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「やまとことば」でわかりやすく ~伝わりやすさと格調のバランス~

悠一さん:今度の授業で、グループで発表する原稿を担当しているんですけど、みんなに、なんだか硬いって言われて…。どうしてだと思いますか?

漢検博士:どれどれ。う~ん、確かにこれは、そう言われるのもわかるな。原因は、漢語が多すぎるせいじゃないかな。漢語というのはかなり大雑把にまとめると熟語、それに対して訓読みの表現に変えたのが和語、やまとことばだ。たとえばこの書き出し、「今回我々がテーマとして選択したのは……」というのを、「このたび私たちがテーマに選んだのは……」とすると、随分やわらかくなると思わないかい?

悠一さん:確かに、親しみが持てる気がしますね。漢語を使った文章はあまりよくないんですか?

漢検博士:どちらがいい、悪いということではないから、それぞれの特質を知って使い分けができるといいね。漢語が多いと骨太で信頼性のある文章に見えるが、硬くてとっつきにくくもなる。和語が多いと、やわらかくてわかりやすいが、くだけすぎたり、冗長になってしまうこともある。それに、たとえばニュースで、「試算、試みの計算」と重ねて言うことがあるように、耳で聞くだけのときは、漢語より和語のほうが意味が伝わりやすいということもあるんだ。単純に熟語を分解するだけじゃなくて、ことばそのものを日本古来からの言い方にする方法もあるよ。たとえば「非常に」を「とても」、「仲介する」を「とりもつ」、「伝言」を「ことづて」など、受ける印象がだいぶ変わるだろう?いろんな漢字や言葉を知っているだけじゃなくて、誰に、どんな内容のことを伝えたいかで使う言葉を選ぶ、そんなテクニックも身につけていきたいね!

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