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可憐なのにかわいそう? 日本と中国で意味が異なる漢字②

漢字を公用語として採用している国は、今は日本と中国、台湾だけだが、中国は世界一の人口を有するので、使用している人は英語に次いで多い。ただ、世界に広まるには、文字数の多さと字形の複雑さが災いしているようだな。

悠一さん:だから韓国や北朝鮮はハングルを使うようになったんですね。

漢検博士:そうだね。しかし日本でも戦後に、画数の少ない同音の文字に差し替えたり、複雑な部分を簡略化した新字体を使うようになったし、中国も1950年代に、省略や簡略化を進めた「簡体字」を採用したぞ。台湾は系統

立てた簡略化を経ていない、日本の旧漢字に近い「繁体字」を使っていて、三者を比べるとますます難しくなるので、ここではひとまず中国の漢字で考えるぞ。

  • 工夫
    日本語:よいやり方を見つけるため、あれこれ考えをめぐらすこと。
    中国語:あることをするのに要する時間や暇のこと。日本語でいう「工夫」は「研究」、芸術作品などに凝らされた工夫は「匠心」と書く。
  • 丈夫
    日本語:体や物の作りが頑健なことを指す。
    中国語:夫のこと。丈夫とはそもそも一人前の男性のことで、転じて日本では上記の意味になった。ちなみに「娘」は母親のことで、「老婆」は妻のこと。
  • 可憐(かれん)
    日本語:かわいらしい。いじらしい様子。
    中国語:かわいそうな。日本語ではプラスのイメージになっているが、「憐(あわ)れむ可(べ)し」という字義どおりになるので褒め言葉のつもりで発しないこと。
  • 先輩
    日本語:同じ学校や職場に先に入った人、年齢や地位が自分より上の人。
    中国語:自分より前の世代、つまり親の世代のこと。ちなみに「後輩」は自分より後の世代、子ども世代のこと。

※中国では実際は「簡体字」で書くものも、便宜上日本語と同じ漢字で表記しています。

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