セミナー・講演会情報 漢字や日本語などのセミナー・講演会情報等をお知らせ致します。

「漢字の魅力を再発見!」東京セミナー講演録


当協会では、平成22年7月24日(土)に東京都で教員・保護者向けセミナーを開催しました(後援:東京都教育委員会、読売新聞社)。元公立小学校教員で、各地の現職教員のための国語教育研究会常任講師を務め、後進を指導されている卯月啓子先生による講演内容をご紹介します。


第1部講演録はこちら

第2部 楽しい漢字学習が豊かな心を育む 卯月 啓子先生

卯月 啓子 先生

子どもが目的を持って意欲的に学ぶ国語科の授業


 皆さん、こんにちは。私は、公立の小学校で38年間、教員をやっておりました。赴任していたのは、どこもごく普通の平均的な小学校です。時には学級崩壊してしまったクラスの立て直しを任されたこともありました。そんな中で、子どもたちとは「言葉」を通じて交流し、過ごしてきました。


国語科は、体育科などと同じ「技能教科」である、というのが私の持論です。「言葉の海」を渡っていく上で、理屈だけで発問応答だけの空中戦をしていても、言葉の力がつきません。泳げるようになるためには、泳ぎ方を知識として理解していてもダメで、実際に手足を動かしてもがいてみる必要があります。


国語科も同じで、「読む」「書く」「聞く」「話す」などの活動をしている子どもたちに、個に即して支援しながら、言葉の力を付けていくことが必要です。ですが、子どもが意欲的に学んでいかなければ、効果的に伸びていくことはできません。そのためには、子どもが目的を持って学習活動に取り組むことが必要です。例えば、4年生の物語文教材「ごんぎつね」では、紙芝居や劇、日記、ペープサート(人形劇)、五七五詩などに作りかえさせることで、子どもたちが紙芝居等を作るという目的を持って、「読む」「書く」「聞く」「話す」の各活動を行い、その中で、内容を読み取りながら意欲的に取り組むように授業を組み立ててきました。




漢字は苦しい思いをして習得するもの?


今日は「漢字」についてお話しますが、漢字学習は、好きな子と嫌いな子が、はっきりと分かれます。好きな子は、マニアックな字も含めてどんどん覚えますが、嫌いな子は見るのも嫌で、テストの点はいつも一桁といった有様です。そうした実態がある中で、どうしたら子どもが楽しく、効果的に漢字を学べるのかをずっと考え続けてきました。


 ある先生は、「漢字は車の運転やコンピュータの操作と同じ」とおっしゃっていました。つまり、「努力と忍耐で練習を重ねて習得するもの」という考えです。実際、日本の学校でも、漢字学習はドリルとテストの反復訓練によって、進められてきました。


でも、私は子どもが苦しまずに漢字に向き合えるよう、子どもが目的をもって学習すればよいと考えました。別の言葉で言うと、「漢字と遊び、漢字で学ぶ」ということでしょうか。漢字学習はやらされるもの、覚えなければいけないものと考えるのとは正反対の方向です。


漢字はなぜ学ぶのか?


漢字が苦手な子は、「漢字って何で必要なの?」「平仮名だけじゃ、ダメなの」と聞きます。その答えとして私が言うのは、「日々の生活や教科学習の中で、概念を表す言葉のほとんどは漢字で書かれている」ということを伝えます。例えば、算数で「垂直」という言葉を習いますが、「垂」に「垂れる」という意味があり、「直」に「まっすぐ」という意味があることを理解していれば、「垂直」の数学的意味をより確かに理解できます。すなわち、一つひとつの漢字の「意味」や「読み方」、「形」、「由来」などを知ることは、さまざまな教科に出てくる用語の概念を学ぶことになるのです。


 先ほど、深谷先生もおっしゃっていましたが、「漢字が出来る子」イコール「学力が高い」というわけではありません。しかし一方で、漢字という基礎が身に付いていないと、他の教科の学力が伸びて来ないのも事実です。


