公益財団法人 日本漢字能力検定協会

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今年の漢字®

2020年「今年の漢字」トップ20

応募総数 208,025票

順位漢字(読み)票数
1位* 「密」(ミツ・ビツ/ひそかに・こまかい)
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28,401票(13.65%)
2位* 「禍」(カ/わざわい・まが)
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13,655票(6.56%)
3位 「病」(ビョウ・ヘイ/む・やまい)
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10,369票(4.98%)
4位 「新」(シン/あたらしい・あらた・にい・さら)
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9,882票(4.75%)
5位 「変」(ヘン/わる・える)
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7,037票(3.38%)
6位* 「家」(カ・ケ/いえ・や・うち)
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6,865票(3.30%)
7位* 「滅」(メツ・ベツ/ほろびる・ほろぼす)
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5,200票(2.50%)
8位 「菌」(キン/きのこ・たけ)
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5,062票(2.43%)
9位* 「鬼」(キ/おに)
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4,840票(2.33%)
10位* 「疫」(エキ・ヤク)
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4,082票(1.96%)
11位* 「粛」(シュク/つつしむ)
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3,513票(1.69%)
12位 「染」(セン・ゼン/める・まる・みる・み)
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3,186票(1.53%)
13位 「耐」(タイ/える)
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2,913票(1.40%)
14位* 「感」(カン)
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2,368票(1.14%)
15位 「命」(メイ・ミョウ/いのち・おおせ・みこと)
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2,179票(1.05%)
16位* 「離」(リ/はなれる・はなす・る・く・ならぶ・かかる)
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2,171票(1.04%)
17位 「災」(サイ/わざわい)
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1,896票(0.91%)
18位* 「苦」(ク/くるしい・くるしむ・くるしめる・にがい・にがる・にがな・はなはだ)
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1,773票(0.85%)
19位* 「休」(キュウ/やすむ・やすまる・やすめる・いこう・める・さいわい・い)
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1,762票(0.85%)
20位 「悲」(ヒ/かなしい・かなしむ)
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1,338票(0.64%)

*は、1995年の「今年の漢字」発表開始以来、トップ20位に初めて登場した漢字です。(※1995-1996はトップ10位のみ集計)


応募コメント

※応募者の記述をそのままご紹介します。

2020年「今年の漢字®」に「密」を選んだ理由
  • 今年はコロナ禍の影響で「密」を避ける呼びかけが目立った。そのために孤独や孤立する人が増えた気がする。いい意味での選定ではないが、これから先はいい意味で使うためにも今年の漢字として応募した。

    (沖縄県/82歳)

  • 「3密」という言葉が日常的になったように、国民の誰もが密を意識するようになったことからも、まさに今年を象徴する一字と思います。「Three C's」と訳されて世界に影響を及ぼしたことからもふさわしい漢字と思います。

    (大阪府/79歳)

  • 日本のみならず、世界にとっての今年の最大の出来事は新型コロナウイルスの感染拡大。そうした中、人々の会話に最も頻繁に登場したのが「3密」の「密」で、「3密」は今年の新語・流行語大賞にも選ばれた。英語の世界でも「3密」に当たる「3C」は最も頻繁に語られた言葉だった。

    (茨城県/71歳)

  • コロナ禍、息子・嫁は病院勤務。隣り宅でもソーシャルディスタンスを守り、窓越しにお互いの健康チェック。だれか一人、コロナにかかっても多大な迷惑が。苦しいけれど密をさけています。普通の生活にもどりたい。祈る。

    (宮崎県/70歳)

  • コロナの一年でした!まだまだ続くかも知れません。日本人は、人と人との付き合いを大事にしてきました。コロナによって、密は悪になりました。でも、心と心の密は必要です。

    (埼玉県/69歳)

  • 1月、2月にあった出来事が思い出せないほど、その後のコロナが記憶に残っています。まだまだ収束の兆しはみえませんが、何年かのちに「そういえばコロナで大変だったね」と言えるように、今は我慢をしていきたいものです。

