今年の漢字®
2012年「今年の漢字」第1位は「金」
「金(キン・コン/かね・かな)」が表す2012年とは・・・
「金」に関する天文現象の当たり年
932年ぶりに日本の広範囲で観測された金環日食。6月に21世紀最後となる金星の太陽面通過、8月には金星食を観測。
数多くの「金」字塔が打ち立てられた1年
世界一の自立式電波塔として、金字塔を打ち立てた東京スカイツリー®の開業。ロンドンオリンピックで、金メダルを筆頭に日本史上最多の38個のメダルを獲得。レスリング吉田選手が国民栄誉賞を受賞。贈呈された「金色の真珠ネックレス」。iPS細胞の研究で、山中教授が金メダルに等しいノーベル賞を受賞。
「金(かね)」をめぐる問題が表面化
年金資産運用に関連した詐欺事件の発生。生活保護費の不正受給問題。消費税増税を中心とした財政問題。東日本大震災の復興予算の使途をめぐる問題。
2012年は「金」にまつわる出来事が、記憶と記録に残った年
財団法人 日本漢字能力検定協会は、皆様に漢字の奥深い意義を再認識していただくための活動の一環として、毎年年末に全国から今年一年の世相を表す漢字一字を募集し、最も応募数の多かった漢字を京都・清水寺の森清範貫主の揮毫により発表しております。
本年も11月1日(木)から12月5日(水)までの期間、2012年の世相を表す漢字一字を全国から募集した結果、258,912票の応募をいただき、「金」が9,156票(3.54%)を集めて1位となりました。
応募者が「金」を選んだ理由は、下記の3つに分類できます。
1.「金」環日食をはじめ、天体ショーの当たり年
珍しい天文現象が日本で観測できる天体ショーの当たり年であった。932年ぶりに日本の広範囲で金環日食が観測され、その後も金星の太陽面通過や金星食と続き、天文ファンのみならず、多くの日本国民が魅了された。
2.打ち立てられた数多くの「金」字塔
- さまざまな分野で、多数の金字塔が打ち立てられた一年。
- スポーツ分野では、ロンドンオリンピックにおいて、日本史上最多となる38個のメダルを獲得。
- 国民栄誉賞を受賞したレスリング・吉田沙保里選手など、印象的な金メダルも多かった。
- 社会分野では、634メートルと世界一の高さを誇る自立式電波塔として、東京スカイツリー®が開業。文字通りの金字塔となった。
- 科学分野では、京都大学の山中伸弥教授が、iPS細胞の研究成果が認められ、ノーベル生理学・医学賞を開発から6年という短期間で異例の受賞。
3.政治・経済では「金(かね)」の問題が表面化
政治・経済分野では、金(かね)をキーワードとする事件や問題が多発。企業の年金資産運用をめぐる詐欺事件や生活保護費の不正受給問題、消費税増税論議、電気料金の値上げや東日本大震災の復興予算の使途をめぐる問題などが相次いだ。
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