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今年の漢字®

1999年「今年の漢字」第1位は「末」

今年の漢字 文字と意味

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「末(マツ・バツ/すえ)」が表す1999年とは・・・

起こる事すべてが「世紀末現象」と思われた1年。来年には、「末」が「末広がり」となり、未来の「未」になって欲しい。

「末」を選んだ理由には「世紀末」であることと、「世も末」と思える事件が多発したことが多く挙げられていました。その内容には、東海村の臨界事故、警察の不祥事、非常識な一部上場企業、異常な宗教、無差別殺人の多発、新幹線の安全神話の崩壊などの事件が挙げられ、さらに、リストラ、失業率アップなどを理由に日本経済が末期状態であり、人の心も道徳観も末期症状を呈しているという意見が目立ちました。また、2位となった「乱」を選んだ人々もほぼ同様の理由を挙げており、多くの人々が、今年起こった出来事を一様に異常(世紀末現象)と感じています。
一方、「末」には「末広がり」を期待し、これからは未来の「未」になって欲しいという意見も多く見受けられ、1000年代の終わりを節目に、来年2000年からは明るい社会になって欲しいと願う人々の心がうかがえます。

財団法人 日本漢字能力検定協会は、漢字の奥深い意味を伝える活動の一環として、10月末から12月8日までの期間、今年一年の世相を表す漢字一字とその理由を全国から募集しました。その結果、20,430票の応募の中で、「末」が1,077票(5.27%)と圧倒的な票を集めて1位になりました。

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