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「おざなり」と「なおざり」はどう違う? ~似ているだけに、しっかり使い分けよう~

昌人さん:最近、うちの妹が生意気なんです。勉強のアドバイスをしても、おざなりに聞き流すんですよ。本当に腹が立つなあ!

漢検博士:ずいぶんお怒りだね。ただ、なおざりにしておけないので尋ねるが、妹さんが生返事をしているなら「おざなり」でいいが、まったく反応せずに聞き流すだけなら、それは「なおざり」と言うのが正しいぞ。

昌人さん:え?「おざなり」と「なおざり」って、文字の並びが違うだけじゃないですか。何か違うんですか?

漢検博士:どちらもいい加減な言動には違いないが、「おざなり」は漢字で書くと「お座なり」、その場に合わせて適当に取り繕った対応をすることで、「なおざり」は漢字では「等閑(猶去り)」、つまり何もしないで放っておくことなんだ。たとえば、「夕食の準備をしていたので子どもの話をおざなりに聞く」「寝坊をしたので化粧もなおざりに出かけた」という違いになるよ。ほかにも、似ているせいで混同しやすい言葉があるから、うろ覚えで使わずしっかり区別しようね!

  • つましい/つつましい
    つましいは「倹しい」「約しい」と書き、暮らしぶりが贅沢でなく、質素であること。つつましいは「慎ましい」と書き、遠慮深くて、動作・態度が控えめなこと。質素倹約に暮らしている場合は「つましい暮らし」と書くのが正解。
  • きめこまか/きめこまやか
    きめこまかは「木目(肌理)細か」と書いて、物質や皮膚の表面がなめらかなこと、ひいては細部まで行き届いていることを言う。こまやかは「細やか」「濃やか」と書き、色が濃いこと、心がこもっていること、情が厚いことを言う。本来、「きめこまやか」は「きめこまか」と混同した誤用だが、徐々に広がりつつある。
  • かまける/かこつける
    かまけるは「感ける」と書き、あることに気を取られてほかをなおざりにすること。一方、かこつけるは「託ける」と書き、直接には関係しないことを結び付けて自分に都合のよい口実にすること。遊ぶのに夢中になって勉強をしないのは「遊びにかまけて勉強を忘れる」だが、手伝いをしないといけないからと言って勉強をさぼろうとするのは「手伝いにかこつけて勉強をしない」となる。

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