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1億万円っていくら? ~「億万長者」の由来をさぐる~

孝宏くん:学校の進路アンケートで、「億万長者になりたい」と書いた友だちがいて、「億万長者になるために、何になればいいのかを書くように」と注意されてました。でもよく考えてみたら、単位は、一、十、百、千、万、十万、百万、千万……その次は億になるから、「億万」なんて単位、ないですよね。「億万」って、いったい、いくらのことなんでしょう?

漢検博士:おもしろいところに目をつけたね。古くは、大金持ちのことは「百万長者」と言っていたんだ。英語で大富豪を表す「millionaire(ミリオネア)」の訳語として考えられた言葉なんだよ。この場合の「百万」というのは具体的な数字ではなくて、「たくさん」という意味で使われているんだ。たとえば「百万言」は非常にたくさんの言葉という意味だし、「百万遍」は数限りなく繰り返すという意味だね。同じように「百万長者」の「百万」も、「たいへんなお金持ち」をたとえるための言葉なんだよ。

孝宏くん:でも、「百万」って、今の感覚で考えると、たしかに大きな額ですが、「たいへんなお金持ち」をたとえるには物足りない気がするんですが。

漢検博士:確かにそうだね。「百万長者」という言葉が考えられたころは、「百万」という響きで「たいへんな大金持ち」がイメージできたんだろうが、その後、貨幣価値が下がっていくなかで、「百万」では大富豪の実感がわかなくなり、「億万長者」が登場したというわけだ。言葉は時代を映す鏡だから、そのうち、「兆億長者」なんて言葉が生まれるかもしれないね。※「百万長者」「億万長者」の謂れや解釈については諸説あります。

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