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中学校

根っこからしっかり育て、生徒一人ひとりの可能性を引き出す

国語科 森 俊基 先生

中部 / 愛知

[私立] 大成中学校・高等学校

国語科 森 俊基 先生

 本校では、中学高校の6年間を、「『未来』を根っこから育てる時間」と位置付けています。言うまでもないことですが、漢字力や語彙力というのは、あらゆる学習や社会生活の「根っこ」となるものですから、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出していくためには、全ての生徒に必須の領域です。漢字力や語彙力を育てる有効な手立てとして、漢検を活用しています。

 中学3年生までに教育漢字(漢検3級相当)を、高校2年生までに常用漢字(漢検2級相当)を完全に習得する、ということを明確化し、生徒にとっては学習目標、教員にとっては育成目標としています。高校生の学習内容は中学生段階と比べて格段に難易度が増しますので、教育漢字を習得できていないとつまずきの原因にもなりかねません。ですから、特に中学3年生までの3級取得には力を入れています。結果として、3級に合格する中学生は年間100名を超えていますし、中学3年生の3級合格率は8割以上となっています。

 漢字力や語彙力の育成は、早ければ早いほど良いという考え方に立ち、中学1年時から協会発行の『漢字学習ステップ3級』を副教材として活用し、指導を行っています。教科書の新出漢字だけを学ばせていく方法ですと教育漢字全体の習得が遅れがちになるからです。そして、この『漢字学習ステップ3級』の範囲を指定した上で、各国語科教員が独自に作成した確認テストを毎週行っています。このテスト結果は平常点評価につながるものでもあり、基準点に達しないと放課後補習があるのでクラブ活動に参加できなくなるということもあり、生徒たちの取り組む姿勢は真剣そのものです。真剣に取り組んだ結果が得点に直結するので、「やればできる」という自己肯定感の醸成にも一役買っているようです。また、夏休み中の出校日には、中学1年生から高校2年生の全員を対象とした「漢字コンテスト」を行っています。中学生には3級および準2級の、高校生には2級の範囲での熟語を出題し、上位者は新学期の朝礼で表彰しています。

 漢字指導と並行して、小論文指導も中学1年生から隔週で行っています。漢字や語彙というのはただ丸暗記すれば良いというものではなく、文脈の中で理解し文章を書く場面でも活用できなければ、真の力とは言えないからです。この小論文指導を通じて感じるのは、漢字学習との相乗効果の高さです。漢字を早い段階で習得し漢検の目標級に合格した生徒の論文の語彙や表現は、目に見えて変化していきます。社会問題や社会課題を論ずる場面では著しい成長が見受けられる場面がたくさんあり、頼もしく感じています。漢字学習の成果として、あらゆる教科学習における読解速度やそれに伴う学習速度が上がることは当然のことですが、さらに論文等を書く力・表現する力も間違いなく向上すると確信しています。

学校風景  中学3年生までに漢検3級取得(教育漢字習得)という目標は、ある程度到達しつつあると思いますが、高校2年生までに2級取得(常用漢字習得)という目標の到達へは途上であると認識しています。教科学習とのバランスをとりながら、いかにして常用漢字をマスターさせていくか、これからも知恵を絞って取り組んでいきたいと思っています。

※掲載内容(所属団体、役職名等)は取材時のものです。


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