今年の漢字®
1998年「今年の漢字」トップ20
応募総数 13,100票
応募コメント
※応募者の記述をそのままご紹介します。
1998年「今年の漢字®」に「毒」を選んだ理由
- 毒入りカレー事件には、世間が驚かされました。日本経済には毒が回り、一向に不況から回復しません。
(大阪府/34歳/男性)
- 和歌山の保険金詐欺事件をはじめ、各地で毒物が混入され、人々が疑心暗鬼になった一年でした。また、ダイオキシンや環境ホルモンといった環境汚染も深刻となり、人類存続の危機と言われている毒も問題となっています。
(東京都/41歳/女性)
- 政財界は、毒を食らわば皿まで、の体たらく、社会生活にダイオキシン、亜ヒ酸、アジ化鉛などの毒物が、青少年はシンナー、麻薬などの毒物系に汚染、の一年であった。
(兵庫県/74歳/男性)
- 猛毒ダイオキシン。世間を騒がせた毒入りカレー事件。また、その後頻繁に起こる毒物混入事件…。毒物自体もさることながら、世の中、毒されているのでは。
(島根県/38歳/女性)
- 和歌山カレー事件を発端に、各地で頻発する毒物混入事件に、国民が恐怖に陥り、ジュースの底を確認してから飲むという現象まで引き起こした。意外に身近に毒の恐怖があることを認識した。
(高知県/26歳/女性)
- 数々の毒入事件もさることながら、様々な意味でこれ以上、これ以下な年はなかったのではと思われるので。来年こそ、毒にもなり薬にもなる毒で、プラスの方向、つまり薬の効用で世の中がクリーンになるように願いたいものです。
(秋田県/50歳/女性)
- 反町さんの“言いたい事も言えないこんな世の中じゃPOISON”という曲もありましたが、やってはいけない事、あってはならない和歌山の毒カレー事件の“毒”。これだ!と“ピン”と浮かびました。
(福島県/27歳/女性)
- 和歌山市で起きたカレー事件に端を発し、全国で次々と真似た事件が今だに続いています。和歌山市民として情けなくて恥ずかしい限りです。
(和歌山県/67歳/女性)
- ひとつは、和歌山のカレー事件にちなんで、もうひとつは今年の流行語大賞に選ばれた“凡人・軍人・変人”と言った田中真紀子衆議院議員の毒舌にちなんで。
(福岡県/16歳/男性)
- 多発する毒物混入事件や、ダイオキシン等の自然破壊を学習した小学3年生の子が考えました。(母親代筆)
(広島県/9歳/男性)
- 政治の汚職など、社会にとっての毒と、ヒ素を使用した保険金殺人事件の毒にしめくくられた1年でした。
(福井県/36歳/男性)
- 毒物混入事件が多発し、しかもそれらの加害者、被害者がふつうの一般人である事が、いつ自分にふりかかるかわからないと思わせ、恐さを感じます。それに、もしかしたら自分あるいは周りの人が加害者になる可能性(いつどんな状況や深層心理)が無きにしもあらず、ということでこの漢字にしました。1文字で見るととても物騒ですね。
(北海道/25歳/女性)
- 和歌山をはじめスーパー、研究所、学校給食にまで各地の毒入り事件。倒産、リストラ、就職難など職なしは本当に気の毒。街中でのヘソ出し、超ミニスカート、キャミソールやいちゃつきは目の毒。浮気不倫の過剰報道は“毒にも薬にもならない”。
(東京都/42歳/男性)
- なんといっても和歌山カレー毒物混入事件。その他、飲み物に毒が入っていた事件。とにかく何を買うにも毒の心配をしていました。また、人間が作り出した毒・ダイオキシン。プラスチック容器で大騒ぎしました。そして、必死で弁解する政治家さん、貴乃花に絶縁された若乃花や親方は気の毒でした。
(愛知県/28歳/男性)
- 和歌山毒入りカレー事件以降、毎日、毒という字を見ない日はなかった。子供に安心してジュースも買えない不安な日々。また、政界、企業、防衛庁をはじめとする毒、野球までもが毒に侵されているなんて…。いろんな毒が出尽くしてすっぱり、きれいな日本になって欲しい。
(兵庫県/40歳/女性)
- 防衛庁にしても銀行にしても、一部が毒に侵されたかのように腐っている。とどめがカレー事件。金が毒を生むのか?