生きた漢字を学ぶ「ちょきちょき漢字」


 多くの子どもたちは、漢字は「書かされるもの」「覚えさせられるもの」と考えています。でも、「漢字学習は楽しくなければ効果が上がらない」と私は考えます。


そんな中で、考案した実践の一つが、「ちょきちょき漢字」です。2年生の子どもたちに、大人が見るカタログを与え、その中から知っている漢字をハサミで切り取って紙に貼らせるという実践です。子どもたちは大喜びで取り組みました。子どもが「できるだけ一杯切って貼ろう」と、必死に知っている漢字をカタログから探しているうちに、次第にその漢字の「形」や「使われ方」などにも注意を払います。熟語が無理なく目に入ってきます。そうした目的意識を持って取り組むうちに、子どもたちの漢字への「苦手意識」は少なくなっていきます。


 普段、子どもたちが教科書で出会う熟語は、限られています。例えば、「海」という字にしても、教科書に「海岸」は出てきても、「海外」は出て来なかったりします。そうすると、教科書に出ない熟語は書けないという子もいます。これでは、生活にたくさんある生きた言葉を習得することはできません。大切なのは、一つの漢字が生活の中でどう使われているかを知ることで、その点でも「ちょきちょき漢字」は有効な学習方式だと思います。



漢字を楽しみながら覚える


写真1 発明漢字の例

それでは、その他にも私がこれまで実践してきた漢字学習法の数々をご紹介したいと思います。  まず、「発明漢字」ですが、これは子どもたちに「漢字を発明して作らせる」実践で、小学校4年生で実践してきました。写真1は、実際に子どもが作った漢字ですが、皆さんは読み方がお分かりになりますでしょうか?  答えは「ブルートレイン」です。ちなみに、訓読みは「北斗星」、部首は「パンタグラフかんむり」だそうです。おもしろいですね。


子どもたちは、漢字を「天から与えられたもの」と思っていますが、実際にはそうではありません。漢字は先人たちが作り、改良を加えてきたものです。「発明漢字」は、そのことを実感させる実践で、子どもたちは自ら漢字を作る経験を通じて、漢字を押し付けられているわけではないことに気付きます。


次に「名前漢字」です。私はその人の「名前」とそこに使われている「漢字」を非常に大切にしてきました。私の「卯月」の「卯」の字は、結構難しい漢字ですが、担任をしていると小学校1年生でも覚えてくる子がいます。例えば「齋」のように難しい字でも、自分の名前に使われた字であれば、書ける子は少なくありません。


 「名前漢字」は、自分の名前に使われた漢字について、意味や由来、筆順、使われ方などを漢字辞典で調べます。家族にインタビューして、なぜその漢字をつけたのか聞いてくる子もいます。調べたことをもとに、その漢字を使って物語や歌、クイズなどを作ったりします。子どもは、自分の名前の漢字にどんな意味や思いが込められているかを知り、家族とのコミュニケーションも深まります。



漢字嫌いな子も嫌がらずに学べる


次に、3年生の「漢字のかくれんぼ」ですが、これは「ウォーリーをさがせ」の漢字版のようなものです。例えば、「票」という字を投票箱の絵にびっしりと書き込んで、そこに1字だけ「要」の字を紛れ込ませて、それを友達に探させるというゲームです。普段、漢字の書き取りが嫌いな子も「発見されないように」と、100字、200字、300字と、ものすごい勢いで漢字を書き込んでいきます。


 4年生の「音訓読み替え歌」は、一つの文章の中に、同じ漢字の「音読み」と「訓読み」を盛り込むというものです。「音楽は音で楽しむ」「必ず必殺技をする」「再生とは再び生きること」「迷路で迷う」という具合に、子どもたちは楽しみながら文章の数々を考えてくれます。「音読み」と「訓読み」を強く意識することで、訓読みは意味を表すんだといった発見をしながら漢字の面白さに気付きます。


 「漢字でアート」は、ビーズやモールなどを使って、漢字をかたどっていくもので、漢字学習と図工を兼ねた実践です。何年生からでも実施できます。中には、つま楊枝や毛糸などを使って作る子もいますが、どの作品も個性豊かで、子どもの才能はすごいなと感服させられます。当の子どもたちは、遊んでいる感覚しかありませんが、自然と漢字が身に付き、「はね」「とめ」「はらい」などにも注意を払うようになります。



