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小学校

コミュニティ・スクールや土曜授業に漢検を活用しています

校長 小森 保直 先生

中部 / 岐阜

[公立] 岐阜市立黒野小学校

校長 小森 保直 先生

漢検導入のねらい

 学校現場では、どの子にも基礎的な学力を身に付けさせると同時に、伸びる子はどこまでも伸ばしていく教育が必要であると考えます。本校では、子どもたち一人ひとりの可能性を伸ばす教育環境の向上のため、検定を活用することにしました。検定は、スモールステップで次へ次へと前に進め、挑戦の場が広がります。また、テーマが漢字であれば、学校で習ったことを自学自習できます。

 漢検の活用が根付けば、検定に向けて漢字をしっかり覚える機会も増えますし、字をていねいに書く意識も高まります。教員も検定を活用することで、指導機会を増やす工夫ができます。以上のことをねらいとして、平成25年度に漢検を導入しました。

コミュニティ・スクールにおける漢検の活用

 岐阜市では、平成27年度には市内全小・中学校、特別支援学校をコミュニティ・スクール(※)とすることを目指しています。本校では平成22年度に学校運営協議会が発足し、地域ぐるみの取り組みも活発で、子どもたちの安心で安全につながる活動を進めています。

 漢検を導入するにあたっては、地域の皆さんの参加を期待し、コミュニティ・スクールとしても位置付けました。これは、検定に挑戦する場とともに、保護者や地域の皆さんがボランティアとして検定運営をサポートしていただく場の創出でもあります。学校にかかわってくださる気持ちのある方でも、“1時間講演してください”では、ハードルが高くなります。一方で、漢検は当日の監督等も運営マニュアルに沿って動くため、やることが明確です。「そういうことなら私もやってみます。」と、多くの方がかかわってくださいました。また、今回は、過去問題に挑戦する子どもたちの採点もお願いしてみたところ、複数の方が手を挙げてくださいました。終了後の反省会では、子どもたちの真剣な姿に感動し、元気をもらったとのお声を多数いただきました。子どもの成長をわが子のように願い、温かい目で見守り、指導してくださる姿には、地域が注ぐ愛情を感じます。このように、子どもたちの頑張りを様々な立場で見届けてくださることが充実感となり、コミュニティ・スクールへの参加意識の広がりにつながれば大変ありがたいことです。

 さらに今年度は、黒野地区にある岐阜大学の学生もボランティアとして参加してくれました。今回は、教職を目指す4年生が来てくれましたが、検定会場の子どもたちを目の当たりにし、驚きや感動とともに、自身が教壇に立つことを思い浮かべ、たくさんの気付きがあったようです。学生たちが加わることで、コミュニティ・スクールが地域の魅力をさらに広げてくれるものと楽しみにしています。

土曜授業にも漢検を活用

 岐阜市では、平成26年度から市内の全小中学校で土曜日の授業を始めました。子どもたちの学力向上や、地域と学校のつながりを深めることをねらいとしています。本校では、人権教育を学校経営の基盤に位置付け、「学力保障」をテーマに漢検の活用をカリキュラムに盛り込みました。今回、漢検を土曜授業で行うことにより全員参加の場となり、正式に受検しない子どもたちも、同じ時間で過去問題に挑戦しました。漢検は、学年配当漢字に沿った級設定になっており、特に今回は6月実施の検定のため、各学年で1学年前の級に挑戦することにしました。そのため、子どもたちの自信につながったり、できなかった漢字を知り、覚えるきっかけになったりと、学力の底上げにも期待が高まります。

導入の成果と今後への期待

 子どもたちには「合格」という結果がとても嬉しかったようです。学校のテストと違い、漢検は公に認知された資格ですから、なおさら大きな自信になったようでした。また、保護者の声が家族そして地域の皆さんに広がり、学校への評価としても聞こえてきました。「学校が何か新しいことをやっている。子どもたちに新しい刺激を与えている。」と、地域が一体となって反応していただけるのは、大変ありがたいことです。

 今後は、より多くの子どもたちが挑戦してくれる機会になることを期待しています。そして、黒野のまちでは、子どもから高齢者まで漢字学習に取り組んでいると言われるような、まちづくりの一つにまで成長してくれることを願っています。

※コミュニティ・スクール制度(学校運営協議会制度)とは、学校・家庭・地域社会が一体となってより良い教育の実現に取り組むことを目的として、学校ごとに学校運営協議会を設け、保護者、地域の皆さんが協議会の一員として学校経営方針の決定に携わり、学校運営に反映させる制度です。運営協議会のもとに支援推進委員会や専門委員会があり、実際の教育的活動を進めたり、コーディネートしたりしており、それらのメンバーは地域の方々です。


岐阜市立黒野小学校

 岐阜市北西部、黒野地区を学校区とする。

 岐阜大学や岐阜大学病院がある文教地区である一方、豊臣政権期から江戸初期にかけて存在した黒野藩におけるまちづくりの地。その中核になった黒野城は現在も城跡公園として往時の面影を残し、地域の方々に親しまれている。最近では、地元の有志でつくる「ふるさと黒野検定」がスタートするなど、郷土愛が育っている。


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。


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