(大阪府/43歳/男性)
2位「不」を選んだ理由
不況、不可解、先行き不透明…そして「不適切な関係」も。
- 不況、不良債権、先行き不透明、政府の不人気、不可解な政策、大人も子供も精神的肉体的に不健康。
(新潟県/47歳/女性)
- 経済が不況、不景気、不活発のために生活が不安で先行き不透明。天候が不順。不倫、不純行為が大流行。また、外国ではこれを“不適切な関係”とも言っています。
(京都府/57歳/男性)
- 日本経済の底知れぬ不況、政治家や財界人に対する不信。高齢化社会への不安。毒物事件まん延の不可解。何が不満なのか、すぐにキレる若者。不倫もクリントンなら不適切な関係。
(兵庫県/68歳/女性)
- 政治不信、不況、大統領不倫、税収不足、野菜不作など。
(福井県/71歳/男性)
- 毒カレー事件など不可解な事件が多発し、先の見えない不安な不景気の続く日本。そして、クリントン大統領の“不適切な関係”から、不を選びました。
(北海道/35歳/男性)
3位「乱」を選んだ理由
乱れきった日本。今年、亡くなられた黒澤明監督の『乱』にちなんで。
- 乱世。政党は変わり、和歌山の毒入りカレー事件、全国での毒物混入事件、大人が乱れているから子供まで…。黒澤明監督の『乱』亡くなられたのだなぁ。
(大阪府/51歳/男性)
- 宗教家がその本分を忘れた乱れ。人の心の著しい乱れ。世の中、環境の乱れ。政治と政治家の乱れ。教師や公務員が本分を忘れた乱れ。
(鹿児島県/43歳/女性)
- 世の中、乱れに乱れている。“平成の乱”は“応仁の乱”以来ではないでしょうか。
(兵庫県/47歳/男性)
- 政治、経済、教育、家庭、スポーツ、芸能、あらゆる現場で、倫理や常識を覆すような問題が起こって市民の生活はかき乱れたまま。今年、亡くなった黒澤明監督のご冥福を祈る意味を込めて“乱”という字を選びました。
(東京都/37歳/女性)
4位「沈」を選んだ理由
映画『タイタニック』が大流行。日本も沈んでいる。
- タイタニック号も日本丸も沈んでいるから。
(神奈川県/53歳/女性)
- 和歌山のカレー毒物混入事件や各地で起こったポットへの異物混入を思わせる沈。洪水で多くの家屋や畑が水に浸かって大きな被害を受けた沈。景気も沈んだまま浮かんでこないし。そういえば極寒の海に沈んだ豪華客船の映画『タイタニック』の大ヒットがあったよね。そしてこの冬、女性のファッションはグレーが流行。沈んだ色です。
(京都府/25歳/女性)
- 一向に回復しない景気。それによって企業がつぶれたり、失業者の増加、消費の低迷など日本全体が沈んだムードになってしまったから。
(鳥取県/14歳/男性)
- 映画『タイタニック』のブーム。黒澤明監督、淀川長治さんが亡くなられたけれど、後を継ぐような人がまだ現われていないまま。だから「沈」にしました。
(広島県/18歳/男性)
- タイタニックの映画がものすごく流行ったし、日本経済も沈滞しているから。心も沈む1年だった。
(奈良県/41歳/女性)
5位「忍」を選んだ理由
不況に耐え忍ぶのみの1年だった。
- 経済不況、リストラなどに、ひたすら耐え忍んだ一年であった。
(愛知県/53歳/男性)
- 仕事がひまで首をつりそう。今、ただ買い控えてじっと忍ぶのみ。
(大阪府/40歳/男性)
- 大企業の倒産、不況、汚職など暗い世の中の空気には耐え忍ぶしかない。欲しい洋服その他も正札を眺めるだけで買えず、ただ忍の一字です。
(東京都/71歳/女性)
- 失業者、減収者の生活は忍。国政を司る議員や職員の収賄などの不正にも国民は忍。国民の消費税撤廃の願いも叶えられず忍。
(兵庫県/57歳/女性)
6位「底」を選んだ理由
政治も経済もどん底状態。これ以上悪くならないことを願って。
- 政治、経済、これ以上悪くならないことを願って“底”としました。
(和歌山県/65歳/男性)
- 景気の悪さは改善されるどころか、ますます落ちていくばかりで、もうドン底状態。はい上がれないくらい悲惨。