「正誤」がないからこそ、のびのびと意欲的に学ぶ


 「漢字とかなの助け合い絵本」は、男女ペアになって行う実践で、絵本に書かれている文章について、どちらか一人が漢字、もう一人がひらがなを分担します。例えば、男の子が漢字だけを書き、かなの部分は空欄にしておきます。逆に女の子はかなだけを書き、漢字の部分を空欄にします。そして、二人が書き上げたところで、2枚の紙を重ね、透かしてみると一つの文章が出来上がるという実践です。面白いもので、漢字とかなを分けて書くことで、漢字とかなの役割が分かり、その文章を注意深く読んで内容への理解も深まります。副産物としては、男女が協力し合って仲良くなるということが挙げられました。


 「漢字カルタ」は1年生からできる実践で、冒頭に漢字が出てくる「読み札」と、それに対応する「取り札」を作ります。例えば、「中」という字であれば、「中原○○ちゃん、中山○○ちゃん、みんなわたしのお友だち」といった文章で、「読み札」と「取り札」を作ります。


 最後に6年生が学習した「漢字の宝石」ですが、これは1年間を終えるにあたって、自分が好きな漢字、励ましてくれる漢字等を1文字選んで色紙に書き、なぜそれを選んだか詩に書いて発表する実践です。子どもたちが、その漢字からどんな思いを持って生活しているかが分かり、実に興味深いものがありました。


 こうした実践に共通するのは、「正誤がない」ことです。テストのように×が付けらることも、点数が付けられることもありません。子どもたちは、そうしたプレッシャーから解放されて、実にのびのびと意欲的に漢字を学び、漢字学習の時間はいつも笑顔が絶えませんでした。



「学習漢字」だけで子どもたちを評価しない


 私たち教師は、「学習漢字」と「生活漢字」を分けて考えています。教師は、教科書にある漢字、すなわち「学習漢字」の習得の度合いで子どもを判断しがちですが、子どもたちは生活の中で、実際はもっと多くの漢字を知っています。例えば、低学年の子でも、好きな野球選手の名前を漢字で書けたり、鉄道の駅の名前を漢字で書けたりします。


 一方で、小学校に入った子が最初の1年間、授業で習う字は80字に過ぎません。それだけで「できる」「できない」を図ってよいのかという問題意識が、ずっと私の中にありました。


 これは「朝日小学生新聞」の連載コラムに載せた話ですが、小松さんという子が授業で「松」という字を書いたところ、先生に「まだ習っていない漢字だし、他の子も読めないから書いてはダメ」と叱られ、とてもショックを受けたという話があります。その先生曰く「あなたは、まだ平仮名も十分に習得できていない。この段階で漢字を覚えると、書き順もおかしくなるし、変な書き癖も付く」とのことです。私たち教師は、こういった言葉で子どもの学習意欲を削いでいる可能性があることを自覚しなければなりません。


 小松さんは、漢字辞典で「松」の字を調べ、漢字の「木」にカタカナの「ハ」と「ム」を組み合わせていくプロセスが面白くて、その字を覚えたそうです。また、お母さんからも、うなぎ屋のチラシに書かれた「松・竹・梅」の「松」だと教わったそうです。このように、子どもは家庭でも漢字を学ぶ機会がたくさんあるわけで、それを教師が「教えていないから」という理由で、阻害してはいけないと思います。


 また、5年生のある日の授業で、那覇の「覇」の字を書ける人はいませんかと聞いたところ、漢字テストでいつも一桁の点数しか取れない子が黒板の前に出て見事に書き、皆を驚かせたことがありました。「どうして書けたの?」と聞いてみたところ、親せきが那覇に住んでいて、毎年遊びに行っているそうです。このように、子どもたちは身近で馴染みのある漢字は次々と覚えていきます。「学習漢字」に縛られず、身近で馴染みのある「生活漢字」についても教室に入れてどんどん学ばせていけば、漢字への抵抗はぐんと減っていくし、進んで学んでいくと私は思うのです。



