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小学校

子どもたちの笑顔を増やし、さらなる成長を応援するために ~コミュニティ・スクールを活用し、学校課題の解決へ~/小学校/北海道

校長 西村 聡  様(写真:中央)会長 仁義 智光 様(写真:左)地域学校協働活動推進員(コーディネーター) 山根 博美 様(写真:右)

北海道

[公立] 岩見沢市立美園小学校(美園小学校学校運営協議会)

校長 西村 聡  様(写真:中央)

会長 仁義 智光 様(写真:左)

地域学校協働活動推進員(コーディネーター) 山根 博美 様(写真:右)

■「笑顔いっぱい、やさしさいっぱいの美園小」を目指して

 本校では学校スローガンを「笑顔いっぱい、やさしさいっぱいの美園小」としています。その実現に向けて、教職員や児童、保護者、地域住民、学校運営協議会委員のみなさんへ発信・共有し、教育活動を行っています。
 「笑顔」には、元気な挨拶、行事や諸活動での楽しさに加え、学習で分かったときや個人で努力して目標を達成したときの笑顔もあります。そのような子どもたちの笑顔が見られるよう授業を工夫したり、子どもが主体的な活動に取り組める環境を整備したりしています。
 そして、「やさしさ」には、思いやりの気持ちを持つこと、いじめは絶対にしないこと、友達との会話の際に「ありがとう」「すごいね」のような「ポカポカ言葉」を使ってよりよい友人関係をつくることなどのやさしさがあります。授業でのやりとりはもとより、学級活動や児童会活動を工夫して行い、あたたかな雰囲気づくりに努めています。
 

■コミュニティ・スクールと地域学校協働活動を一体的に推進し、課題解決を図る

 「全国学力・学習状況調査」などの結果から、国語の学力向上と家庭での学習習慣定着に課題があることがわかりました。学校運営協議会でそれらの課題を共有し、課題解決のためにできることを熟議しました。その過程で、地域学校協働活動推進員(コーディネーター)から「課題解決につながり、子どもたちの主体的な取り組みに位置づけることができるツールの1つとして、漢検を地域学校協働活動で活用してみてはどうか」という提案がありました。具体的な取り組みの提案を受け、改めて学校運営協議会で熟議を行い、漢検を活用することにしました。
 

■漢検のニーズと運営ボランティアを把握するため、保護者アンケートを実施

 この取り組みには家庭の協力も必要であると考え、漢検に関するアンケートを取得しました。結果は以下の通りです。

Q1.これまでにお子さんが日本漢字検定協会主催の漢検を受検したことはありますか?
 ある 10(8.3%) / ない 110(91.7%) 
 
Q2.美園小学校が受検会場になった場合、お子さんを受検させたいと思いますか?
 思う 68(56.7%) / 思わない 7(5.8%) / どちらともいえない 45(37.5%)
 
Q3.ご家族で漢検に参加してみたいと思いますか?
 思う 29(24.2%) / 思わない 45(37.5%) / どちらともいえない 46(38.3%)
 
Q4.漢字検定を実施した場合、漢検運営のボランティア(試験監督や検定日の会場内の案内等)にご協力くださいますか?
 はい 3(2.5%) / いいえ 77(64.2%) / 人手が足りないのであれば… 40(33.3%)

※家庭数が約350のうち、120名が回答

 保護者アンケートを行うことで、漢検のニーズや運営ボランティアの協力意向などの確認ができ、学校・地域・家庭が連携・協働して取り組みを推進していくことの根拠にもなりました。また、「はい」と「人手が足りないのであれば」を合わせて43名の保護者が運営ボランティアに協力してくださる意向があるという結果は、大変心強いものでした。運営ボランティアへの協力を入り口に、他の取り組みにもご参画いただけることを期待しています。
 

■実施運営上の課題と改善策

 初めての漢検を実施した後、学校運営協議会で取り組みの報告とあわせて、実施運営上の課題と改善策について熟議し、下記のように整理しました。
 

 課題①:受検者募集に係る申込方法 

〈発生した事象〉
受検者募集に際して、申込方法を紙とWebフォームどちらでも可とした。その結果、申込の取りまとめが煩雑になってしまった。
〈改善策〉
申込方法をWebフォームに一本化する。

 課題②:受検料の集金方法 

〈発生した事象〉
受検料を現金で学校に持参されたため、集金後の管理が難しかった。親子で受検を希望されるご家庭からの集金は、金額が大きくなった。
〈改善策〉
地域学校協働活動専用の口座を開設し、個別で振り込んでもらうようにする。

