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「海千山千」はほめ言葉? ~ほめたつもりが怒られないために~

昌人さん:先日、いくつかのサークルで集まって、体育館をどう使い分けるかの話し合いをしていたんです。でも、なかなか決着がつかなくて困っていたら、たまたまやってきたOBの先輩のアドバイスのおかげで、うまい具合に解決できたんですよ。そこで、「さすが海千山千の先輩は違いますね」と言ったら、何とも微妙な表情になられて……。持ち上げすぎて、ウソっぽかったんでしょうか?

漢検博士:う~ん、盛大に持ち上げるつもりだったとしたら、「海千山千」はちょっと不適当な四字熟語だったかな。「海千山千」とは、海に千年、山に千年棲みついた蛇は龍になるという言い伝えからできた言葉で、さまざまな経験を積んで、世の中の裏も表も知り尽くしているずる賢い人、したたかな人、というニュアンスがあるんだ。純粋なほめ言葉というよりは、「こんな解決策を思いつくなんて、悪知恵が働きますよね」と皮肉ったことになるから、先輩も複雑な表情だったんだろうね。

昌人さん:単純に、「たくさんの経験を積んでいる」というだけではないんですね……。じゃあ、こんなときは何と言ったらよかったんでしょうか?

漢検博士:多くの実戦で鍛えられること、技術や才能を向上させることを意味する「百戦錬磨」はどうかな?ほかにも、「枯れ木も山の賑わい」(枯れ木のようなつまらないものでも、ないよりはまし)「他山の石」(他人の愚かな言動であっても、自分を磨く糧にする)「腐っても鯛」(元がすぐれているものは、落ちぶれても、元から悪いものよりは価値がある)なども、なにかをけなすニュアンスが含まれるから、使い方に気をつけようね。

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