2025年の
「今年の漢字®」

熊
ユウ/くま

意味

くま。クマ科の哺乳(ホニュウ)動物の総称。「熊掌」「熊胆」「熊羆(ユウヒ)」

((公財)日本漢字能力検定協会発行「漢検漢字辞典第二版」・Webサイト「漢字ペディア®」より)

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応募数

23,346/189,122票

相次ぐ「熊」の出没と拡大する被害。「熊」猫(パンダ)も話題に

日本各地で「熊」が出没し、国民の関心と不安が集中した年
<「熊」による被害と対策>
  • 「熊」による人身被害者数・死亡者数が、ともに過去最多
  • 被害拡大を受けて、政府が「クマ被害対策パッケージ」を取りまとめ、緊急対策を講じた
  • 自治体からの駆除要請を受け自衛隊も出動
<「熊」出没による生活への不安>
  • 市街地など人の生活圏でも「熊」の目撃が相次ぎ、生活を脅かした
  • 「熊」の影響により全国各地でイベントの中止や学校の休校が相次ぎ、社会問題になった
  • 「熊」による農作物の被害が深刻化し、地域住民の生活や経済活動に影響を及ぼした
「熊」猫(パンダ)が中国に返還
  • 和歌山県・白浜町にあるテーマパークから4頭のジャイアントパンダが中国へ返還された
  • 日本のジャイアントパンダは来年返還予定の上野動物園の2頭だけになった

2025年「今年の漢字®」
トップ20

各漢字をクリックするとその漢字の意味を確認することができます。
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順位 漢字(読み) 票数
1 ユウ/くま 23,346票
(12.34%)
2 ベイ・マイ・メ/こめ・よね・メートル 23,166票
(12.25%)
3 コウ/たか・たか・たかまる・たかめる 18,300票
(9.68%)
4 ミャク・バク/すじ 6,418票
(3.39%)
5 マン・バン/よろず 5,656票
(2.99%)
6 ヘン/かわる・かえる 5,296票
(2.80%)
7 ハク・バク/ひろ 5,114票
(2.70%)
8 ジョ・ニョ・ニョウ/おんな・め・むすめ・めあわせる・なんじ 3,682票
(1.95%)
9 シン/あたらしい・あら・にい・さら 3,658票
(1.93%)
10 ショ・ソ/はじ・はじめて・はつ・うい・そめる・うぶ 3,067票
(1.62%)
11 ショ/あつ 2,926票
(1.55%)
12 ガク・ラク・ゴウ・ギョウ/たのしい・たのしむ・かなでる・この 2,658票
(1.41%)
13 セイ・ショウ/まつりごと 1,947票
(1.03%)
14 キン・コン/かね・かな・こがね 1,894票
(1.00%)
15 ダイ・タイ・タ・ダ/おお・おおきい・おおいに 1,835票
(0.97%)
16 ゼイ・セイ/みつぎ 1,485票
(0.79%)
17 ドウ/はたら 1,266票
(0.67%)
18 アイ/めでる・おしむ・まな・かなしい・いとしい・う 1,087票
(0.57%)
19 コウ/さいわ・さち・しあわ・みゆき 1,074票
(0.57%)
20 コク/くに 1,064票
(0.56%)

※応募者の記述をそのままご紹介します。

2025年「今年の漢字®」に「熊」を選んだ理由

全国各地で「熊」の被害が相次ぎ、市街地にまで「熊」が出没するなど、生活や経済活動にも深刻な影響を及ぼした。「熊」の出没や被害を受けて、人と自然との共存について考えるきっかけになった。

  • 2025年は各地で熊の出没や目撃情報が相次ぎ、里山や都市周辺で人々の生活に影響を及ぼしました。自然環境の変化や森林減少が背景にあり、「熊」は人と自然の距離や共存の難しさを象徴しています。同時に、野生動物保護や地域安全の議論を呼び起こし、人と自然の関わり方を改めて考える契機となった一年であり、「熊」という漢字は社会全体の課題を映す象徴としてふさわしいものであると思います。
    (北海道/74歳)
  • 熊による人的被害、農作物の被害、イベントの中止など熊が人里に下りてきて大暴れした年だと思いました。来年は、木の実が豊作になるといいなとも思いますが、異常気象が続けば、さらに深刻な状況を考えないといけないのでしょう。熊も人間も安全に暮らせる世の中になってほしいです。 
    (茨城県/53歳)
  • 全国各地で熊の出没が相次ぎ、人的被害が過去最多を記録。人と自然の境界が大きく揺らいだ一年だから。
    (青森県/41歳)
  • 毎日のようにクマ被害のニュースを見かける時期があり印象に残っているから。緊急銃猟や自衛隊派遣など新たな取り組みも始まって、クマ対策の節目の年ではないでしょうか。
    (北海道/27歳)
  • 今年は熊被害が各地で多発していること、日本にいたパンダ(熊猫)4頭が中国に返還されたことからです。
    (石川県/16歳)
2位「米」を選んだ理由