漢字はパーツで覚えると覚えやすい


子供が作った漢字の絵

 私はよく、子どもたちに「漢字はパーツの組み合わせよ」と教えます。以前、2年生の授業で「声」という字を教えていた時、ある子が「戦士の士という字がある!」と指摘しました。すると別の子が「お日様の日の字が、横になっている」と言ったのです。こうしてパーツに分解すると、漢字はとても覚えやすくなります。  その昔、私も「時」という字を「日」「土」「寸」の組み合わせと覚えました。昔の人は「櫻」という字を「二階(二つの貝)の女に気(木)がかかる」と覚えたそうです。「漢字博士」と呼ばれる子の多くも、こうしたパーツの組み合わせで漢字を覚えているようです。


 これは子どもが作った漢字の絵ですが、皆さんはお分かりになりますでしょうか(写真2)。「朝」という字です。上下を「十」に挟まれたお日様が、右にいる「月」に「そろそろ代わってくれない?」と言っているそうです。とてもメルヘンですが、こうした覚え方も漢字学習を効率的に進める上で効果的です。



漢字辞典は役に立つ


 漢字を習得する上で、とにかく漢字辞典が役立ちます。家庭でも、漢字辞典はなるべく身近な所に置いて、すぐに引けるようにしておくことをお勧めします。例えば、子どもが知らない言葉を聞いてきたときに、お母さんが漢字辞典を引いて教えてあげるのも良いでしょう。子どもは、「漢字辞典って役に立つんだ」と思うと同時に、「お母さんでも知らない字があるんだ」と思い、自分だけが漢字をわからないのではないことと、漢字辞典の便利さを認識します。漢字辞典はどんな学年の子でもなじんで使ってほしいと思います。


 私自身、漢字辞典の編さんにも携わってきました。辞書を作っていく過程で、要望として出したのは、小学校の子どもたちが使うのに便利で役に立ち、絵本のように見るようにイラストをふんだんに盛り込むこと、文字を大きくすること、すべての字にルビを振ることを頼みました。そして英語を入れていただくように、言いました。例えば、「雲」の項目には、「Cloud」という説明も入っています。なぜ、そんな要望をしたかと言えば、今の教室には外国籍の子どもがいることが、少なくないからです。当初は、「中国語やハングルやポルトガル語も入れてほしい」と要望したのですが、紙面スペース上の都合もあり、それは叶いませんでした。



筆順はどう教えるか


 先日、あるセミナーに講師として招かれた時、若い男性の先生から「僕は研究授業でいつも筆順を間違えて、校長先生に叱られます。なぜ、筆順というものがあるのでしょうか? きれいに書ければ、別に筆順なんて関係ないんじゃないでしょうか?」と質問をされました。子どもたちの中にも筆順については同じように嘆かれることがあります。気持ちは分かりますが、やはり筆順は大切だと私は思います。


 筆順は、先人たちが知恵を絞って、作り上げたものです。筆順通りに書けば、書きやすいし、早いし、形も整います。でも、実を言うと、字によっては異なる筆順が存在するものもあります。例えば「必」の字は、学校では「ソ」を先に書いて、たすきをかけて、左、右に点を打つというのが学校で教える筆順ですが、実は「心」を書いてからたすきをかける筆順も、間違いではありません。実際、私はそのように教わりました。


 そのため、「心」にたすきをかける筆順をした子に×を付けると、保護者の方からクレームを寄せられることがあります。そんな時、教師が一つ覚えのように「ダメなものはダメ」と答えてしまうと、話がこじれます。そうではなく、「おっしゃる通りですが、学校ではこの書き順に準じて教えているのです」と答えれば、きっと先生への信頼も高まることでしょう。



漢字は「間違えて当たり前」


会場風景

子どもはよく漢字を間違えます。でも、間違えて当たり前です。なぜなら、日本語は漢字とかなが交ざっているし、漢字には音読みも訓読みもあります。一つの読み方を習ってもそれですむわけではありません。同じ「き」の音でも、「木」もあれば「気」もあるわけで、小学校低学年の子が間違えても仕方がありません。


