公益財団法人 日本漢字能力検定協会

日本漢字能力検定

メニュー

どれだけ知ってる?漢字の豆知識

大学・一般レベル

難しくて読めない「心神耗弱」 見慣れない専門用語【法律編】

昌人さん:博士、今度はミステリーを読んでて間違えました!「心神耗弱」って、「しんしんこうじゃく」なんですね!「消耗」のときは「もう」と読むのに、なんで「こう」になるんですか?

漢検博士: 善悪の区別をつけにくくなる精神状態が「心神耗弱」だ。「消耗」の字のほうがよく見るから「もうじゃく」と読んでしまうのも無理はないが、本当は「消耗」は「しょうこう」と読むほうが正しいんだぞ。「毛」の音にひっぱられて、「しょうもう」の慣用読みが広がったんだ。

昌人さん:今読んでいるのは法廷ミステリーなんですけど、難しい読みがいっぱいで大変です!

  • 瑕疵(かし)
    傷、欠点のこと。法律的には、物や行為に本来あるべき要件や性質が欠けていることを言う。たとえば、家の土台にひびが入っていたら、家としての性質を完全には満たしていないということで「瑕疵がある」ということになる。ひびのため家屋に倒壊の恐れがあるとすれば、もはや「瑕疵」ではなく「欠陥」になる。
  • 返戻金(へんれいきん)
    保険契約を途中で解約したり、失効したりしたとき、契約者に払い戻されるお金のこと。通常、払い込んだ額より少ない。「戻」の音読みは「レイ」。背くことを「背戻(はいれい)」というなど。
  • 看做す(みなす)
    仮定して、そのように見ること。あるいはそう決めること。(例:返事がなければ欠席と看做す)法律においては、実際は異なる性質のものを、法律的に同一視し、同様の法律効果を生じさせること。(例:未成年であっても、婚姻することによって成人に達したと看做す)古くからある法律では「看做す」と書いたが、常用漢字が定められた1981年以降に定められた法律では「みなす」とひらがな書きするようになっている。
  • 斟酌(しんしゃく)
    「斟」も「酌」も、水や酒などをくみ分けるという意味から、相手の事情や心情をくみとること。また、くみとって手加減することを言う。法律上は、人を裁くなど物事を判断するにあたって、相手の心情や背景、事実関係を考慮すること。特に、なんらかの事情を「くみ取る」という側面が強調されるとき使われる。

一覧ページへ戻る

豆知識トップページへ

ページTOP

  • 公益財団法人 日本漢字能力検定協会
  • 日本漢字能力検定協会について
  • 協会からのお知らせ
  • サイトマップ
  • 日本漢字能力検定
  • BJTビジネス日本語能力テスト
  • 文章読解・作成能力検定
  • 漢字ミュージアム
  • 漢字を調べるなら漢字ペディア
  • 漢字カフェ

Copyright© 公益財団法人 日本漢字能力検定協会 All rights Reserved.
「漢検」は登録商標です。