    (東京都/63歳)

  • コロナ感染予防として、3密回避が提唱された。逆に密になりすぎていた日常を見直す機会にもなった。コロナが収まることを強く願うとともに、ポストコロナの時代には、本当の意味で豊かな「密」を大切にできたらと思う。

    (兵庫県/56歳)

  • 感染防止策として避けるべき「3密」から。小池百合子都知事が近づく報道陣に対して手で制しながら「密です!」と言ったのは大きく印象づき、我々が身近で言う時も使うようになったのではないでしょうか。学術会議問題等、政治の秘密裏に行われる事象も多かった。

    (岐阜県/55歳)

  • コロナ禍での「3密」や、政治の中での物事の決め方、決まり方など、国民にあまり説明もせずに都合よく進められてしまった気がして、この漢字を選びました。

    (三重県/52歳)

  • コロナ禍で「3密」を避けての生活が続いたので、この漢字を選びました。密にならないように、大切な人と気持ちがつながれるサプライズを秘密で考えた一年でした。県外にいて会えない夫や息子や義母に贈り物をして喜ばれたことや、休校中、子どもたち一人一人へマスクを縫っていた先生方の優しい笑顔に力をもらったことなど良い思い出で、親密さが増したようです。

    (徳島県/51歳)

  • コロナ禍で、一番耳にし、目にしたのが、「3密」「密になるな」等の言葉でした。子供たちの間でも「密です!」が口癖でした。早く、わいわいガヤガヤ密になれる日が来ることをみんなで願いたいですね。

    (神奈川県/49歳)

  • 新型コロナウイルスの流行により、「3密」を避ける生活様式が定着しつつあります。でも、どんなに距離をとった時でも、大切な人と心は密接に繋がっていたい。それを実感した一年でした。大変な状況の中で働いてくださっている医療従事者の皆さんや、毎日を懸命に過ごしている方々へ、密で温かな心遣いができる世の中でありますように、と願いをこめて、この字を選びました。

    (山口県/45歳)

  • コロナ禍の中、人々がこれまでいかに密接だったのかを明らかにした。身体的な「密」は今や下がりつつあるが、精神的な繋がり・「密」がより重要となってきており、技術がそれを支えてくれる事を期待しています。

    (栃木県/37歳)

  • まずコロナ禍での3「密」を避ける事。秘「密」がばれて不倫や政治スキャンダルがあった事。家族や友人とリモートで会う機会が増えて連絡が「密」になった事。

    (北海道/32歳)

  • 新型コロナウイルスの影響で、3「密」(密集、密接、密閉)にならないよう気を付けて、と毎日テレビやラジオ、町内放送で言われていた。「密」を避けた生活をすることが当たり前になった年。家で過ごす時間が増え、家族との会話が増え、心が今まで以上に「密」になった。芸能人の不倫報道や薬物報道が多かった。秘密にしていたことが公になった後の対応にも注目された年。

    (長崎県/32歳)

  • 3密を日常生活で常に意識した一年だったから。オンライン等を使って、対面でなくても友人や職場の同僚等とコミュニケーションがとれることも知った反面、3密として避けるべき会食等が親密な人間関係の構築・維持にいかに重要かも改めて実感した。

    (神奈川県/29歳)

  • 新型コロナで「3密」が話題になり、距離があっても濃密な関係を見直せた一年。政治の密事に厳しい目が向けられ、コロナや環境問題などをめぐり国際的に緊密な関係が必要となった一年。来年は五輪など国内・海外でコロナを乗り越え、親密な1年になってほしい。

    (京都府/23歳)

  • 今年は1年間コロナウイルスの影響で「密」を避けることが求められ、行動範囲が規制されたが、その分、オンライン飲み会等で、普段会えない遠方の友人や親戚と「密」に関わりを持つことができた。来年は対面で「密」に人と関わり合えるように願いを込めて。

