今年の漢字®
2007年「今年の漢字」第1位は「偽」
「偽(ギ・いつわる・にせ)」が表す2007年とは・・・
食品に偽
食肉、野菜、菓子、ファーストフードまで、産地や素材、賞味期限に多くの「偽」。
政治も偽
年金記録、政治活動費、米艦への給油量にも「偽」が発覚し、国会答弁も「偽」。
老舗にも偽
伝統ある土産品にも、名門の老舗料亭にも「偽」。思わず「ああ、お前もか...」
さらに・・・耐震強度偽装、スポーツ選手、英会話学校にも「偽」。
中国には「偽」の遊園地開業。
身近な食品から政界、スポーツ選手にまで、次々と「偽」が発覚して、
何を信じたら良いのか、わからなくなった一年。
来年は「看板に偽りなし」の安心できる社会になって欲しい。
2007年は、何も信じられなくなった「偽」の年
財団法人日本漢字能力検定協会は、漢字の奥深い意義を伝える活動の一環として、毎年年末に全国公募による一年の世相漢字を決定しております。
本年も11月初旬から12月初旬までの間、2007年を表す世相漢字「今年の漢字」を全国公募した結果90,816通の応募をいただき、「偽」が16,550票(18.22%)と圧倒的多数で1位になりました。
つきましては、2007年「今年の漢字」を「偽」に決定いたします。
応募者の「偽」を選んだ理由は、大きく以下4つの理由に分類できます。なお、2位以下の漢字にも同様の理由が大きく反映されており、そのことが今年の特徴となっています。
1.相次ぐ食品偽装問題
食肉や野菜の産地偽装、加工食品の原材料偽造、大手菓子メーカーやファーストフード店の賞味期限改ざんなど身近な食品に次々と偽りが発覚したことが、大きな理由に挙げられています。
2.政界に多くの偽り
年金記録に偽りが見つかって不安になったことをはじめ、政治活動費の偽りや、官庁の裏金工作が発覚。米艦への給油量問題やゴルフ接待疑惑にも国民への「偽り」を感じたという意見も多数見受けられます。
3.老舗にも偽装が発覚
歴史と伝統を誇る老舗の土産品、名門の老舗料亭にも賞味期限改ざんや仕入れ品などに偽りが発覚。「ああ、お前もか」とため息が出たという意見も目立ちました。
4.他にも多くの業界に「偽装」が目立った年
耐震偽装問題、人材派遣会社の偽装請負事件、英会話学校の偽装など多くの業界に偽りが見つかったほか、相撲やボクシングなどスポーツ選手にも偽りが発覚。中国には有名キャラクター摸倣の「偽」遊園地が堂々開園していたことも、理由に挙げられました。
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