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「ぐれる」は江戸の流行語? 意外に古い“若者言葉”①

漢検博士:近ごろはネットのせいか、ものすごいスピードで新しい言葉や語法が生まれては消えていっている印象だが、悠一君は最近、言葉づかいで注意されたことはあるかな?

悠一さん:このあいだ、国語の先生に「全然いいですよ」と言ったら、「“全然”のあとは否定形だ!」と厳しく言われました……。

漢検博士:確かに、「全然」は後ろに否定語をともなって、「まったく」「少しも」という全否定を表す副詞だとされているね。でも、実は明治時代の文学作品などでは、悠一君が言ったように「全然」は否定を伴わずに「すっかり」「完全に」という使い方もされていたそうだ。

そんなふうに、今どきの若者言葉と思っているもののなかにも、実は古い歴史を持つ言葉もあるんだぞ。

  • ぐれる
    意味:わき道にそれること、不良になること 由来:はまぐりは、漢字で「蛤」と書くように、同じ貝同士でないと2枚がぴったりと合わないのが特徴。そこで、江戸時代には「はまぐり」をひっくり返した「ぐりはま」が食い違う状況を表すようになり、「ぐれはま」に変化し、さらに動詞化して、道にはずれることを「ぐれる」というようになった。
  • しかと
    意味:そっぽを向くこと、無視すること 由来:もともとはバクチの世界で使われていた言葉。賭けごとに使うかるたの一種「花札」は、4枚×12カ月の絵柄で構成されており、10月にあたる札は鹿の絵柄になっていることから「鹿の十(しかのとお)」と呼ばれた。その絵柄の鹿がそっぽを向いているので、相手を無視することを「しかと」と言うようになった。
  • だべる
    意味:だらだらと無駄なおしゃべりをすること、とりとめもなくしゃべること 由来:無駄なおしゃべり、くだらないおしゃべりを意味する「駄弁」に「る」をつけて動詞化したもの。明治時代に使われ始め、大正時代ごろに流行して一般化した。本来は「駄弁を弄する」と使う。
  • びびる
    意味:怖がる、気後れする 由来:平安時代末期からみられる表現で、もともとは軍勢が動くときに鎧同士が触れ合ってビンビンと響く音を「びびる音」といった。平家の軍勢が水鳥が羽ばたく音を聞いて源氏が攻めてきた際の「びびる音」だと勘違いし慌てて逃げだしたことから、「びびる」に「怖がる」という意味が派生した。

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