    (大阪府/22歳)

  • コロナが広まり「3密(密閉、密集、密接)」、アンジャッシュの渡部さんや水泳の瀬戸大也選手などの「密会」、漁師などが悲鳴をあげている悪質な「密漁」など今年は「密」に関わることが多いと思いました。

    (岐阜県/17歳)

  • 今年は新型コロナウイルスが世界で大流行し、日本でも国や県などで対策が求められ、特に「密」閉、「密」集、「密」接の3「密」や東京都知事の「『密』です」がはやり、いろんな所で対策され、学校でも呼びかけられたから。

    (長野県/15歳)


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2位「禍」を選んだ理由

コロナ「禍」という言葉が広く使用され、初めてこの漢字を目にする人も多かった。熊本の豪雨災害やオリンピック延期という「禍」いもあった一方、「『禍』いを転じて福と為す」ということわざにあるように、来年はよい年になってほしいと願う人も。

  • 世界中コロナとの戦いの一年となり、オリンピックをはじめ多くの行事や予定の延期や中止を余儀なくされた。「禍いを転じて福と為す」の言葉を信じて新しい年を迎えたい。

    (鳥取県/80歳)

  • 「コロナ禍」という言葉を初めて聞きました。分からないので調べると「コロナか」と読みコロナが蔓延して大変危険な状況の時に使う言葉でした。その「禍」を今年の漢字に決めました。

    (徳島県/70歳)

  • 今年はコロナの印象が強く、心も身体も様々な不幸をもたらす出来事の多い年だと感じました。また、音読みで「コロナカ」とニュースで音声が流れるたび、「カ」が、ため息のように重く感じました。転じて福となすよう祈りをこめて。

    (千葉県/52歳)

  • コロナ禍という言葉から。「禍々(まがまが)しい」という言葉でも使いますよね。オリンピックも延期、休業要請、自粛要請、財政圧迫、世界中に大打撃を与えられた、本当に禍々しい一年だった気がします。でも、そんな一年をなんとかここまできたぞ。負けないぞ。

    (神奈川県/31歳)

  • 私は看護師でコロナの患者さんと接触したため、14日間の自宅待機を余儀なくされました。私は陰性でしたが、1才の子と夫と離れ、それはそれは不安で光のないトンネルに入っているようでした。念をこめて、この字(禍)で一切を吹き飛ばしてください。

    (福岡県/30歳)

  • コロナ禍の禍。誰もこんな情勢になるなんて思いもよらない出来事でまさに禍いの年だなと思って。また、この字を調べてみた時に「禍福倚伏(かふくいふく)」※という四字熟語があることを知りました。明けない夜はないといいますか、来年は「去年は大変だったね」と過去にできるような喜ばしいことに溢(あふ)れた年になることを祈って。
    ※「禍福倚伏」…わざわいと幸いは、かわるがわるやってくるものだということ

    (大阪府/28歳)

  • 新型コロナウイルスの感染拡大により世界が多大な影響を受け、それ以外にも先日発生したトルコ・ギリシャ沖の地震や、熊本県での土砂災害や洪水などの災害といった日本や世界問わずの「わざわい」ともいえるような災害や事件がいくつも発生したから。

    (高知県/27歳)

  • コロナ禍に加え、熊本県の豪雨の災禍、また、政治家を中心に失言(口は禍いの元)も相変わらず多かった年だったため。「禍福は糾(あざな)える縄の如し」という言葉の通り、来年こそは「禍いを転じて福となす」の「福」にあふれる年になってほしいという願いも込めて。

    (千葉県/27歳)

  • 振り返ればほぼ1年間、日本中・世界中が新型コロナウイルスの影響を大きく受け、これまでにない日々を送ったのではないだろうか。「コロナ禍」という言葉は、いまや耳慣れたものになったが、最初は「禍」という漢字を読める人は少なく、「鍋」や「渦」などと読み間違える人も多かった。新しい日常の中でこの漢字が広まったと思うので選定する。