昨年から続く「米」価格の高騰と備蓄「米」の放出、日本の「米」生産や農業について考えた。一方、「米」国のトランプ大統領就任と相互関税による混乱など、大きな影響を受けた。

  • 令和の米騒動とも言われていますが、子どもが大きくなるにつれて、米を買う量は増えていくのに、倍近く値段が上がったため、我が家の食費も上がる一方です。米農家も減っており、以前のように値段を下げる事は難しいのでしょうが、主食として米を食べていけるような世の中であってほしいという願いも込めました。
    (秋田県/42歳)
  • 米の買い占めや品薄により価格高騰になり、政府が備蓄米を放出した。野球ではイチローさんが日本だけでなくアメリカでも殿堂入りした。また、大谷翔平選手、山本由伸選手、佐々木朗希選手が所属するドジャースが2年連続ワールドシリーズ制覇を果たし、山本由伸選手はワールドシリーズMVPにも選ばれた。
    (東京都/38歳)
  • お米の価格の高騰、トランプ大統領の再就任や、それによる相互関税対策など、食物としての米と、アメリカを表す米で大きな出来事があったから。
    (埼玉県/21歳)
  • 米の価格高騰が社会に大きな影響を与えたから。天候不順などによる不作で市場価格が上昇し、備蓄米が放出されるなどの安定供給を確保するための対応も取られた。米を取り巻く状況が全国的な関心事となり、人々が食の大切さを改めて考える一年だったと思う。
    (福岡県/14歳)
3位「高」を選んだ理由

内閣総理大臣に「高」市早苗氏が就任。物価や米価格の「高」さ、金や日経平均株価の「高」騰、国内最「高」気温の更新などが話題となった。

  • 米価格高騰、物価高騰、株価史上最高値更新、最高気温更新、高齢化率上昇、日本初の高市早苗女性首相誕生などから「高」にしました。 
    (埼玉県/73歳)
  • 物価上昇、米の値段が高止まり、高い関税、日経平均最高値、全国的な猛暑により観測史上最高気温を記録、憲政史上初の女性総理・高市早苗さんが就任、賃上げ率が過去最高水準に、クマ被害が過去最高、劇場版『鬼滅の刃』無限城編が全世界で公開され、日本映画において歴代興行収入が過去最高を記録。
    (大阪府/36歳)
  • 米などの物価高騰。群馬県伊勢崎市で、国内観測史上最高気温となる41.8度を記録。世界陸上の棒高跳びでスウェーデン代表デュプランティス選手が世界新記録樹立。高市内閣発足。 
    (千葉県/29歳)
4位「脈」を選んだ理由

大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が人気に。万博による人や文化の交流、女性初の内閣総理大臣誕生、株価高騰など、世の中の“「脈」動”を感じる人も多かった。

5位「万」を選んだ理由

大阪・関西「万」博が盛り上がりを見せるとともに、日経平均株価は5「万」円を突破した。

6位「変」を選んだ理由

自公連立政権の枠組みの「変」化、国内最高気温の更新、AIの進化など、大きな「変」化を感じた一年。

7位「博」を選んだ理由

大阪・関西万「博」の開催や、坂口志文氏と北川進氏2人の「博」士がノーベル賞を受賞したことも注目を浴びた。

8位「女」を選んだ理由

「女」性初の内閣総理大臣就任、「女」性市長による騒動など、行政での「女」性の話題に注目が集まった。また、「女」形が主人公の映画『国宝』が大ヒット。

9位「新」を選んだ理由

高市「新」首相誕生や、AIなど「新」技術の普及といった、「新」しい時代の始まりや価値観の変化を感じた。「Nintendo Switch 2」が「新」発売された。

10位「初」を選んだ理由

女性「初」の内閣総理大臣就任。スポーツ界ではイチロー氏が日本人で「初」めての米国野球殿堂入り、ドジャースが球団史上「初」のワールドシリーズ連覇、サッカー日本代表のブラジル戦「初」勝利など「初」が相次いだ。

募集期間

2025年11月1日(土)~12月9日(火)

募集方法
  • インターネット(「今年の漢字®」Webサイト)
  • 応募箱(清水寺、書店、図書館など全国1,400箇所以上に設置)
  • 団体応募(Webアンケートフォーム、郵送)
  • はがき
応募総数

189,122票

内訳 応募数
個人応募 はがき 861票
Web 47,296票
応募箱 73,280票
団体応募 郵送 35,669票
Web 32,016票
合計 189,122票

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