 以前、ある授業で、子どもが果物の「イチゴ」を「一五」と書いて、先生に大目玉を食らったという話があります。その先生からすれば、漢字には意味があるので、「一」と「五」には「いちご」という意味はないと正確に理解させたかったのかもしれませんが、そうして頭ごなしに叱っては、子どもは勉強する気を失ってしまいます。「コーンスープ」に「子音スープ」という当て字をした子もいますが、そんな時、怒ったり嘆いたりしないで「面白いことを思いついたね。でも、ここでは使わないよ」と言ってあげるだけで、子どものモチベーションは随分と変わってくると思います。



新出漢字を覚えるには「マイ漢字」で


 漢字学習を効果的に進めるために、私が行って来た実践があります。それは、年度初めに、子どもたちに漢字を「売る」という取り組みです。


 具体的には、あらかじめその学年で習う字を書いた厚紙を用意しておきます。そして、「この漢字を買いたい人!」と、一枚ずつ順番に見せていきます。魚屋のように威勢よく声をかけると、子どもたちは勢いに押されて次々と買っていきます。買うのは学級の人数にもよりますが、私のクラスでは1人3枚程度買うと、その学期の配当漢字は終えてしまいます。新出漢字が「マイ漢字」になります。


 次に子どもたちがするのは、B4用紙に自分が買った漢字をイラスト入りで説明したパネルを作ることです。できあがると今度は毎日数人ずつがその日の「漢字先生」になります。一人ずつ前に出て、その字の書き順や意味などを説明します。説明が終わった後は、漢字練習タイムです。2分間でできるだけ多く、漢字先生以外のみんながその字を書くようにします。子どもたち自身による漢字学習のシステムができあがります。みんな、楽しそうに一生懸命漢字の学習をしていきます。これを1日に数人ずつ実施すると、6月くらいにはすべての漢字を覚えられてしまいます。新出漢字が「○○ちゃんの漢字」ということになり、親しんで覚えてしまうようです。



漢字がきれいに書けるようになるためのコツ


 漢字練習の宿題を出されると、面倒だと思った子の中には、楽をする方法を考えます。そして、例えば「何」という字であれば、人偏の「イ」を先に連続して書き、その後に「可」を書いて完成させたりします。でも、それでは書き順は覚えられませんし、美しい字は書けません。


 私は、子どもたちに「漢字は運動神経で書くもの」と言います。つまり、脳から手への伝達によってコントロールされているので、運動神経が発達していれば書けるということです。そう思い込ませることで、漢字が苦手な子、きれいな字が書けない子も、自信が付き、きれいな字を書けるようになります。


 きれいな字を書く上でのポイントは「はらい」です。鉛筆の「はらい」は、実はとても難しいのです。きれいな字を書けない子どもの多くは、この「はらい」でつまずきます。これを上達させるには、手の力を上手に抜くことがコツです。これが上手にできるようになり、筆順もマスターすれば、子どもは漢字がきれいに書けるようになり、自信をつけます。



漢字と遊ぼう!漢字で学ぼう!


 漢字学習はドリルとテストでやる反復学習のみでは、子どもたちは習熟することができないことが多かったように思います。どんな子どもも、今までお話したような「漢字と遊び、漢字で学ぶ」学習を経験させていくと、「漢字っておもしろいんだね」「漢字って難しいと思っていたけど、パーツで覚えれば簡単だね」「漢字の由来っておもしろいね」などと、漢字の学習に尻込みしないで、楽しく進んで学習していきました。そうすると、4月にはあんなにいやがっていた子どももいつの間にか、喜んで学習し、いつの間にかあんなに悩んでいた漢字テストの点数も上がっていきます。そして、3月には、漢字についてその子なりに自信をもって進級していきました。



講演者プロフィール

卯月 啓子 氏 「卯月啓子の楽しい国語の会」代表

1949年生まれ。元公立小学校教員。現在は、各地の現職教員のための国語教育研究会の常任講師を勤め、後進を指導。子どもが楽しみながら意欲的に漢字や言葉、詩、作文、物語や説明文などを学習し、一人一人の言葉の力を効果的に伸ばしていく指導法を提唱している。主な著書に『子ども漢字百景』(東洋館出版社)。




お問い合わせはこちらから