    (東京都/18歳)


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3位「病」を選んだ理由

新型コロナウイルス感染症という疫「病」が流行、世の中の不安定さにより心を「病」む方も増加した。ひっ迫する医療を支える「病」院関係者に感謝する声も多く聞かれた。また、安倍前首相が持「病」により退任した。

  • 新型コロナウイルス感染症の「病」気、それに伴う「病」院逼迫(ひっぱく)、「病」院で働く医療従事者への感謝

    (愛知県/53歳)

  • コロナはもちろん、安倍前総理の病気による辞任、また、心の病により志半ばで自ら命を断った芸能人も多数。今年は「病」の一字に尽きます。

    (岡山県/52歳)

  • コロナによって、沢山の方が感染して辛い思いをし、また、自粛や今までと違う生活環境を強いられることになって精神的にも苦しまれた方がいらっしゃると思います。治せる病気も手術が延期になったり、入院予定も遅れることになったり、病に悩まされた方は多いはずです。病院など医療従事者の方も大変な苦労をされています。そういう全ての出来事を表す言葉として「病」を選びました。

    (神奈川県/42歳)

  • 今までの人生でこんなにも病気に対して恐怖を感じた事は無かったですし、こんなに色んな事を我慢して生活する事も無かったですが、逆に気づかされる事も沢山ありました。コロナの病と、また、ネットの普及により便利になった反面、誹謗(ひぼう)中傷など衝撃的なニュースが多く、誹謗中傷する側の心の病も含めてこの漢字にしました。

    (長野県/37歳)

  • 今年は新型コロナウイルスに全人類が脅かされました。病気そのものへの恐怖から、感染者や医療従事者へ心無い言葉を浴びせる人や、心が病んで罪を犯す人が増えてしまったように思います。仕事が無くなり、窃盗、詐欺等の犯罪に手を染めてしまったニュースを見ると心が痛くなります。

    (愛知県/28歳)


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4位「新」を選んだ理由

「新」型コロナウイルス感染症、「新」しい生活様式、在宅勤務など「新」しい働き方、「新」首相誕生、競馬でアーモンドアイが芝G1レース歴代最多の9勝目や、映画『鬼滅の刃』の興行収入最速100億円突破、最年少で二冠となった将棋の藤井聡太氏など、「新」記録が生まれた一年。

  • 今年は「新」型コロナウイルスで世界中が大きな影響を受けた。これを受けて、マスク着用、消毒、ソーシャルディスタンス、在宅勤務など「新」たな日常が提唱された。さらに、日本の政界では、長期にわたった安倍政権が終わり、「新」首相が就任した。

    (東京都/60歳)

  • 新型コロナウイルスに振り回される中、「新しい生活様式」が提唱される。菅新政権発足。競馬でアーモンドアイが芝G1レース9つ制覇の新記録達成。新型コロナウイルスへの新薬が開発されることに期待し、来年は気分一新できることを願って。

    (愛知県/44歳)

  • まず何と言っても新型コロナウイルスの猛威と新しい生活様式。この2つの「新」は外せないです。それと日米共に「新」首脳へ。この「新」も大きな出来事でした。将棋の藤井聡太君の「新」記録樹立も忘れられないですね。

    (栃木県/43歳)

  • 新型コロナウイルスの感染拡大により、新しい生活様式が広がった。大変なことも多いが、今までなかなか進まなかったリモートワーク、学校のICT化、押印の簡略化などの新しい技術、制度が進むきっかけになった。菅新内閣も誕生し、新しい日本、新しい世界に期待したい。

    (兵庫県/38歳)

  • 新型コロナウイルスの流行や菅新首相、『鬼滅の刃』など新しいものの台頭や安倍前首相の在任記録更新、『鬼滅の刃』興行収入記録更新、福岡ソフトバンクホークスや川崎フロンターレが記録を更新して優勝するなど「新」にまつわる事象が多かったと感じるため。

