「今年の漢字」とは、
その年の世相を表す漢字一字を全国から募集し、発表する行事です。
このページでは、「今年の漢字」について、さらに詳しい情報をお伝えします。
1995年(平成7年)から始まり、2022年(令和4年)で27周年を迎えます。
毎年12月12日頃に、京都 清水寺にて発表しています。
2022年は12月12日(月)に発表予定です。
12月12日が「漢字の日」だからです。毎年「いい字」を少なくとも「一字」は覚えてほしいという願いを込めて、12(いいじ)月12(いちじ)日の語呂合わせから、(公財)日本漢字能力検定協会が12月12日を漢字の日と定めました。
主催者である(公財)日本漢字能力検定協会は京都に本部を置いています。その京都を代表する寺院の一つで、国内外の方がご存知である場所だからです。
「今年の漢字」は皆様からの応募で決まります。応募された漢字の中で、最も多かった漢字を清水寺で揮毫(きごう)して頂いています。揮毫された書は、1年の出来事を清めるとともに、新年が明るい年になることを願い奉納しています。
はい、あります。毎年、皆様からの応募数が一番多かった漢字を揮毫(きごう)しているので、過去には、「金」(2021年、2016年、2012年、2000年)や、「災」(2018年、2004年)が複数回1位に選ばれたことがあります。同じ漢字でもその年によって起きた出来事が異なるため、選ばれた理由も異なります。ぜひ比べてみてください。
揮毫(きごう)されるのは応募数が最も多かった第1位の漢字のみですが、毎年上位20位までを発表しており、この行事全体を「今年の漢字」と呼びます。1位の漢字だけでなく2位から20位までの漢字も見ることで、その年の出来事をさらに深く知ることができます。
その年に揮毫(きごう)された最新の「今年の漢字」の大書は、清水寺で展示された後、12月下旬より京都 祇園にある漢検 漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム)にて展示しています。また、毎年10月~2月頃には「今年の漢字」企画展を開催しており、過去に揮毫(きごう)された「今年の漢字」の大書の現物も見ることができます。ホームページにて情報をご確認のうえ、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
清水寺には観光客の方が多数いらっしゃいます。当日は皆様の安全に配慮し、発表場所への関係者以外の方の立ち入りを制限させていただきますので、揮毫(きごう)の様子をご覧いただくことはできません。なお、実際の現場をご覧いただくことはできませんが、京都 祇園にある漢字ミュージアムでライブビューイングを行ったり、ネットで中継をしたりする場合がございます。その年の最新情報は「今年の漢字」公式Twitterをご確認ください。
漢字や日本語に関するキュレーションサイト「漢字カフェ」でいくつかご紹介しています。ぜひご覧ください。
皆様の応募の参考にしていただけるページをご用意しています。今年の出来事を振り返るのにお役立てください。また、漢字を調べる時には、漢字・日本語検索サイト「漢字ペディア」をお使いください。一般的な社会生活、言語生活で必要な漢字や言葉をはじめ、漢語だけでなく和語やことわざ、慣用句なども調べることができます。
「今年の漢字」はその年1年に社会で起きた出来事を振り返るため、時事学習などにもぴったりです。以下のページには学校や塾での取り組み例や、授業で使えるワークシートも複数ご紹介しています。また、2020年からは団体からのデータによる応募を受け付けており、ICT機器を利用した授業でも取り組みやすくなりました。