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団体受検 取組事例(小・中・高 等)

小学校

受検級を明示して、4年生・5年生・6年生全児童に挑戦させています

坂野 由季 先生

中部 / 愛知

[私立] 椙山女学園大学附属小学校

坂野 由季 先生

写真1:漢字指導の様子
写真1:漢字指導の様子

 漢検の校内実施は10年以上続いており、児童や保護者にとっては、語り継がれている「当たり前の行事」になっています。学習の土台である漢字学習に関しては、ある程度前倒しで指導していることもあり、「4年生7級(学習指導要領4年生修了程度)以上、5年生6級(5年生修了程度)以上、6年生5級(6年生修了程度)以上」と受検級の条件を明示しています。該当学年修了程度の級を受検する児童が最も多いのですが、中学生・高校生相当の級である4級・3級・準2級・2級に挑戦する児童も少なからず見受けられます。

 5級から7級の合格率は全国平均を上回っていますが、特段の漢検対策を行っているわけではありません。むしろ日常の「読書指導」「日記指導」「漢字指導」を日々積み上げていることが、確実な漢字力につながっているのではないかと考えています。
写真2:日記帳
写真2:日記帳
 「読書指導」では、朝の10分間読書を毎日実施するとともに、名作をよりすぐった『椙小50冊の本』という学校推奨図書を全児童が6年間で読破するように指導しています。児童は1冊読むたびに簡単な感想や意見を読書ノートに書き、学級担任はそれを見て必要に応じて助言や指導を行います。
 「日記指導」では、1・2年生には絵日記を、3年生以上には日記を、休みの日も含めて1年365日全て書かせています。B5判の学校独自の日記帳で、1日1ページ使った場合の1ヶ月分が1冊となっています。児童が毎朝提出する日記帳は、その日のうちに担任がコメントや漢字訂正などの朱入れを行い、下校までに児童に返却します。教員の手間はかかりますが、日常的に正しい字で文章を書いたり、自分の体験や考えを表現したりするという習慣を、児童が身に付けるのに有効だと感じています。6年間で72冊以上の日記帳が児童の手元に残ることになり、良い思い出になっているようです。
 「漢字指導」では、3年生以上には150字の書き取りを毎日の学習にしています。この漢字ノートの朱入れも担任がその日のうちに行っています。毎日漢字を練習させ、間違いがあれば、すぐに直してあげることが大切だからです。

 漢検は毎年3学期に実施しています。具体的な検定日程は、協会が毎年設定する団体受検準会場検定日(3学期に金曜日や土曜日で3日程くらい)の中から候補日を選びます。冬休みに協会発行の問題集などで自習させる熱心な家庭も多いので、遅くとも11月には周知するように努めています。

写真3:朝読書の様子

写真3:朝読書の様子

写真4:図書館での児童の様子

写真4:図書館での児童の様子

 表意文字としての漢字に対する興味喚起を図るという目的で、協会が主催する「今年の漢字」への応募も積極的に行っています。5・6年生は、漢字1字1字が表す概念に対する理解が高まっていますので、全員に応募用紙を配布し提出させました。時事や世相を表す漢字はもちろん、卒業が近いこともあり「春」や「友」といった漢字も多く見受けられました。協会の「今年の漢字」を模して、学級内で「今年の私の漢字」も書かせてみました。すらすらとよどみなく書く児童が多く、漢字が自分のものになっているのだなとうれしく感じています。

 漢字力は言語活動の土台であり、全ての教科学習を支えるものです。今後も日常の地道な指導を根幹に据えながら、「漢検」や「今年の漢字」の活用を併せて、児童の基礎学力向上を図っていきたいと考えています。


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。


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