今年の漢字®
2003年「今年の漢字」第1位は「虎」
「虎(コ/とら)」が表す2003年とは・・・
長引く不況に、暗い出来事ばかりで、どうしようもない閉塞感に苛まれる中、「ダメ虎」と言われていた阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝を果たした。
阪神ファン、野球ファンならずとも「やればできる」と感動し、経済効果がもたらされ、久々に日本中が活気づいて、「虎」に感謝し、星野監督に理想のリーダー像を見た。
そんな中、行われた衆院選総選挙では、初めてマニフェストが導入されて、政治家たちが「虎」が吠えるかのように、「日本を変える」と訴えた。「虎の尾をふむ」ようなイラク派遣問題よりも、本格的な景気回復を願う中、いよいよ「虎穴に入る」のか自衛隊・・・・
閉塞感が漂う中、「虎」に感動と勇気をもらって、久々に日本中が活気づいた年。
「ダメ虎」が「猛虎」になったように、日本も強く、変わってほしい。
2003年は、「虎」に励まされ、「虎」に脅えた年
財団法人日本漢字能力検定協会は、漢字の奥深い意味を伝授する活動の一環として、毎年年末に全国公募による1年の世相漢字を決定しております。
本年も10月中旬から12月初旬までの間、2003年を表す世相漢字「今年の漢字」を全国公募した結果、過去最多の87,410通の応募をいただき、「虎」が17,709票(20.26%)を集めて1位になりました。
つきましては、2003年「今年の漢字」を「虎」と決定いたします。
「虎」を選んだ理由には、長引く不況に加え、暗い出来事ばかりが起こり、どうしようもない閉塞感に苛まれる中、「ダメ虎」と言われていた阪神タイガースが18年ぶりにセ・リーグ優勝を果たしたことに「やればできる」と感動し、久々に日本中が活気づいたことをはじめ、「虎の尾をふむ」「虎穴に入る」イラクへの自衛隊派遣問題に脅えたことなどが挙げられています。なお、「虎」は、2位の「戦」に約1万5千票もの大差をつけ、全応募者の2割を超える票を集めました。
さらに、阪神タイガースの優勝に呼応するかのように、大企業に景気回復の兆しが見え始めたことや、衆議院総選挙に初めてマニフェストが導入され、「虎」が吠えるかのような選挙戦が繰り広げられたことを挙げて、日本が変わる予感がしたという意見が多く見受けられました。
中には、18年間「ダメ虎」と言われていた阪神タイガースに、ほぼ同期間、不況に苦しんだ国民の姿などを重ね合わせたり、マニフェストを掲げて「日本を変える」と訴えた政治家たちに星野監督の姿を重ねて、「ダメ虎」が「猛虎」になったように、日本も強く、変わって欲しいと期待感を抱く意見も多く、阪神タイガースの優勝が、人々に大きな夢と希望を与えたことがわかります。
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