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虫ではないけれど虫の仲間? ~昆虫以外を表す虫へんの漢字~

由衣さん:漢字の「へん」は、さんずいへんなら水にかかわる漢字、金へんなら金属にかかわる漢字というように、その漢字のジャンルを示すことが多いですよね。でも、「虹」は、虫でもないのになぜ虫へんになっているんですか?

漢検博士:そもそも「虫」という字は、頭の大きなヘビからできたものなんだ。大きく空にかかる虹は、まるで大蛇(虫)が空を貫く(工)ようだ、という意味からできた漢字なんだよ。「虫」の成り立ちからわかるように、昔は昆虫に限らず、爬虫類(はちゅうるい)や両生類も「虫」の仲間にされていたんだ。うねうねと伸びるという意味の「它」と合わせて蛇、鳴き声を表す「圭」と合わせたのが蛙(かえる)、ふくれた腹を示す「复」と合わせて蝮(まむし)、バラバラに切れても生きている虫を表す「蜥」と、平べったい虫という意味の「蜴」を合わせたのが蜥蜴(とかげ)だね。

由衣さん:そういえば、蛤(はまぐり)、蜆(しじみ)、牡蠣(かき)、栄螺(さざえ)などの貝類にも「虫」が使われていますね。

漢検博士:そうだね。昔は厳密に生物を分類したわけじゃないから、明らかに魚、鳥、獣(けもの)に分類できないものが虫へんでまとめられたという感じだね。水の中にいるけれど魚ではない蟹(かに)や蝦(えび)、虫ではないけれど、うねうねと地中を這う蚯蚓(みみず)、鳥のような姿をしているのに哺乳類である蝙蝠(こうもり)なども虫へんになっているよ。現実の昆虫にもいろいろな虫がいるが、漢字の世界の虫も面白いだろう?

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