    (愛知県/26歳)


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5位「変」を選んだ理由

新型コロナウイルス感染症により、生活全般から、仕事、経済、医療など、これまで当たり前と思っていた日常が大きく「変」化した一年。オリンピック時期の「変」更や日米のトップ交代などの「変」化も。

  • コロナウイルスによりこれまでの生活が大きく「変」化した一年でした。ウイルス感染への恐怖があったものの、働き方や生き方にも思いをはせ、無駄なものを削ぎ落とすことで本当に必要なもの、大切なものが見えた一年でもありました。

    (長崎県/49歳)

  • 今年はコロナの影響で、今までの常識が急激に変化した年だといえます。当たり前に楽しんでいたライブや舞台などもリモートになり、親しい友人・家族間でさえソーシャルディスタンスをとりながら接し、長い間続いてきたハンコ文化や会社に通うというスタイルまでも変わってしまいました。そういった社会の変化と自分たちの心の変化が大きい年だったと思います。

    (大阪府/36歳)

  • 生活様式や人との関わり方、働き方がコロナの影響で変化した。また、安倍内閣から菅内閣に変わった。アメリカでも大統領が変わる方向と世界中で様々な変化が起きた一年だから。

    (大阪府/33歳)

  • 新型コロナウイルスにより、「マスクの着用」「アルコール消毒剤の設置」「ソーシャルディスタンスをとる」「リモートワークの推進」など、生活様式が大きく変わったと思うからです。また、東京オリンピックが延期になる、学校が休校になるなど、予定していたことからの変更が沢山あったことも、漢字を選んだ要因です。余儀なくされた変更もありますが、良い変化もあり、「変更」「変容」「変化」の意味を込め、選びました。

    (神奈川県/25歳)

  • なぜ私がこの漢字を選んだのかというと、今年はコロナウイルスによりたくさんのことが変化したからです。1つ目は、簡単に県外に遊びに行くことができなくなったことです。2つ目は、学校に行けるということが当たり前ではなくなったこと、学校行事がなくなってしまったことです。そして3つ目は、どこに行くとしても常にマスクをしなければならないことです。これらの理由からこの漢字を選びました。

    (鹿児島県/15歳)


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6位「家」を選んだ理由

外出自粛要請や在宅勤務などにより「家」で過ごす時間が長くなった一年。「家」族との時間が長くなり絆が深まる。「家」飲みやオンラインでの会議・授業、動画配信サービスやオンラインゲームの利用者増など、「家」にまつわる新しい動きが見られた。

  • コロナ禍の緊急事態宣言下、これまで、「家」の中で「家」の人たちとこれほど長く一緒にいたことはありませんでした。時に不安に思うこともありましたが、中高生の子供達と一緒に過ごせたことは、貴重な時間でした。

    (神奈川県/54歳)

  • コロナ感染を避ける為、日本はおろか諸外国までもが「ステイホーム」。ステイホーム期間中に「家」の大掃除や「家」で楽しめる配信番組(『鬼滅の刃』や『愛の不時着』)も大ヒット。「家」で過ごす事により家族の絆も強くなった。また、日本の働き方改革が加速し在宅(リモート)中心の企業も出現。在宅ワークにより東京都心から地方に移住する人も。2020年は「家」にまつわることが多かった。

    (香川県/53歳)

  • ステイホームが余儀なくされた混(こん)沌(とん)とした一年であり、各々(おのおの)が「家」での過ごし方を工夫した一年であったと思う。また家族ですら簡単に会うことが叶わないような状況下において、ますます「家」または「『家』族」の絆、結びつきの重要さ重大さを再認識した一年であったと思うので。

    (福岡県/41歳)

  • 新型コロナウイルスの影響で臨時休校やオンライン授業の期間が長く、不要不急の外出自粛に伴い家にいる時間が長かったため。ゴールデンウィークや夏休みなども買い物等を除いて家に籠(こも)ることが多く、「おうち時間」、「おうちで○○」といった言葉が流行したため。

