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意味を重ねてさらに強調する ~言葉は「百鍛千練」の心がけで~

聡美さん:新聞部の友だちが、最近、原稿に間違いが多いことを嘆いてて、かっこいいスローガンを立てて気合いを入れ直したいみたいなんです。でも、「ちゃんと見直そう」とか「しっかり推敲しよう」では、いつも言っていることだから物足りないらしいんですよね……。

漢検博士:それなら「百鍛千練」はどうかな?「鍛練」とは、もともとは金属を打って鍛えることで、そこからたゆまぬ訓練によって体力、精神力、能力などを鍛えることを意味するようになったんだ。そこにさらに、数が多いことを意味する「百」と「千」を加えた「百鍛千練」は、詩や文章の語句がよりよいものになるように何度も練り上げることを意味する四字熟語なんだ。

聡美さん:百回鍛えて千回練る……かっこいいですね!友だちに提案してみます。四字熟語は「四面楚歌」とか「汚名返上」みたいに、四文字でひとつの流れを展開するものかと思っていましたが、同じような意味を重ねる四字熟語もあるんですね。

漢検博士:そうだね。四字熟語は「四面楚歌」のように4語でワンセットになって意味を成すものだけでなく、「汚名を返上する」のように2語の熟語を組み合わせたものなど、いろんなパターンがあるんだ。同じような意味を重ねて強調するというのも、四字熟語によくあるパターンだね。たとえば、こういうのがあるよ。

  • 謹厳実直/きんげんじっちょく
    「謹厳」はつつしみ深くおごそかなこと、「実直」はまじめで正直なこと。合わせて、非常につつしみ深く、誠実で正直なこと、あるいはそういう性質を言う。
  • 豪華絢爛/ごうかけんらん
    「豪華」はぜいたくで華やかなさま、「絢爛」は目がくらむほど美しいこと。合わせて、まばゆいほど美しく、華やかでぜいたくな様子を指す。絢爛豪華とも言う。
  • 物見遊山/ものみゆさん
    「物見」は見物に行くこと、「遊山」は野や山に遊びに行くこと。合わせて、あちこち名所を見物して楽しむこと。「ゆうざん」と読むのは誤り。
  • 曖昧模糊/あいまいもこ
    「曖昧」は態度や物事がはっきりしないこと、不確かなこと。「模糊」はぼんやりとしている、はっきりしていない様子を指す。合わせて、全体がぼんやりしていて、実態がはっきりしないさまを言う。

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