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昔からある単位を理解しよう ~意外に身近な寸、尺、里~

由衣さん:今、先輩おススメの時代小説を読んでいるんですけど、時々「里」とか「尺」とか昔の単位が出てきて、とっつきにくいんです。(約○センチ)とか補足するぐらいなら、最初からメートル法で書いてくれたらいいのになと思うんですよ。

漢検博士:日本でメートル法を使うように決められたのは1959年。由衣さんはそれ以前にどんな単位が使われていたか知っているかな?主なものを挙げてみよう。・長さ:里(り)、町(ちょう)、間(けん)、尺(しゃく)、寸(すん)・面積:坪(つぼ)、畝(せ)、反(たん)、町(ちょう)・重さ:貫(かん)、匁(もんめ)、分(ぶん)、厘(りん)・容積:石(こく)、斗(と)、升(しょう)、合(ごう)

由衣さん:でも今どき、部屋の広さなどを表す「坪」や、お米の量を示す「升」や「合」くらいしか使わないんじゃないですか?

漢検博士:と思うかもしれないが、実はこの中の「匁」は、「momme」という世界的単位になっているのは知っているかな?世界で初めて真珠の人工養殖を成功させたことから、真珠の取引では「momme」(発音はモミ)が使われているんだ。そのほかの単位にも、昔から受け継がれてきた慣用句に残っていたりするので、覚えておいても損はないぞ。

  • 寸 約3cm
    寸は右手の形に一(指1本)を加えてできた字で、親指の幅くらいのわずかさ、という意味。「一寸の虫にも五分の魂」は、1寸しかない小さな虫にもその半分にあたる5分の魂(心)があるので、小さなもの、弱いものだからと軽んじてはいけないという教え。
  • 尺 約30cm
    親指と人差し指を広げた形からできた漢字。1尺=10寸。「間尺に合わない」の「間」も「尺」も建築の際に使う単位で、それぞれの寸法が合わないこと、ひいては計算が合わない、割に合わないことを表現するときに使う。
  • 里 約4km
    里の字は「田(人が耕した土地)」と「土(神様のいる場所)」からできており、人が管理している土地を表す。「里」が長い距離であることから、「悪事千里を走る」「千里の道も一歩から」など遠大なことを示すのに「千里」を使う慣用句は多い。また、どうすべきか全くめどが立たないことを表す「五里霧中」は、「五里、霧中」ではなく「五里霧、中」で切るのが正しい。

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