(兵庫県/39歳/男性)
- 政治も経済もどん底でした。ということは、以降は上昇することもあると思います。
(千葉県/48歳/女性)
7位「渋」を選んだ理由
銀行の貸し渋り、消費者の買い渋りなどで世の中渋い。
- 銀行の貸し渋りによって、サラリーマンのリストラや企業の倒産。ひとごととは思えない。
(滋賀県/30歳/女性)
- 貸し渋りにより倒産が相次ぎ、物の売れ行きが渋り、世の中が渋滞し続けた年だった。
(大阪府/42歳/女性)
- 貸し渋りで中小企業は特に大変な年だったのではないでしょうか。
(埼玉県/28歳/男性)
- 今年は年初から、不景気の原因の第一、金融機関の貸し渋りが一世を風靡(ふうび)した。中小企業を倒産に追い込み、金融機関従業員も渋い顔。
(宮崎県/32歳/男性)
- 金融機関は貸し渋り、財布のひもは渋々開ける。また、あくどい手口の犯罪が多発し、思わず渋面。
(愛知県/54歳/女性)
8位「失」を選んだ理由
失業率が過去最悪を記録。失うものが多かった年。
- 和歌山カレー事件で隣近所で疑いあい、人間関係を失う。この事件で全国に毒物事件が次々と発生し、職場の人間関係も失う。小渕総理も元々、国民の信頼を失っていた。不景気で今年も失業者が多かった。
(広島県/51歳/女性)
- 今年は職を失う人が過去最悪(失業率)であったり、金融不安など失うことが多い年だったことで失を選びました。
(石川県/29歳/男性)
- 不景気で職を失う。金利が低いので資産を失う。カレー事件で人の信頼失墜。地域の集会などの回数も失う。
(山口県/61歳/男性)
- 今年、日本は、真の指導者、好景気などを失ってしまった。また、淀川長治、ナリタブライアン、渥美清、黒澤明など国民のヒーロー的存在の方々が亡くなり、個人単位でも夏の長雨で家族や家などが流され、和歌山カレー事件など痛ましい事件もあった。日本は21世紀を前にして、いろんなものを失ってしまった。
(東京都/19歳/男性)
9位「暗」を選んだ理由
明るい話題が見つからない、とても暗い年。
- 数々の暗い出来事。たとえば、恐ろしい毒物、気象、それによる野菜の高値、そして、何よりも暮らしにくくなった。それに日本の政治と経済の暗い見通し。今年は、暗のイメージしかありません。
(静岡県/50歳/女性)
- 一向に良くならない景気、相次ぐ倒産、そして毒物混入事件。このまま、この国はどうなるのか、と思うと、まさに暗だと思います。
(広島県/31歳/女性)
- すべての事が先行きの見通しが暗い状態が続いている。景気の回復も、毒物事件も、政治の状態も、世の中の雰囲気も。
(神奈川県/57歳/男性)
- 不快な事件。不愉快な商品券。右を見ても左を見ても暗いことばかり。
(奈良県/50歳/女性)
10位「迷」を選んだ理由
すべてが混迷状態。政治も経済も市民生活も迷いっぱなし。
- 今年は始めから最後まで迷いっぱなし。あげくに最後の最後に政界は出口のない迷路に突入。迷惑この上ないことです。政界、経済ともに上といえば下、下といえば上で困ったものです。今年、これしかないです。本当に。
(青森県/32歳/男性)
- 景気の低迷、政治の混迷、和歌山園部の毒物混入事件と保険金疑惑の大迷惑。一連の毒入り事件は迷宮入りか? など、迷走している1998年です。
(広島県/25歳/女性)
- あれだけ国民に不評の商品券構想。よくもこんなバラマキの金の使い方をするものだ。そんな金があったら、倒産の憂き目に遭っている中小企業を助けるとか、失業者を救うとか施策があるはず。
(大阪府/71歳/男性)
- 政治も経済も迷走中。組織ではトップが迷い、決断できず、家庭では親が迷い、子供を叱れず、しつけもできず…。
(神奈川県/51歳・男性)
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