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ほめたつもりが怒られる ~「鳶が鷹を生む」は、ほめ言葉じゃない?~

悠一さん:博士、ニュースですよ!僕の学校の体育の先生の子どもが、オペラ歌手デビューするらしいんです。先生はあんまり歌が得意じゃないから、すごく喜んでいるだろうと思って、「これが“鳶(とび)が鷹(たか)を生む”ですね!」と言ったら、先生の表情が暗くなった気がするんですよね……。

漢検博士:それは、確かにあまりよくないね。鳶が鷹を生むとは、平凡な親からすぐれた子どもが生まれることをたとえたことわざなんだ。だから、親が謙遜して使うのならまだいいが、他人が言うと、「あなたは平凡で特段の才能がありません」と指摘することになり、失礼にあたるんだ。

悠一さん:えーっ、ほめ言葉だと思っていました!先生が歌がうまかったら、「さすが、蛙の子は蛙ですね!」と言えたんですが……。

漢検博士:それもダメだよ!「蛙の子は蛙」というのは、「凡庸な人間からは凡庸な子しか生まれない」という意味が含まれているから、やはり謙遜して使うことはできるが、他人が言ったら失礼にあたるぞ。「瓜(うり)の蔓(つる)に茄子(なすび)はならぬ」「燕雀(えんじゃく)鳳(おおとり)を生まず」も同じような意味合いのことわざだから、使うときは注意しようね。弟子が師匠の技量を超えることを意味する「出藍(しゅつらん)の誉(ほま)れ」「青は藍(あい)より出でて藍より青し」は、ほめ言葉として使えるぞ。ことわざを引用するときは、思わぬ誤解を生まないよう、その成り立ちをしっかり知っておこうね!

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