    (新潟県/28歳)

  • 新型コロナウイルス拡大により「おうち時間」(お「家」時間)が増え、講義や仕事、飲み会も「家」で行うことが多い一年だった。「家」にいる時間が長くなったことで「家」での過ごし方を見つめ直した人も多いと思う。私は講義や研究を「家」で行うようになり趣味の時間も大幅に増え、また母親の「家」事を手伝うなど「家」族との過ごし方も変わった一年だった。

    (神奈川県/23歳)


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7位「滅」を選んだ理由

新型コロナウイルス感染症により、多くのモノ・コトが消「滅」、感染症対策としての「滅」菌、新型コロナウイルス感染症の撲「滅」への期待など。また『鬼「滅」の刃』の大ヒットという、明るい意味でも印象に残った漢字。

  • 今年前半はコロナで多くの人・物・金が消滅しました。後半になって『鬼滅の刃』の映画のヒットであらゆる物とコラボして消滅を食い止めています。また、コロナウイルスがなくなってほしい(滅菌)という願いを込めて消滅の滅、鬼滅の滅、滅菌の滅がいいと思います。

    (愛知県/63歳)

  • 新型コロナウイルス流行による人類滅亡の危機、『鬼滅の刃』の流行、あらゆる夢が閉ざされ幻滅、陰陰滅滅とした社会風潮などから「滅」を選びました。ウイルスの絶滅を望みます。

    (福岡県/60歳)

  • 今年は、コロナにはじまり、まだまだ広がりが収まりません。ウイルスを滅する為の滅菌商品、マスク、三密対策など、コロナが早く撲滅してほしいという思いと、『鬼滅の刃』ブームの、滅も掛けて選定しました。

    (富山県/49歳)

  • 『鬼滅の刃』が大ヒット。大阪都構想が消滅。米トランプ政権も消滅が確定。今年は感染症のせいで暗いニュースが目立ち、終わりが見えないので気が滅入る。一刻も早い感染症撲滅への願いも込めて、滅の字を選びました。

    (大阪府/44歳)

  • 今年大流行した『鬼滅の刃』を表し、また作中で主人公たちの背中に書いてある文字のため、一般認識しやすい点。加えて、パンデミックを引き起こした新型コロナウイルス流行により、菌への対応が求められ、その中の滅菌をも表す点。

    (京都府/20歳)


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8位「菌」を選んだ理由

除「菌」、殺「菌」、滅「菌」など、常に感染症対策に注意を払うことになった一年。今年開催予定であった東京オリンピック・パラリンピックが延期となり、「『金』メダルが『菌』になってしまった」という声も。

  • 今年は「コロナ」に始まり「コロナ」に終わる一年だったので。但し、「コロナ菌」とは言うけれど、実際は「細菌」の一種ではなく「ウイルス」なる「微生物」に該当するらしい。しかし、イメージはやはり「菌」なので、今年の感じにふさわしいかなと思いました。

    (埼玉県/79歳)

  • 過去オリンピックイヤーでは、金メダル増産などで「金」が選ばれることが多かったので、年初の予想は「金」であったが、残念ながらコロナウイルスの蔓延でオリンピックも延期となり「菌」となりました。今年はコロナウイルスに尽きると思います。

    (大阪府/60歳)

  • 除菌、殺菌、滅菌…。とにかく菌に振り回された一年でした。

    (栃木県/43歳)

  • コロナウイルスの菌により、世界が変わってしまった。除菌、殺菌が重要視された。菌を恐れるあまり差別が起こる。目に見えないものへの恐怖を感じた年。

    (福岡県/33歳)

  • 新型コロナウイルスの流行にくわえ、本来2020年はオリンピックイヤーであったため。オリンピックイヤーの今年の漢字は「金」(きん)が選ばれることが多く、同じ読みであることを掛けて選定。

    (静岡県/31歳)


