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みにくい争いは「泥試合」? ~身近に使っている歌舞伎用語~

悠一さん:昨日、父も参加する草野球の大会を見に行ったんですが、ある試合が、お互いエラーを重ねたり、ヒートアップして乱闘になりかけたり、すごい荒れ方で……。ひどい泥試合でした。

漢検博士:う~ん、それはちょっと違うなあ。ドロドロとみっともない試合を「泥試合」と言うと思ってないかな?正しくは「泥仕合」と書いて、「互いの秘密や欠点などをあばきたてたり、揚げ足をとったりしてみにくく争うこと」を意味するんだよ。

悠一さん:争いごとだから、てっきり「試合」なんだと思っていました。

漢検博士:そう誤解している人は多いようだね。辞書によっては「試合」と「仕合」は、どちらも同じ見出し語の下に入れて同じ意味にしていることも多いが、もともと「仕合」は「~し合う」を漢字にしたものなので、双方が同じ動きを仕掛け合うこと。「試合」はスポーツや武芸の腕前を競い合うという違いがあるんだ。そもそも「泥仕合」は歌舞伎の用語で、舞台の上に浅い泥のプールのようなものを作り、そのなかで立ち回りを演じることを言ったんだ。盛り上がっただろうが、当然顔も着物も、周囲も泥にまみれてしまうため、転じて、みにくい争いを指すようになったんだ。言葉の背景をきちんと知っておくと、間違えて使うこともなくなるんじゃないかな。

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