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小学校

「やればできる」という体験を通じて、学ぼうとする姿勢の定着や基礎学力の向上を図っています

山田 稔 先生

中部 / 愛知

[公立] 安城市立高棚小学校

山田 稔 先生

 本校に着任する前に勤務していたいくつかの中学校で、国語力向上のために読書推進と漢検実施を行い、「基礎学力の土台作り」や「やればできるという自信を持たせることによる学習習慣の定着」に効果がありました。小学校でも同様の効果が期待できると考え、4年前から漢検の校内実施を始めました。保護者向けに配布している「漢字検定の学校実施について」というプリントでも、「基礎学力の向上を願い」「現学年での漢字力の復習と定着に最適」「めあてをもって学ぼうとするきっかけになる」ということを明記しています。受検の強制はしていませんが、延べ2割程度の児童が参加するようになってきています。

 配布するプリントでは「お子様だけでなく保護者の方の参加もお受けしたいと思います」と案内していることもあり、家族で検定に挑戦する家庭も増えつつあり、昨年度は保護者、卒業生合わせて10名程度が受検しました。中には、家族5名全員がそれぞれの級の合格に向け、受検を楽しむというほほえましい姿も見受けられました。

写真1:漢字指導の様子
写真1:漢字指導の様子
 日頃の漢字指導は、児童の目線に合わせて、「楽しく学ばせる」ことに注力しています。例えば、「好」という字は「女(おんな)と子(こども)を合わせた字で、母親が赤ん坊を大切にしてかわいがっている様子」を表すなど、漢字の成り立ちをそえて教えています。また、児童が間違えやすい漢字についても、「堀という漢字には土の建造物を表すつちへん、掘という漢字は手を使った動作のてへんがあるよね」というように、部首そのものの意味と漢字の意味を関連付けて教えています。このような教え方をすると、児童は目を輝かせて漢字に関心を持つようになります。

 漢字を教える時間は、一つの漢字を通して多くの語彙を獲得する好機と考えています。「難しい漢字や熟語が書けたり読めたりしても、実は意味を理解していない」という場合がよくあります。その語彙を文脈の中で意味を理解したうえ、適切に使いこなせなければ意味がないと思います。ですから、「漢検の受検機会の提供」のみならず、「新聞を活用した指導」「読書指導」「言葉を総合的に操る活動」など、活用の場も保障していきたいと考えています。

写真2:学校の様子
写真2:学校の様子
 多くの漢字を早く覚えると読書がスムーズに進むようになるため、読書好きな児童は新出漢字の範囲を超えて次々に新しい漢字を知ろうとします。学校の授業でその全てを教えることはできませんので、漢字に興味をもった児童や、もっと力をつけたいと願う児童には、学習指導要領の各学年の範囲(1年生修了程度10級、2年生9級、3年生8級、4年生7級、5年生6級、6年生5級)の上の級に挑戦してみては、と助言しています。

写真3:学校の様子
写真3:学校の様子
 「練習して覚えることができた」「資格検定に挑戦して合格できた」というような「やればできる」という感覚を、小さい時に体験することはとても大切だと感じています。それは、めあてを持って勉強をすればできるようになることが実感できるようになり、目的意識を持った学習習慣が早い時期から身に付くからです。漢検の校内実施も4年目となり、3学期の検定が「学年のまとめ」として定着しつつあると感じています。日頃の児童の努力もあり、昨年度は9級から4級を受けた児童の全員が合格しました。今後も1人でも多くの児童が「やればできる」という成功体験が積めるように、指導や助言をしていきたいと考えています。


※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。


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