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9位「鬼」を選んだ理由

『「鬼」滅の刃』の大ヒット、疫病は古来より「鬼」と表現されること、新型コロナウイルス感染症が人の心のなかにある「鬼」をあぶりだした一年。

  • 『鬼滅の刃』が大流行したことと新型コロナウイルスを「鬼」に見立てて世界中の人々が感染防止に向けて「ウイルス退治」に取り組んだので「鬼」を選定しました。これからも「鬼」を退散できるように感染防止に取り組みます。

    (兵庫県/80歳)

  • 社会現象ともなった『鬼滅の刃』の人気がコロナ禍での明るい話題となり、経済の起爆剤ともなった。そのコロナは人類に対する鬼とも言えるし、コロナにより一部の人の心にはまさに鬼が生まれ、自粛警察や、過剰な個人攻撃も今年は目立ってしまった。来年はそれが「滅」となる希望も込めて。

    (千葉県/58歳)

  • 『鬼滅の刃』『約束のネバーランド』など、今年は「鬼」が出てくるマンガが話題になりました。そして今年最大の鬼は「新型コロナ」でした。ですが不思議なことに「鬼」である新型コロナが、世の中や人の心に巣食う鬼をあぶり出してくれたような気がしました。今年「鬼」が話題になったのは、何かとても大きな意味がありそうですね。

    (岡山県/55歳)

  • 今年は、世界各地で新型コロナウイルスが流行しました。そして、「鬼」は昔から疫病の象徴とされているからです。また、エンタメ界では『鬼滅の刃』が流行。スポーツ界では、鬼木監督が率いる川崎フロンターレが優勝しました。なので、私は「鬼」を推薦します。

    (新潟県/38歳)

  • 新型コロナという「疫鬼(えきき)」が世界中で猛威を振るい、志村けんさんをはじめとする多くの大切な方々が「鬼籍(きせき)」に入りました。また感染拡大防止の為、盆に帰省できず先祖供養と共に「施餓鬼供養(せがきくよう)」が行えませんでした。そんな中、大坂なおみ選手が「鬼神」のようなプレーで全米オープンを制し、『鬼滅の刃』の流行で少しずつ明るさを取り戻しています。来年は皆で「胡鬼板(こぎいた)」※が楽しめるような世の中にする為に、今を頑張ります。
    ※胡鬼板…羽子板のこと

    (岡山県/35歳)


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10位「疫」を選んだ理由

新型コロナウイルス感染症という「疫」病、陽性・陰性を確認するための検「疫」、体調管理のため免「疫」力を高める意識向上など。「疫」病退散を祈願するため妖怪・アマビエにも注目が集まった一年。

  • 今年は、世界規模で新型コロナウイルス感染が拡大した一年でした。「疫」は悪性の流行病を意味しており、まさに新型コロナそのもの。「免疫」「疫学」などの言葉も専門家や報道を通じて広く使われた。

    (東京都/61歳)

  • 新型コロナ(疫病)に翻弄された1年。疫病退散を願うアマビエの流行、免疫(ワクチン)の早期開発への願い。今年は「疫」で決まり。

    (青森県/55歳)

  • 新型コロナが流行し、いまだ特効薬も無いなか、自らが防疫意識を持つこと、免疫力を高めることに、今年ほど世界中で共通意識を持った年はない。

    (京都府/53歳)

  • まさに新型コロナウイルスという疫病が一年にわたって蔓延した年。ただ、インターネットも無い時代に、過去の疫病であるスペイン風邪やペストなどを乗り越えてきた人類がいて、今がある。必ずやこのコロナ禍を乗り越えて、新しい価値観を持って歩めることを誇りにしたいと思う。

    (大阪府/44歳)

  • 今年は世界全体が新型コロナウイルスという疫病のために大きな変化を迫られました。たくさんの人の死を目の当たりにして、検疫、免疫、疫病といった言葉もより切実さを持って聞こえたように思います。

    (神奈川県/39歳)

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