
    (大阪府・教員)
  • 浜田 千鳥 さん
    (大分県・主婦)
  • 林 奈津実 さん
    (富山県・富山大学)
  • 森田 章 さん
    (埼玉県)
  • 吉田 思帆 さん
    (静岡県・教員)

※ 受賞者の都道府県、学校名、年齢、職業は応募当時のものです。

※ 基本的には応募作品の原文をそのまま掲載しておりますが、一部修正を加えている箇所がございます。ご了承ください。

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