 課題③:試験監督を務める方々への対応 

〈発生した事象〉
試験監督は学校運営協議会委員や保護者ボランティアが務めた。試験当日、検定開始時間の30分前に集合し、『準会場の手引き』(漢検協会提供)をもとに打ち合わせを実施した。想定より説明・確認事項が多く、慌ててしまった。
〈改善策〉
試験監督を務める方々に対して、漢検協会提供の『準会場の手引き』を当日までに事前配付する。


■取り組みの成果と今後の展望

 ほとんどの受検者が合格し、満点合格者もいました。中には、親子や兄弟で受検し、合格する姿も見られました。このような素晴らしい結果が得られたのは、子どもたちが自分で決めた目標に向かってコツコツと学習を積み重ねていったことはもちろんのこと、保護者が子どもたちをそばで励ましたり、一緒に学んだりしたことも要因だと捉えています。それらの経験により、子どもたちは「学ぶって楽しい」(学習意欲)、「次もチャレンジしたい」(チャレンジ精神)、「自分はもっとできるかもしれない」(自己効力感)などを持つことができたと感じています。また、子どもに対して毎日のように「勉強しなさい」と言っている保護者が子どもの目の前で学ぶ姿を見せたり、子どもと共通の目標に向かって学び合ったりすることで、家庭での学習習慣定着にも好影響をもたらすと考えています。親子で受検し、合格した家庭には「家族受検表彰制度」(※)を活用し、『家族合格表彰状』を贈呈しました。この取り組みが本校の課題である国語の学力向上と家庭での学習習慣定着の解決に向けた糸口になったと捉えています。今後も学校・家庭・地域が持続可能な形で連携・協働しながら、子どもたちの笑顔を増やし、さらなる成長を応援していきます。
※家族で受検し、合格された場合、個別の合格証書に加えて『家族合格表彰状』を贈呈する制度(要申請)。
 

≪参考≫ 漢検実施までの流れ

時期 内容
8月上旬 学校管理職に「漢検」活用について口頭説明
10月上旬 学校管理職や学校運営協議会長などに説明・相談
11月下旬 「漢検」活用に向けた説明資料を学校管理職へ提出
12月上旬 学校運営協議会役員会で熟議し、実施決定
12月中旬 保護者アンケートの実施
12月中旬~1月上旬 受検者募集と申込とりまとめ作業(検定日約1か月前まで協会へ申込)
1月中旬 学習プリント(漢検協会提供/コピーフリー)を印刷し、受検者へ配付
2月上旬 漢検協会が定める検定日に実施
3月中旬~下旬 検定結果資料到着後、表彰

≪参考≫ 受検した子どもの声(校長先生のヒアリングと受検後アンケートより)

 Q.漢検をやってみてどうでしたか? 

・楽しかった
・緊張した
・簡単だった
・試験勉強したところが出てよかった
・4年生になったら、6級に挑戦したい
・答えを全部書けた
・難しいところは特になかった
・今度は4級を受けたい
・難しかったけど、受検は楽しく受けることができた


 Q.次回も受検したいですか? 

はい(100%)


≪参考≫ 保護者の声(受検後アンケートより)

 Q.今回の受検に関わって、感想をお聞かせください。 

・1年生10級を受けました。1年生の漢字の復習にもなりました。初めての検定という事もあり、試験の雰囲気など良い体験ができたと思いました
・以前より漢検受検を希望していましたが、なかなか近くで受検できる場所がなく困っていました。今回、身近な小学校で受検する機会をいただき、嬉しかったです。今後も続けていってもらいたいです
・子どもは受検日までピンと来ていない様子でしたが、実際に受けてから気持ちが変わったようです。経験が何よりの価値でした。またリベンジしたいです
・親子で受検しました。子どもはこういった検定が初めてなので緊張気味でしたが、終わった後は自信がついたようで、落ちても受かっても次また挑戦したいと言っています。 私も久しぶりに勉強して、いい経験になりました。これからも継続して学校で受検できると嬉しいです
・学年の総まとめ、また、冬休み中の課題としてこの時期の受検は良かったです。子どもに毎日勉強しなさい!と言い続ける親も、久しぶりに一緒に勉強し、学ぶ姿を見せるのは良かったかな、とも思います
・放課後にそのまま学校で受検でき、大変助かりました。下校が遅くはなりますが、ICタグで下校メールが届くのでその点も安心でした。過去問のプリントもいただき、家庭学習の時間も増えました。子どもは、次回も受けたいと意欲が高まったようです。開催していただき、ありがとうございました


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。

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